2015年01月31日(土) 今社にて茅の輪神事(伊勢市宮町) (徒歩)
伊勢市御薗町高向での散策を終えると足をのばして月夜見宮へ向かうことになり、その途中で宮町の歩道橋を渡った。進行方向には今社の社叢が望める。
空は微妙な様相を呈していた。
近々、今社でも御頭神事が執り行われるので、その情報を確認するために車道側(脇)から鳥居をくぐろうとすると・・・正面の鳥居付近に茅の輪が見えた。
「茅の輪を見たからには正面からお参りしよう!」となり、伊勢高柳商店街に面する正面へ回った。
正面の鳥居の先には蕃塀が立っている。左右どちらへ向かうか? 手水舎は右手にあるのだから普通なら右方向へ流れるのだが、
私はいつも左手にあるこの社標に惹きつけられて左へ進んでしまう。この石柱には「清野井庭神社旧地」と刻されているからだ。清野井庭神社はお伊勢さん125社のひとつ、豊受大神宮の摂社である。
手水を受けてから蕃塀の先の鳥居をくぐると
茅の輪が設置されていて、その左手には次の説明板が立っていた。
茅の輪神事
茅の輪神事は茅の輪をくぐり越えて罪穢を除き新しいの清淨ならんことを祈請するもので茅の輪をくぐる前に左記の歌を唱え一礼して茅の輪をくぐり一回目は左へ廻り二回目は右に廻り三回目は左廻りと三回行う
一、大晦日師走の祓いする人は千年の命延ぶというなり
二、思うことつきねとて麻の葉を切りに切りても祓いつるかな
三、宮川の清き流れに禊せば祷ることも叶わぬはなし
右の歌を唱える替りに「蘇民将来」と三回唱え茅の輪をくぐっても同じです
この指示に従うと
【キタヰの妻】と二人で歌を唱えてから茅の輪をくぐった。私達以外は誰もいなかったのでマイペースでくぐることができた。
茅の輪をくぐリ終えると拝殿にてお参り。
拝殿にてお参りを済ませると御頭神事の案内掲示を思い出した。
今社の御頭神事は2月11日に執り行われる。この日には多くの神社で御頭神事が執り行われるため今年はこちらを訪れることはできないだろう。そこで、以前に訪れた御頭神事を回想した。
【参考】 20130211の記録
また、先月訪れた上社の御頭神事では、「合祀された神社跡を巡回している」と聞いたので
【参考】
- 御頭神事(上社) 2015 (七起の舞、全段の動画あり) 2015年01月12日
拝殿に掲げられていた「合祀御祭神」とその住所が気になった。
拝殿を後にすると茅の輪をくぐり返して高柳商店街のアーケードへ出た。
隣に建つ清川稲荷大明神の鳥居を通り過ぎてから
振り返ってパチリ。
この後は、月夜見宮へ向かった。
【 20150131 の記録 】
- 高向の札場を巡って(御薗町高向)
- 高向大社 御頭神事に向けての準備(御薗町高向)
- 今社にて茅の輪神事(伊勢市宮町)
- 御遷御に向けて修祓所、手水舎の造替(月夜見宮)
- 月夜見宮のお稲荷さんの御由緒
- 萬福稲荷大明神に貼られた寒中御見舞札(伊勢市河崎)
- つかず、はなれず(ウォーキングにて)