2014年09月14日(日) 偶然に出会った御輿渡御と御食神社(伊勢市神社港) (徒歩)
伊勢市馬瀬町で上演される馬瀬狂言を拝観しようと馬瀬町公民館を訪れたところ公演開始は17時20分頃とのこと。まだ、2時間ほど余裕があったので足を延ばして神社港にある御食神社(豊受大神宮 摂社)へ向かった。
神社小学校の前を通り御食神社へ向かう途中、割烹旅館 柏屋の前に通ると看板はないことに気付いた。
文字通り、看板を降ろしてしまったのだろうか?
二階の角には看板が掲げられている。
そんな疑問が頭を駆け巡っていたら、前方から威勢のいい声が聞こえてきた。なんだなんだ?
辰組の法被を着た方が交通整理をしていたので、「今日は何ですか?」と尋ねると「(神社港の)会式で神輿が来ます!」と教えてくれた。
ほどなく、御輿が目の前を通り過ぎた。
御輿を担ぐ顔ぶれは? 河崎 天王祭の御輿渡御でも見かける方々が多かった。
【参考】
神輿を背にすると御食神社へと向かった。御食神社の周辺までお祭りムードは高まっていた。
通い慣れた鳥居をくぐり、社域へ入ると
右手には二重の板垣で囲われた御食神社の社殿。
左手前方には辰の井がある。その風景は変わりない。
【参考】 辰の井に関連する過去の記事はこちら
御食神社にお参りしようとすると
どうも様子がいつもと異なった。
・・・
鳥居の前には大麻と御塩が置かれ、
外側の御垣の御扉が開かれていた。
そして、内側の御扉の前に置かれた案上こんな感じ。あの御輿はこちらを出発したのだろうが、神様はお移りにはなっていないのだろう? 御神酒も御水も蓋が閉ざされていた。
しかし御食神社は説明板にあるように
豊受大神宮(外宮)の摂社でもあり、ここ神社港の氏神でもある。
特別な位置づけであるためだろう。こちらの社殿は二重の御垣で囲われ、境内には池があり井戸がある。神宮の摂社でありありがたい反面、地元では管理できない不自由さもあるのだろう。ところで、誰が修祓等の祭儀は執り行ったのだろう?疑問は増えるばかりだ。
頭の中に疑問を巡らせながら御食神社を後にして、馬瀬町公民館へと向かった。
【 20140914 の記録 】
- 偶然に出会った御輿渡御と御食神社(伊勢市神社港)
- 馬瀬狂言(伊勢市馬瀬町)