家城神社(津市白山町南家城)

2015年03月07日(土) 家城神社(津市白山町南家城) (車、徒歩)

津市白山町に伝わる白鷺伝説にまつわる白山比咩神社七社、七白山めぐり、五社めは津市白山町南家城に鎮座する家城神社。

⑤ 家城神社(津市白山町南家城414)
かつては諏訪神社と称していたが、明治末期、白山比咩神社を始め近隣の16社を合祀して改称する。氏子の中には、昔を偲び「諏訪さん」と呼ぶ。裏手には、「こぶ湯」と呼ぶ霊泉がある。元白山比咩神社の木造の神社扉は、津市の有形文化財に指定。

【引用】 「白鷺伝説 七白山めぐり(七白山めぐり企画委員会編)」のしおり より

 

こちらはもともと諏訪神社で、白山比咩神社が合祀されているそうだ。

 

正面の鳥居の左側、道路沿いに2〜3台を駐車できるスペースがある。この場所に車を駐めると

家城神社(津市白山町南家城)

家城神社(津市白山町南家城)

 

正面の鳥居をくぐった。

家城神社(津市白山町南家城)

家城神社(津市白山町南家城)

 

石橋を渡ろうとすると橋の左側では轟音をたてて水が流れ込んでいた。(その姿は見えなかったが、音は凄かった。)

家城神社(津市白山町南家城)

家城神社(津市白山町南家城)

 

多数の常夜燈が立ち列ぶ参道を進むと

家城神社(津市白山町南家城)

家城神社(津市白山町南家城)

 

その正面に建つ拝殿にてお参り。

家城神社(津市白山町南家城)

家城神社(津市白山町南家城)

 

拝殿からの風景をパ〜チリ。

拝殿からの境内一望(家城神社、津市白山町南家城)

拝殿からの境内一望(家城神社、津市白山町南家城)

 

拝殿を後にして、その右側へ移動すると拝殿の隣には祖霊殿が祀られている。その向かい方向には

家城神社(津市白山町南家城)

家城神社(津市白山町南家城)

 

皇大神宮遙拝所が設けられていた。

皇大神宮遙拝所(家城神社、津市白山町南家城)

皇大神宮遙拝所(家城神社、津市白山町南家城)

 

また、祖霊殿の近くへ進むと

祖霊殿(家城神社、津市白山町南家城)

祖霊殿(家城神社、津市白山町南家城)

 

その右側には多数の山神、さらにその右側には皇居遙拝所が設置されていた。

皇居遙拝所ほか(家城神社、津市白山町南家城)

皇居遙拝所ほか(家城神社、津市白山町南家城)

 

 

家城神社では、その境内の一画で「こぶ湯」と呼ばれる霊泉が湧いているとのこと。この案内板「こぶ湯参道」に誘われてこぶ湯へと向かった。

こぶ湯参道の案内板(家城神社、津市白山町南家城)

こぶ湯参道の案内板(家城神社、津市白山町南家城)

 

先ほどの参道とは別方向、社務所の脇を過ぎると道路へと出てしまう?

家城神社からこぶ湯への参道(津市白山町南家城)

家城神社からこぶ湯への参道(津市白山町南家城)

 

いや、その手前右側に薄暗い細い道が続いている。こちらが「こぶ湯参道」だろう。

家城神社からこぶ湯への参道(津市白山町南家城)

家城神社からこぶ湯への参道(津市白山町南家城)

 

先へ進むとその通り、「こぶ湯」の説明板があった。

こぶ湯の説明板(津市白山町南家城)

こぶ湯の説明板(津市白山町南家城)

 

こぶ湯
家城神社の境内地にある霊泉、こぶ湯である。神社の由緒から云えば、この神社はもと諏訪神社であった昔から「諏訪のこぶ湯」と呼ばれている。
雲出川の右岸、岩石の中から湧出るこぶ湯は、白い湯の花と硫黄の香り高く古い伝説がある。悲しい物語で「日本書紀」にも廬城部連(いほきべのむらじ)親子の湯人(ゆえ:子を湯へ入れる婦人)の話と昔より、この水を汲みとり諏訪明神に祈念して塗布すれば瘤が落ちると云うので、こぶ湯の名がある。また、産婦の乳不足にも霊験あらたかであると遠望より汲みにくる人もある。
当社は宝物として神社扉二枚が所蔵され、その右扉に「嘉元二二年丙午二月一日」としるされ古いものであるが、当社の創建を物語るものではない。
例祭は十月十日、家城地区の氏子全員によりみこしが繰り出される。
白山町

 

さらに進むと橋を渡る。その先では雲出川の流れが見える。

家城神社からこぶ湯への参道(津市白山町南家城)

家城神社からこぶ湯への参道(津市白山町南家城)

 

川沿いに続く小径を進むと所々にこんなネコを見かけた。どうもこぶ湯で汲んだ霊泉を運ぶためのようだ。

家城神社からこぶ湯への参道(津市白山町南家城)

家城神社からこぶ湯への参道(津市白山町南家城)

 

さらに進むと、こぶ湯参道は川へと下る。

こぶ湯付近(津市白山町南家城)

こぶ湯付近(津市白山町南家城)

 

ここにはこぶ湯の由来が記されていた。

こぶ湯の説明板(津市白山町南家城)

こぶ湯の説明板(津市白山町南家城)

 

こぶ湯の由来
一、この湯は遠く神代時代から湧出して居た模様である。
一、日本書紀に因れば雄略天皇の紀に出ている廬城(いほき)川のほとりに廬城部連枳筥喩(いほきべのむらじきこゆ)と武彦の親子が住んで居た この人は湯座の職の頭目で婦人をして子供を湯船に入れて居た事が記されて居る
一、この湯舟は石器時代に石のみで掘られたものである
一、この霊泉は皮膚病によく効くが特に瘤(こぶ、いぼ)が奇妙に落ちることから人呼んで諏訪さんのこぶ湯と謂う
一、この霊泉を飲めば産婦の母乳が良く出ると謂ふ
一、亦この霊泉は?病に効くと謂ふ
家城神社社務所

 

この湯舟は石器時代に石のみで掘られたものなのか?

こぶ湯(津市白山町南家城)

こぶ湯(津市白山町南家城)

 

こぶ湯からさらに川へと下ると

こぶ湯(津市白山町南家城)

こぶ湯(津市白山町南家城)

 

下流方向で激しい音をたてて水が流れ込んでいた。多分あの流れは石橋を渡る時に聞いた轟音の流れが行き着いた先だろう。

こぶ湯付近から望む雲出川の下流方向(津市白山町南家城)

こぶ湯付近から望む雲出川の下流方向(津市白山町南家城)

 

こび湯から家城神社へ戻ると

家城神社(津市白山町南家城)

家城神社(津市白山町南家城)

 

続いては白鷺伝説の発端となった瀬戸ヶ淵にある笈掛け岩へと向かった。

 

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