2015年03月28日(土) 改修工事が完了した宮川堤 (車、徒歩)
昨年、宮川堤の改修工事が開始された。その様子をブログにて紹介したのだがそれから1年近くが過ぎた頃、3月26日に本改修工事を担当された監督さんからブログのコメントとした「工事完了のお知らせ」が寄せられた。
【参考】
- 改修工事が開始された宮川堤、どうなる? 2014年05月04日
宮川桜堤に隣接する楠大明神および大日権現社、さらには各堤(駿河堤、周防堤、棒堤)がどうなってしまうのか、不安に思っていたので早速現地を確認することにした。本日は『宮川流域案内人の会主催行事「清流宮川の支流を歩こう! 栗谷川界隈散策(大台町)」』に参加する予定だったので、30分ほど早めに家を出るとまずは宮川堤を訪れた。
宮川の右岸、度会橋付近の駐車場に車を駐めると堤へと向かった。「さくら名所100選の地」の案内板を過ぎて
車止めの先へ進むと堤の幅が広がっていた。
新しい堤から左下を見下ろすと、視線の先には大日権現社が元の位置に祭られていた。
さらに先へ進むと左手には駿河堤が今までと同様に伸びていた。
【参考】 各堤などについて
- 宮川堤付近、度会橋(宮川)下流の堤跡? 2011年08月16日
さらに堤防道路を進むと
今までとは姿を変えた楠大明神。
鳥居をくぐって下ると
その先には楠大明神、お参り。
垣が工事中だった。
また、こちらの手水が防災用の井戸から汲み出されるようになっていた。
改修工事前は周囲を覆うような社叢が特徴的だたが、現在はかなり衰えていた楠の太い幹が途中で切断され、今までからは想像できない変化となっていた。
堤防から川とは反対側へ下ると楠大明神方向をパチリ。
さらに階段に近づいて、
さらには階段を駆け上がって・・・・。
以前はこの場所付近から階段を下ったが・・・。
楠大明神を後にするとさらに下流方向へと進んだ。堤防道路の中央には三日月状の起伏が多数設置されていた。
さらに、階段も立派になっていた。
距離ポストを過ぎると
その先で、周防堤を確認、改修前と変化は無さそうだった。
振り返って周防堤をパチリ。
下流方向へさらに進むとこのように幅の広い堤防は終端となり、その先には今までの堤防のままだった。
この後、桜の渡し場跡を往復してから戻ってきた。この場所からは棒堤が望めた。
以前と姿を変えていない棒堤へ下ると
パチリ。
ここで折り返したので戻りは堤防を歩かずにこちらの散策路ほかを・・・
左手には改修工事を終えて幅が広くなった堤防が存在感を増していた。
先ほど上から眺めた階段も強力な存在感がある。
続いては周防堤の石張りを確認。これらも取り除かれずに現状を維持できていた。
さらに戻ると、
左手に姿を変えた楠大明神、
さらに上流方向へ進むと駿河堤の
石張りを確認した。この付近は何も変わっていない様子だった。
最初に確認した大日権現社にお参りすると
宮川堤を後にした。
楠大明神は姿を大幅に変えてしまったが、今後に向けた第一歩を踏み出したのだろう。その他、大日権現社や各堤(駿河堤、周防堤、棒堤)には大きな変化がなくて良かった。
これで、大水の心配も少なくなり、この場所で癒やされる人びとも増えることだろう。
4月10日まで、18:00〜22:00の時間帯はライトアップされるそうだ。
【 20150328 の記録 】