遷御に向けて御造営が進められる倭姫宮、ほか

2014年06月07日(土) 遷御に向けて御造営が進められる倭姫宮、ほか (車、徒歩)

月夜見宮を後にすると、先日6月1日に立柱祭と上棟祭が斎行された倭姫宮へ移動した。

神宮美術館の裏にある駐車場に車を駐めると緩やかな坂道を歩いてこちらの鳥居に辿り着いた。

倭姫宮

倭姫宮

 

ここから倭姫宮宮域となる。鳥居をくぐると

倭姫宮

倭姫宮

 

緩やかな坂道の参道を下った。

倭姫宮

倭姫宮

 

左手に宿衛屋を見ながら進むと突き当りの手水舎で

倭姫宮

倭姫宮

心身を清めた。

手水舎(倭姫宮)

手水舎(倭姫宮)

 

こちらが倭姫宮。現在の社殿の右隣にある新御敷地には覆屋が建ち、

右隣りは御造営が進められている新御敷地(倭姫宮)

右隣りは御造営が進められている新御敷地(倭姫宮)

この中では7月15日に斎行される檐付祭に向けて御造営が進められていた。今日も雨上がりの静寂な杜の中に槌音が響いていた。

御造営が進められている新御敷地(倭姫宮)

御造営が進められている新御敷地(倭姫宮)

【動画】 9秒(約1MB )


しばらくするとお別れとなる現在の社殿にて

倭姫宮

倭姫宮

お参り。

倭姫宮

倭姫宮

 

雨に濡れた雰囲気も格別だ。

倭姫宮

倭姫宮

 

遷御の儀を迎えるとこの風景も一変するのだろう。自分の目にも焼き付けておこう!

右隣りは御造営が進められている新御敷地(倭姫宮)

右隣りは御造営が進められている新御敷地(倭姫宮)

式年遷宮に関する今後の祭典についてはこちら。

【参考】

 

なお、倭姫宮のお白石持行事は今年2014年11月30日の予定。

 

御敷地を後にすると祓所、手水舎の前を通り過ぎ、御幸道路に通じる参道の石階を少しだけ下った。

祓所(倭姫宮)

祓所(倭姫宮)

 

その目的は・・・、実はこの木にあったのだ。

参道の石階脇に立つ大木の板状根(倭姫宮)

参道の石階脇に立つ大木の板状根(倭姫宮)

木の名前は分からないのだが、この根の部分が板状になっている。

参道の石階脇に立つ大木の板状根(倭姫宮)

参道の石階脇に立つ大木の板状根(倭姫宮)

先日、受講した宮川流域案内人養成講座でシイノキの板状根(ばんじょうこん)についての説明を受けたので、倭姫宮にはこんな木があることを思い出しその復習のために・・・。今にも動き出しそうな躍動感を感じる。近づくと撥ね飛ばされそうだ。

【参考】

 

石階を戻り、右へ折れると先ほど下ってきた参道を戻ると

参道の石階から望む新御敷地(倭姫宮)

参道の石階から望む新御敷地(倭姫宮)

倭姫宮を後にした。

倭姫宮

倭姫宮

 

ここではもうひとつ確認すべきことがあった。それは宮川流域案内人養成講座の野外実習で大紀町郷土資料館を訪れた時に説明を受けた「瀧原宮々域の原生林に生えていた兄弟スギ(太郎杉、次郎杉)」の兄、太郎杉の輪切りの所在だった。神宮徴古館にあるとの説明を受けたのだが、幼少の頃に旧神宮農業館で巨木の輪切りを見た記憶が脳裏から離れず、今も農業館にあるのでは?と自分自身の頭の中がモヤモヤとしていた。こんな時は正解を確認するのが一番。

早速、神宮農業館へ向かい

神宮徴古館敷地内の案内板

神宮徴古館敷地内の案内板

入口で確認すると、「大きな木の輪切りは神宮徴古館にあります。」との返答。

神宮農業館

神宮農業館

 

またもや、倭姫宮の前まで戻ると整備された

整備された神宮徴古館のロータリー入口付近

整備された神宮徴古館のロータリー入口付近

ロータリーを確認してから

整備された神宮徴古館の庭

整備された神宮徴古館の庭

神宮徴古館へ入った。

 

館内をひと巡りしたが、一階の入口には樟の大きな輪切り、二階には松の・・・で、杉の輪切りは見当たらなかった。一度、徴古館を出て入館券売り場で確認したところ、私が「瀧原宮にあった太郎杉・・・」と言いかけると、受付の方は「それなら新館の方にあります。」と即答であった。最初から聞いておけばよかった・・・。

早速、新館の扉を開けると何と真正面に「太郎杉の輪切り」が鎮座していた。

「太郎杉の輪切り」は神宮徴古館(新館)で見ることができる。

 

【 20140607 の記録 】

 

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