2017年10月07月(土) 上棟祭に向け新しい殿舎の屋根には雁股矢と鏑矢、清野井庭神社(豊受大神宮 摂社) (車、徒歩)
昨日、知人より清野井庭神社(豊受大神宮 摂社)では御造替を終えた新しい殿舎の上に鏑矢と雁股矢が取り付けられたことを聞いた。
伊勢神宮の式年遷宮では、皇大神宮(内宮)および豊受大神宮(外宮)さらには両正宮のすべての別宮において御造替による新宮への遷御が執り行われる。摂社および末社ほかでも同様に御遷座が執り行われるが摂社・末社の場合は20年後に大修繕、次の20年後に御造替となり、殿舎が建て替えられるのは40年に一度となる。
今回紹介していただいた鏑矢と雁股矢については上棟祭のために上げられるもので、御造替の時にしか執り行われないそうだ。つまり、鏑矢、雁股矢が上げられるのは40年に一度、しかも設置されている期間は3日前後だろう。40年で数日しか目にすることができない貴重なものとなる。
連休明けには上棟祭が斎行されると思われるので、「清野井庭神社で鏑矢、雁股矢を目にすることができるのは10月7日〜9日の3日間だけだろう。」
そのため、恒例となった神社巡拝にて雨上がりの早朝に清野井庭神社を訪れた。社頭に立つと
定の立札は新しくなり、新しい殿舎、さらには鏑矢、雁股矢が目に飛び込んできた。これは待ちに待った瞬間だった。
一歩々々を大切にしながら社域へ入ると
ますはお参り。
新旧の殿舎、玉垣、鳥居を見比べた。
こんなところでも新旧の違いは明らかだ。
そして、ついに雁股矢と鏑矢をじっくりと眺めた。
いつ目にしても感慨深いものがある。
祭典の拝観者が座すであろうテントの下から御遷座の様子を夢想してから社域を後にした。
先週と同じように清之井公園にて子どもになってみると
パチリ。
来週に訪れた時には御遷座は終えられていることだろう。
【清野井庭神社(豊受大神宮 摂社)の御遷座まで】
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