2016年07月10日(日) 知人のお題に答えるために訪れた今社(伊勢市宮町) (車、徒歩)
昨日(7月9日)、御神遷に向けて社殿の修繕等が進められている今社を訪れたところ、本殿の御扉が復活していた。私はその復活を目にしてとても満足していたのだが、施工を担当している知人からさらなるお題が出された。
【参考】
- 正面の参道が開放され、本殿の御扉が復活した今社(伊勢市宮町) 2016年07月09日
そのお題とは
Q.1 本殿の御扉は一部に変化がある。それは?
Q.2 本殿の屋根にも変化がある。それは?
Q.3 拝殿の西側に立てられた説明板(?)は説明板ではない。さて、何か?
だった。
一週間後に答えるつもりだったが、伊勢図書館を訪れる予定ができたので、これらのお題の答えを求めて今社を目指した。
なぜ「氷」の文字は赤色なんだろう? と考えながら・・・
昨日と変化が無さそうな正面の鳥居をくぐると
丁寧な修繕の様子に魅入ってしまい、思わず表面を撫でてしまった。
假殿にてお参りを終えると
まずはパチリ。
ここからが本日の重要な・・・
本殿に近づくと
御扉を凝視した。
しかし、凝視してもわからないものはわからない。金物が取り付けられていた跡は素木のようになっているが・・・。「あっ、わかった! あそこだ。」。
以前は次の画像の通り、つまり本殿に向かって右側の扉の右端の部分が新しくなっていた。 変化した場所がわかったが、その理由まではわからない。
2016年04月30日時点
もしかすると開扉、閉扉の際に「ギィギィギー」と音が鳴らなくなってしまったから交換したのだろうか?
佐那神社(多気町仁田)の御造営を思い出した。
【参考】 御遷座に向けて御造営が進められている佐那神社(多気町仁田) 2014年06月08日
続いては、本殿の屋根に注目。
なんか新しくなっているような・・・。しかし、確定する情報がなく決断できなかった。
拝殿をぐるりを巡って東側から西側へ移動すると御扉をパチリ。
さらに、千木を見上げた。巻かれた銅板が輝いていた。この辺りも変化があったように思えるが・・・
結局、境内を後にすると宮町公民館前に架かる歩道橋へ駆け上った。
歩道橋の上から今社の本殿を眺めると
やはり鰹木は塗装されているようだった。ここからは千木を望むことはできなかった。
帰宅後に過去の記録を確認すると次のように鰹木の表面はケレンされ、千木には銅板は巻かれていなかた。
2016年06月11日時点
2016年04月30日時点
最後のお題は現地でブルーシートを取り外さないとわからないことだったので現地では諦めたのだが、
2016年07月09日時点
帰宅後過去の記録を探したところ、こちらだった。おそらく絵馬掛け。絵馬が掛けられている記憶はないのだが・・・
以上、お題の答えをまとめると次の通り。いかがだろうか?
Q.1 本殿の御扉は一部に変化がある。それは?
A.1 御扉の回転軸部分の部材が交換された。Q.2 本殿の屋根にも変化がある。それは?
A.2 鰹木が塗装され、千木に銅板が巻かれた。Q.3 拝殿の西側に立てられた説明板(?)は説明板ではない。さて、何か?
Q.3 説明板ではなく、絵馬掛けだった。
【参考 今社の御神遷】
- 御遷座に向けて拝殿、本殿の修繕が開始された今社(伊勢市宮町) 2016年04月30日
- 修繕作業が続けられる今社(伊勢市宮町) 2016年05月14日
- 修繕が続けられる今社(伊勢市宮町) 2016年05月28日
- 薬剤を使わず水洗い後に仕上げはサンドペーパーで、今社(伊勢市宮町) 2016年06月04日
- 修繕が着々と進められる今社(伊勢市宮町) 2016年06月11日
- 鳥居も洗いの作業中?、今社(伊勢市宮町) 2016年06月19日
- 夏越の大祓のために準備された茅の輪、今社(伊勢市宮町) 2016年06月25日
- 見〜つけた! 清川稲荷大明神の変化は眷属の追加 2016年06月25日
- 御神遷に向けてお白石が集められている今社(伊勢市宮町) 2016年07月02日
- 正面の参道が開放され、本殿の御扉が復活した今社(伊勢市宮町) 2016年07月09日
【参考 清川稲荷大明神ほかの御遷座】
- 修繕が開始された清川稲荷大明神(今社、伊勢市宮町) 2015年09月19日
- 清川稲荷大明神の修繕(塗装の準備)、天満宮も修繕・・・(今社、伊勢市宮町) 2015年09月26日
- 修繕が大詰めの清川稲荷大明神(今社、伊勢市宮町) 2015年11月21日
- 修繕を終えた清川稲荷大明神および八幡宮(今社、伊勢市宮町) 2015年12月19日
- 清川稲荷大明神、天満宮の遷座祭(今社、伊勢市宮町) 2015年12月19日