草奈伎神社(豊受大神宮摂社)、月次祭の名残

2015年06月20日(土) 草奈伎神社(豊受大神宮摂社)、月次祭の名残 (車、徒歩)

先日、豊受大神宮の第一摂社である草奈伎神社を訪れたところ、格の高い当社では月次祭などの祭典が多く、大御饌など深夜に執り行われる祭典も拝観させていただけることを知った。

【参考】

 

神宮における六月の月次祭は、6月15日〜25日の期間で執り行われる。神宮要綱によると第一摂社では19日の夜から20日の朝にかけて由貴大御饌の儀(夕と朝)、奉幣の儀が斎行されることになっている。

しかし、天候が不順で日時についても確証が得られ無かったため今回は拝観を見送ってしまった。

その後、第11回斎宮復元建物工事見学会へ参加するために明和町斎宮へ向かおうとした時、ふと思った。「草奈伎神社にて祭典が執り行われたのか確認しておこう!」

 

そんな理由から明和へ向かう途中で草奈伎神社を訪れた。住宅街にある社叢、その入口を入ると

草奈伎神社、大間国生神社(ともに豊受大神宮摂社)神域への入口

草奈伎神社、大間国生神社(ともに豊受大神宮摂社)神域への入口

 

正面には石積みの立派な蕃塀が待ち構えている。その左右に社殿が配置され、今回の訪問対象である草奈伎神社は蕃塀に向かって左側。(右側は大間国生神社)

草奈伎神社、大間国生神社(ともに豊受大神宮摂社)の神域に立つ蕃塀

草奈伎神社、大間国生神社(ともに豊受大神宮摂社)の神域に立つ蕃塀

 

蕃塀から社域の左奥へと進むと

草奈伎神社(豊受大神宮摂社)と蕃塀

草奈伎神社(豊受大神宮摂社)と蕃塀

 

まずは、草奈伎神社にお参り。

草奈伎神社(豊受大神宮摂社)

草奈伎神社(豊受大神宮摂社)

 

松明(しょうみょう)の跡も見当たらないし・・・

草奈伎神社、大間国生神社(ともに豊受大神宮摂社)

草奈伎神社、大間国生神社(ともに豊受大神宮摂社)

 

と・・・、祓所にあるものを発見した。

月次祭を終えた草奈伎神社(豊受大神宮摂社)

月次祭を終えた草奈伎神社(豊受大神宮摂社)

 

玉砂利の間に数粒の米が残されていた。(恐らく、月次祭が斎行された・・・。)

祓所に残された月次祭の名残(草奈伎神社)

祓所に残された月次祭の名残(草奈伎神社)

 

ただし、100%の確信を得ることができず、中途半端な気分だったので、同社域に鎮座する大間国生神社にお参りして気分を晴らすことにした。

大間国生神社(豊受大神宮摂社)と蕃塀

大間国生神社(豊受大神宮摂社)と蕃塀

 

お参り。

大間国生神社(豊受大神宮摂社)

大間国生神社(豊受大神宮摂社)

 

おお、こんなところには「誰か?」が居た。(この御門は修繕なのだろうか?)

大間国生神社(豊受大神宮摂社)

大間国生神社(豊受大神宮摂社)

 

結局、月次祭の件を十分に確認できずに草奈伎神社を後にすることになったのだが、「捨てる神あれば拾う神あり?」、草奈伎神社の近所で庭の手入れをされている男性を見かけてお話を伺うことができた。

草奈伎神社の祭典について伺ったところ、「今朝8時半頃に神職が帰られた。」と教えてくださった。つまり、神宮要綱に記されていたとおり「6月20日朝8時、奉幣の儀」で間違いないようだった。これで確証を得た。

次回は神嘗祭、その次は十二月の月次祭・・・、楽しみがまた増えてしまった。

 

【 20150620 の記録 】

 

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