外宮の珍石「猿面石」探し

2017年03月05日(日) 外宮の珍石「猿面石」探し (徒歩)

伊勢神宮の外宮には有名な石がいくつかある。とても有名なものは本来の目的とは異なることで人気な三ツ石だろう。

三ツ石(外宮 古殿地前)

三ツ石(外宮 古殿地前)

 

【参考】

その次は別宮への参道に架かる橋、御池をつなぐ通路に横たわる亀のような石、亀石だ。高倉山にある古墳の蓋であり、いつの日にかここまで運ばれたとの説もある。

御池に架かる亀石(外宮)

御池に架かる亀石(外宮)

 

そして、3つ目は長い石階を登った先にある寝地蔵石。こちらは多賀宮の前に文字通り寝ている。

寝地蔵石(外宮 多賀宮付近)

寝地蔵石(外宮 多賀宮付近)

 

おそらく、これらの3つの石が一般的に有名だろう。さらに付け加えるとすればこちら風宮の石積みに隠れているハート形の石だろうか。

ハート形の石(風宮の石積み)

ハート形の石(風宮の石積み)

 

【参考】

 

ところが、こちらの神宮司庁が発行しているお伊勢参りの手引書「お伊勢まいり」を再読していたところ

お伊勢参りの手引書「お伊勢まいり(神宮司庁発行)」

お伊勢参りの手引書「お伊勢まいり(神宮司庁発行)」

 

その22ページに興味深い記述を見てしまった。

お伊勢参りの手引書のP.22「お伊勢まいり(神宮司庁発行)」

お伊勢参りの手引書のP.22「お伊勢まいり(神宮司庁発行)」

 

そこには

北御門口御橋に出る少し手前の右側の石垣の中に、「猿面石」といわれる珍石がある。

と記されている。表参道から北御門参道を歩いた場合の表現だろう。「猿面石」なんて聞いたことがない。それにしてもなぜにこれを買った時に気付かなかったのだろうか? まぁ、そお頃は熟読することなとできないし、用語も理解できなかったし、かなりの流し読みだったのだろう。

【参考】

 

今となっては誰も知らないのだろうか? それとも当時から余り知られていなかったのか?

とにかく、本物にあたることが第一だ。

今回の外宮訪問の目的は「猿面石」探しにあった。

外宮御門口から

「下乗」の立札(外宮北御門口)

「下乗」の立札(外宮北御門口)

 

御橋(火除橋)を渡ると左側(本の記述では御橋に向って右側)には指摘の通り石垣がある。

北御門参道の火除橋付近(外宮)

北御門参道の火除橋付近(外宮)

 

一部は崩れていた。

北御門参道の火除橋付近での珍石「猿面石」探し(外宮)

北御門参道の火除橋付近での珍石「猿面石」探し(外宮)

 

石垣を右から左へ

北御門参道の火除橋付近での珍石「猿面石」探し(外宮)

北御門参道の火除橋付近での珍石「猿面石」探し(外宮)

 

左から右へと舐めるように探してみたものの

北御門参道の火除橋付近での珍石「猿面石」探し(外宮)

北御門参道の火除橋付近での珍石「猿面石」探し(外宮)

どれが「猿面石」か? これも

北御門参道の火除橋付近での珍石「猿面石」探し(外宮)

北御門参道の火除橋付近での珍石「猿面石」探し(外宮)

 

あれも、それも

北御門参道の火除橋付近での珍石「猿面石」探し(外宮)

北御門参道の火除橋付近での珍石「猿面石」探し(外宮)

 

目に付くものは全てが

北御門参道の火除橋付近での珍石「猿面石」探し(外宮)

北御門参道の火除橋付近での珍石「猿面石」探し(外宮)

 

「猿面石」に見えてしまった。

北御門参道の火除橋付近での珍石「猿面石」探し(外宮)

北御門参道の火除橋付近での珍石「猿面石」探し(外宮)

 

結局、「猿面石」探しは不発に終わってしまったというお話。

さあ、次はどんなアプローチを仕掛けようか・・・

 

【追記 2023年03月05日】

知人からの問いかけがあり、次のブログを見つけた。

 

ここには、神宮の広報室 音羽課長が神社新報に寄稿している記事があり、猿面石(兜石)が写真とともに紹介されている。それによれば、こちらが猿面石(兜石)である。やっと疑問が解決した。

北御門参道の火除橋付近での珍石「猿面石」探し(外宮)

北御門参道の火除橋付近での珍石「猿面石」探し(外宮)

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