2014年08月16日(土) 伊勢街道 鈴鹿宿から河芸コース(近鉄白子駅〜伊勢-2(14823)) (電車、徒歩)
桑名 七里の渡し跡から東海道を歩き、日永の追分で伊勢街道へ入り伊勢を目指す街道歩きの三回目。今回は近鉄白子駅から近鉄南が丘の間、伊勢街道を歩いた。
今回の記録は三分割している。この記事は第一部で、参考にしたマップ類は次の通り。
【参考】 みえ歴史街道 ウォーキングマップ
- 伊勢街道 (PDF)
- みえ歴史街道 ウォーキングマップ
【参考】 てくてくまっぷ 伊勢-2
- 近鉄てくてくまっぷ(伊勢-2)伊勢街道 鈴鹿宿から河芸コース
- 近鉄 てくてくまっぷ(コースメニュー)
なお、この記録の写真見出しにある()内の数値は てくてくまっぷ伊勢-2に記されている距離を示す。
天候は崩れそうな予報が出ていたので、出発点である近鉄 白子駅には8時過ぎに到着。
前回も立ち寄った勝速日神社にお参りを済ませてから前回の終了ポイント(7130)へ向かった。
ここから道なりに進み、鈴鹿 白子本町郵便局の前を右方向へ進むと左へ曲がる。右手にひっそりとこの案内板がある。
こちらが高札場跡。
ここからは、高札場跡を背にしながら進む。
和田橋を過ぎると右、左。
ほどなく、久留真神社に到着する。
右から来て、左へ向かう。
久留真神社にお参り。
境内には千倍稲荷神社、石神神社、四柱神社なども祭られ、本殿の裏側の鳥居脇には文政四年に建立された社標が密やかに佇んでいた。
久留真神社を後にすると唯信寺の手前を右へ。
その先左手には伊勢参宮街道の道標が建っている。
先へ進むと
左手には同心屋敷跡の説明板があり、
さらにその先右手には目付役所跡の説明板がある。
しばらく歩くと
釜屋川を越える。
橋を渡って左へ向かうと鈴鹿市伝統産業会館があるのだが、今日は直進した。
子安観音寺の第三駐車場を過ぎ、この場所を右へ曲がるとその先には子安観音寺。
途中でパチリ。前方に山門が望める。
昔の面影を残す町並みを進むと突き当りが子安観音寺の山門。
こちらの山門は三重県指定文化財で、
境内に咲く不断桜は国指定文化財「天然記念物」、さらに同燈籠も三重県指定文化財だ。
山門をくぐるとその先には銅燈籠が立っている。
その左方向には不断桜。
さらに燈籠の右手に聳え立つ三重塔に見とれてしまった。
こちらは本堂に掲示されていた説明書き。
子安観音寺を後にして伊勢街道へ戻る途中、往路では気づかなかった銭湯、昭和湯をパチリ。
伊勢街道へ戻り
寺家2号樋門を過ぎると
その先には堀切川に架かる蓬莱橋がある。その袂には北詰には道標があり「右 いせみち」。
ここを右折して堀切川の左岸を進み、近鉄名古屋線 踏切道 磯山 第7号を過ぎると
寺家地下道で国道23号をくぐる。
地下道をくぐり抜けて国道へ上がると堀切橋を渡り、
ここで国道と別れると堀切川の右岸沿いの道路を進む。
しばらく道なりに進むと道路は川から外れる。旧道を思わせる雰囲気の建物が多数並ぶ道を進むと
右手に緑が目に入る。
ここが八幡神社。境内の隅には公民館もあり、
拝殿では、「祈祷 平成二十六年 家内安全 八幡神社」のシールが自由にお持ちください。となっていた。御祭神は譽田別尊(応神天皇)で菅原道真(天満宮)、大山祗之命(山の神)、素戔之男命(津島神社の分霊)
八幡神社を後にすると先へ進んだ。
この先
磯山2号地下道で国道23号をくぐる。
地下道を通り抜けてから国道へ折り返すと国道の歩道を進む。ここから「津市」。
中ノ川橋で中ノ川を渡ると
その先、東千里交差点にて国道を外れる。
近鉄名古屋線 踏切道 千里 第6号を渡ると
その先右手方向に架かる瓶冠橋を渡る。
瓶冠橋から見える木製のゲートは今も使われているのか?
瓶冠橋を渡り道なりに右方向へ進むと右側に(てくてくマップでは左側の記載)甕釜冠(かめかまかむり)地蔵堂がある。こちらは参宮道者の無事を祈願して茶を接待した休憩所だったとのこと。
屋根の上を見上げると、そこには名前通りに(水)甕と(瓦製の炊事用)釜が載せられている。
さらに進むと左手には尾前神社石碑があり、
その先は道なりに右方向へ進み。
近鉄千里駅前を過ぎると踏切道 千里 第1号を渡る。踏切の左側には千里駅。
踏切を過ぎると目の前には国道23号が走っている。この交差点を横断してまっすぐ進むと
道は左へと曲がっている。
曲がり終えると右手にはこのお堂、田中地蔵堂がある。
街道はここで左折すると
大蔵橋(歩道)で田中川を渡る。
橋を渡り終えると右方向へ下ると
田中川河川改修竣工記念碑の右側に次の説明板(常夜燈のあった所)が立っている。
伊勢街道上野宿の入り口大蔵橋を渡った所に常夜燈があり、向かい側には接待所・光明院もあった。
津観光ガイドネット
河芸「江」の会
この説明板を後にして街道を数百m進むと
上野小学校、上野幼稚園の入口に到着、
この先、左手には河芸町上野公民館がある。
上野神社の社標、鳥居を右手に見ながら進む。寄り道したい気持ちを抑えこんで先へ向かった。
懐かしい形のポストを左に見ながら進むと
弘法井戸(左側の建物)にたどり着く。
建物に足を踏み入れると前面には蔵のようなお堂があり、足元には蓋をされた井戸がある。
こちらは壁には「弘法さんの井戸の由来」が掲げられている。
弘法井戸を過ぎて道が広くなった辺りに道路改修記念碑がある。通り過ぎてから振り返ってパチリ。
説明書きを読むと
道路改修記念碑
伊勢街道上野宿には戦国時代の戦術上三か所の枡形といわれる直角に近い曲がり角があった。
道路幅が狭く直角に曲がっているため、時々人馬が衝突したので、有志が北角の家を購入し道路を拡幅した時の道路改修記念碑である。
津観光ガイドネット
河芸「江」の会
近くには「上野城跡」の道標がある。
他にも「上野城跡」の道標があったため、てくてくまっぷの(14430)はどこなのかが?
上野城跡も魅力的だが、今回は寄り道虫を抑えこんで先へ急いだ。
道路元標跡を左手に見ながら進むと
てくてくまっぷ伊勢-2の(14823)地点に到着。次の写真の方向へ進めば近鉄 豊津上野駅へたどり着ける。
今日はこれからがさらに歩くので、てくてくまっぷ 伊勢-3に持ち替えて・・・。
【 20140816 の記録 】
- 伊勢街道 鈴鹿宿から河芸コース(近鉄白子駅〜伊勢-2(14823)) 第一部
- 河芸から香良洲道分岐コース(伊勢-3(412)〜伊勢別街道との追分) 第二部
- 河芸から香良洲道分岐コース(伊勢別街道との追分〜近鉄 南が丘駅) 第三部