2014年01月13日(月) 御頭神事(茜社) 動画あり (徒歩)
昨年は天候不順のために中止となった茜社の御頭神事。今年は太陽が眩しいほどの天候となった。しかし、厳しい寒さだ。
一昨日、世木神社では予定より30分前に祭典が開始されたので今日はかなり余裕を持っての到着。人気がない参道を進むと
鳥居の先、社務所の前では火が焚き上げられていた。
例年は9時から祭典が開始されるとのことだったので、そのつもりで到着したところ今年は一色神社には巡回しないため開始時刻は一時間遅くなり10時開始とのこと。約1時間半も余裕ができた。そのおかげで、この三日間、四日市から伊勢の御頭神事(世木神社、箕曲中松原神社、茜社)のビデオ撮影に来られている知人とお話する機会を得ることができた。(感謝)どこまでもポジティブに!
また、この火のおかげで凍えることなく、神事の開始を待つことができた。(感謝)
定刻が近づくと
拝殿に設置されていた賽銭箱が脇へと寄せられ
祭典に向けた雰囲気が高まってきた。
社務所の前には小学生による書が掲示されていた。本日表彰があるとのこと。
いつもなら祭典の後に表彰式が開催されるそうだが、今日は御頭の紙垂作りが遅れていたようで初めに表彰式が開催された。
受賞した子供たちが拝殿に集合すると
表彰式が実施された。拝殿での表彰式とはなかなか興味深い。
表彰を受ける子どもたちの両親の方が楽しみのようだ!
表彰式が終了すると宮司をはじめとする神職、氏子総代が手水を受けた。
その間に御頭の準備が整い、拝殿へと運び入れられた。
案の上に一体、
さらにもう一体が・・・、
このように配置された。
そして、神楽師衆も手水を受けた。
ちなみに神楽師は伊勢市村松町の皆さんだ。
【参考】
太鼓が準備されると
参進が開始された。
【動画】
さらに、先ほど表彰を受けた子どもたちと先生方も拝殿へ参入すると祭典が開始された。
祓詞、(低頭していたので写真は無し)
修祓の後、
宮司一拝(?)、
拝だけでなくその後に「・・・おかしらしんじ・・・」と続き、警蹕。(ここで降神されたのだろうか?)
御神酒の蓋が外されて(献饌?)
祝詞奏上となった。
(祝詞奏上の際も低頭していたので)奏上後にパチリ。子どもたちも神妙?
さらに玉串奉奠。宮司に続き、
氏子総代の方々・・、
そして神楽師衆、
最後は金賞の受賞者と先生。
3人に合わせて他の子どもたちも二拝二拍手一拝。うまく出来たかな?
まだまだ、神事は続く、ここからがメインイベントで御頭が準備された。拝殿前での舞いだ。
周囲の安全(狛犬の台石の角や地面の段差など)が確認されると
御頭は拝殿に正対し
舞いが開始された。
【動画】 (今回は全体を通して動画を撮影したのですべてを掲載した。)
舞いを終えると恒例の噛み。
次々に頭を噛んでもらっていた。『今年も一年が素晴らしい年になりますように!』
この後は神社(今年は長峯神社だけであるが、通常は一色神社と長峯神社)、公民館での舞いのために、御頭は車移動となった。
茜社は外宮の隣に位置し、駐車場を確保することが難しい、さらに長峯神社にも十分な駐車場がないため、こちらの御頭神事の追っかけは断念した。来年は自転車ででも対応しようか?(思案)
時間に余裕ができたので、拝殿に残されたもう一体の御頭(獅子頭)を拝見することにした。
玉串が置かれた案の奥には、神饌が並び、その奥に
御頭。ここで神饌に注目、御神酒と御水の蓋は外されたまま。祭典は終了していないということ。御頭が神社や公民館を巡回している間も続いている。まあ当然か、御頭神事だから。
そして,、こちらが残されていた御頭(獅子頭)、巡回に出たものより年季が入っている。
伊勢市教育委員会が発行した書籍「伊勢市の文化財」に掲載されている写真と較べると鼻の部分の傷跡が一致する。この獅子頭が文化財であると思われる。
私の頭の中は『来年はどうしようか?・・・』、獅子ではなく鬼に笑われそうな状態で茜社を後にした。
帰宅後にふと思った。神社周辺で待機していたら舞い納めを拝観できたものを・・・。