有田善男写真展 一孔之彩(伊勢和紙ギャラリー)

2015年04月18日(土) 有田善男写真展 一孔之彩(伊勢和紙ギャラリー) (車、徒歩)

坂社にお参りしてから鳥居を出ると伊勢和紙ギャラリーで開催されている写真展のことを思い出した。

有田善男写真展 一孔之彩の案内はがき

有田善男写真展 一孔之彩の案内はがき

 

有田善男 写真展「一孔之彩(いっこうのさい)」
会期◎2015年3月28日(土) – 4月25日(土) 9:30 -16:30(最終日は15:00まで) 休館: 4月5日(日)・12日(日)・19日(日)

針穴(ピンホール)写真による地元伊勢市の風景、三色分解法による水のきらめき、ルーペなどを使った手作りレンズによる美しい草花。遊び心いっぱいの有田ワールドが展開します。
写真とは何であったか。銀を使って光を固定する写真術は180年以上前に発明された。それは実験の繰り返し。今日の写真はすべてその礎の上に成り立つ。探求のせせらぎは大河となった。
有田氏の詩情やロマン溢れる数々の眼差しと試みを、伊勢和紙プリントというもう一つの試みに乗せてお届けします。テクノロジー至上の現代に、写真の原点が蘇ります。

有田 善男 さん
◎ 1928年生まれ
◎ 小学校教員・校長
◎ 小学生の頃からシートフィルムの皿現像や焼き付けをした
◎太田金典氏に師事。三重写真協会・コンタックスクラブ・写会七彩(にじ)・伊勢和紙プリントの会

【引用】 伊勢和紙 IseWashi

 

有田善男写真展 一孔之彩の案内はがき

有田善男写真展 一孔之彩の案内はがき

 

来週の土曜日までの開催で日曜日は休み、来週はすでに予定が入っているのでチャンスは本日だけ。時刻は午後4時を過ぎていた。早速終了時刻を確認すると午後4時半まで。「まだ時間はある。」
大豐和紙工業株式会社へ急ぐと入口付近の駐車場に車を駐め、敷地の奥にある伊勢和紙ギャラリーへ急いだ。

伊勢和紙ギャラリー(大豐和紙工業株式会社)

伊勢和紙ギャラリー(大豐和紙工業株式会社)

 

すでに太陽は傾いていたが

伊勢和紙ギャラリー(大豐和紙工業株式会社)

伊勢和紙ギャラリー(大豐和紙工業株式会社)

 

伊勢和紙ギャラリーの玄関へ入ると大豊和紙工業株式会社 社長の中北喜得さんが笑顔で迎えてくださった。

有田善男写真展 一孔之彩(伊勢和紙ギャラリー)

有田善男写真展 一孔之彩(伊勢和紙ギャラリー)

 

二階へ上がると三種類のテーマ別に展示され、興味深い写真の数々だった。

  • 三色分解撮影法
  • 針穴写真・ピンホール(pinhole)
  • 手作りレンズの写真

 

しばらくすると階段ですれ違った有田善男さんが二階へ戻られると詳細に説明してくださった。その内容はとても興味深く、時間があれば一時間でも二時間でも聞いていたかった。しかし、私が到着したのは閉館の20分前、じっくりとはしていられなかった。

有田さんから伺ったお話を要約すると

三色分解の場合、フィルター毎に露出補正の+ー値が異なる。さらにカメラによっては+ーのステップ幅が広いと適正に補正できない。また、動いているものにそれぞれの色を付けるのでフィルタの選択とシャターを押すタイミングで出来上がりが一変する。なかなか思った通りの結果を得ることができないが、失敗作も味があり面白い。なお、三色分解には多重露光できる特殊なカメラが必要である。

ピンホールは0.2〜0.3mmの鉄用ドリルを使って自分で開けている。(実際にピンホールを見せて頂いたがドリルが折れてしまうのではないかと思われるほどの細い穴だった。)ピンホールカメラは既成のカメラを加工して10台ほど作った。(実際のカメラを見せていただいた。)ボディキャップに孔を開け、裏返すと焦点が切り替えられる工夫など(職人業だ。)

また、木箱のようなピンホールカメラ(実物を見えながら説明してくださった。)を自作し明治村で撮影した時は、チェンジバッグ(携帯用の簡易暗室)を使用してフィルムを交換していたらその周囲に多数の見学者が集まってしまった。

さらに、ピンホールの原点はお茶漬けの詰め合わせの箱(楕円筒)で、ピンホールの前のテープを外すと露光となり、戻すと撮影が終了となる。

(手作りレンズも実機を拝見した。)

(二階への階段を上がった先の部屋に展示された)この長尺の作品は7mを越え大豊和紙工業株式会社の技術があったからこそ実現した。印刷するまで3時間以上かかった。

こんな興味深い話が次から次へと飛び出してきた。閉館の時刻を少し過ぎてしまったのでまだまだお話を伺いたい思いを抑えてこの場を後にした。

 

以下の写真は、有田さんの承諾を得て雰囲気を撮影させていただいた。ぜひともご覧頂きたいので紹介。

有田善男写真展 一孔之彩(伊勢和紙ギャラリー)

有田善男写真展 一孔之彩(伊勢和紙ギャラリー)

有田善男写真展 一孔之彩(伊勢和紙ギャラリー)

有田善男写真展 一孔之彩(伊勢和紙ギャラリー)

有田善男写真展 一孔之彩(伊勢和紙ギャラリー)

有田善男写真展 一孔之彩(伊勢和紙ギャラリー)

有田善男写真展 一孔之彩(伊勢和紙ギャラリー)

有田善男写真展 一孔之彩(伊勢和紙ギャラリー)

有田善男写真展 一孔之彩(伊勢和紙ギャラリー)

有田善男写真展 一孔之彩(伊勢和紙ギャラリー)

 

今回の写真展では、伊勢和紙ギャラリーだけでなく大豐和紙工業株式会社の入口にある伊勢和紙館でも展示されているのだが、すでに閉館時刻を過ぎていて拝見することはできなかった。(残念)

 

伊勢和紙ギャラリーは私のお気に入りのギャラリーでいつも素晴らしい作品ばかりだ。

【参考】

など・・・

 

 

【 20150418 の記録 】

 

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