2015年04月19日(日) 月夜見宮 春季大祭 (徒歩)
伊勢神宮でも奉賛会が存在する別宮では、各奉賛会主催により○季大祭、○の御祭(○は春または秋)と称したお祭りが執り行われ、祭典の他に神楽や芸能の奉納、餅まきなどで盛り上がる。
【参考】
- 倭姫宮 春の例大祭、猿田彦神社 御田植祭ほか 2010年05月05日
- 倭姫宮ご鎮座九十周年記念奉祝行事 2012年11月04日
- 瀧原宮 秋の御祭(ごさい) 2010年10月24日
など
今日は月夜見宮の春季大祭の日、月夜見宮の大祭を拝観するのは確か初めてのはずだ。私にとって月夜見さんの大祭は待ちに待った楽しみがある。それは別の記事で紹介することとして、ここでは春季大祭に際して斎行された祭典の様子を紹介。
伊勢市宮後1丁目歩道橋を渡り、月夜見宮の裏手から正面へと向かうと
月夜見宮の前に咲く八重桜はまだまだ見頃だった。
桜の先には見慣れない幟「奉納 月夜見宮御祭」、「月夜見宮大祭 十九日 月夜見宮奉賛会」が立っていた。
さらに、右側のフェンスの端に立て掛けられた看板。
月夜見宮春季大祭
●神酒授与、大福引、わた菓子
○ポップコーン
○宮後婦人連おどり、餅まき
月夜見宮奉賛会
鳥居をくぐり手水を受けた後、
月夜見宮(豊受大神宮 別宮)にお参り。続いて、月夜見宮の右奥の高河原神社(豊受大神宮 摂社)、さらには、左奥のお稲荷さんにお参りした。
参進が開始される頃には小雨が降りだした。定刻よりも5分ほど早く報鼓が鳴らされた。
その後は通常の祭典と同様の式次第。
【参進(宿衛屋前から修祓所へ)】
【修祓】
【参進(修祓所から月夜見宮幄舎へ)】
【献饌】
(こちらは先ほど修祓を終えた修祓所)
神前では神饌が案の上に並べられた。
献饌が終了すると祝詞奏上。小耳に挟んだ情報では今回は雨のため高河原神社の祭典も月夜見宮にてまとめて執り行われると・・・。神前には中央に大きな案、その左右に少し小ぶりの案が配置されていた。すると中央の案が月夜見宮のため、右側が高河原神社のため、残る左側は月夜見宮々域にまつられているお稲荷さんのため? (この疑問は帰宅後に思いついたので、その真相は?の状態)
【祝詞奏上】
祝詞奏上は撮影しないので写真はなし。(祝詞奏上の間は、私も低頭していた。)
祝詞奏上が終了すると
【八度拝】
【玉串奉奠】
八度拝が終わると神職の玉串奉奠に続き、奉賛会の方々による奉奠が続いた。
【撤饌】
玉串奉奠を終えると撤饌。
撤饌の後、御門の御幌が下ろされた。
【退下】
すべてが終了すると宿衛屋まで・・、退下。
以上で祭典終了。一般の参拝が再開された。
また、宿衛屋の近くでは、先の看板にあったように「わた菓子」作りの準備が始められた。
私は外宮へ向かうために月夜見宮を後にした。
道路を横断してから振り返ってパチリ。
外宮に向かって神路通りを歩き始めると、月夜見宮での祭典の警備を終えた神宮衛士さんが自転車で私を追い越していった。
【 20150419 の記録 】
- 自宅周辺で始まった田植え(伊勢市御薗町)
- JR参宮線、黒く煤けた列車の屋根
- 月夜見宮 春季大祭
- お稲荷さんへの参道に立てられた幟(月夜見宮 春季大祭)
- 修繕を終えた外宮の御厩
- 新緑の外宮
- 雨に濡れそぼるお気に入りの石、ふたつ(外宮)
- 玉砂利の参道でキャリーバッグを引く女性ふたり(外宮 表参道)
- 参宮線 吹上町踏切付近に置かれた線路修繕車両とレール?
- 内削ぎと外削ぎの千木が混在する萬福稲荷大明神(伊勢市河崎)
- 御神遷に向けて準備が進められる河邊七種神社(伊勢市河崎)