神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

2016年10月16日(日) 神嘗祭 奉幣の儀(外宮) (車、徒歩)

神宮の神嘗祭は次の通り斎行され、年毎に曜日が変化する。

豊受大神宮(外宮)
由貴夕大御饌 10月15日(土) 午後10時
由貴朝大御饌 10月16日(日) 午前 2時
奉幣     10月16日(日) 正午
御神楽    10月16日(日) 午後6時
皇大神宮(内宮)
由貴夕大御饌 10月16日(日) 午後10時
由貴朝大御饌 10月17日(月) 午前 2時
奉幣     10月17日(月) 正午
御神楽    10月17日(月) 午後6時

今年は一部が土日と重なった。10月16日は外宮にて正午より奉幣の儀が斎行されるが、内宮では初穂曳(内宮領川曳)が実施される。どちらも捨てがたい。
特に奉幣の儀では池田厚子さんが祭主として奉仕される。池田厚子さんは先日、生前退位の意向を示された天皇陛下の姉君である。第62回神宮式年遷宮では祭主の任を臨時祭主となった黒田清子さんに委ねたこともあったが、その後は今も祭主としての奉仕を続けられている。天皇陛下が譲位される時には池田厚子さんも?・・・

御高齢の身でありながら真摯に奉仕するお姿にはいつも心を打たれる。今回はとにかく池田厚子さんの参進を拝観するためだけにでも外宮を訪れることし、その後で内宮・五十鈴川へ向かった。

 

予想より駐車場が混雑していて北御門参道の入口に到着したのは11時半を過ぎていた。ちょうどこの頃、多数の神宮衛士が警備のために火除橋を渡るところだった。

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

 

私たち(今日は【キタヰの妻】が同行)は最近の定位置(別宮遙拝所脇)にて待機していると小さな辛櫃(ただし飾り金物が配された立派な)が通り過ぎた。これは鍵箱だろうか?

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

 

正午の祭典なので参拝者も多く、神宮衛士も大変そう。定刻が近づくと参拝者は参道の端での待機となった。

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

 

御正宮へと続くこちらは参道の石列の外側へ。

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

 

報鼓が鳴らされると奉幣の儀が開始された。

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

 

報鼓が通り過ぎた後、斎館から参進を始めた一行は第二鳥居にて修祓を受けたことだろう。

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

 

しばらくすると参進の列が近づいてきた。ところが今日はどうも様子がいつもと異なって感じた。参進のスピードがやけにゆっくりだったのだ。通常なら「ザク、ザク・・・」と浅沓が玉砂利を踏む音が先に伝わって来るのだが、今回は無声映画のような・・・

先頭を進む神宮衛士のゆったりとした歩みに意識が集中してしまったためだろうか? いつもなら印象的な「ザク、ザク・・・」音の記憶がなかった。これも全ては池田厚子さんへの配慮なのだろう。(後で確認したところ【キタヰの妻】もそのように感じていたそうだ。)

とても印象的な奉幣の儀となった。

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

 

先頭には幣帛が納められた辛櫃、その後ろに勅使が続いた。

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

 

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

 

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

 

勅使に続いては祭主である池田厚子さん。

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

 

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

 

 

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

 

その後ろには、大宮司、少宮司、多数の神職が続いた。

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

 

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

 

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

 

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

 

参進は御正宮へと吸い込まれ、奉幣の儀が斎行された。

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

 

参道が開放されると多数の参拝者が往来した。

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

神嘗祭 奉幣の儀(外宮)

 

素晴らしい感動を胸に、私達は外宮を後にして川曳き見学するために内宮へ向かった。

 

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