2015年05月16日(土) 川上山若宮八幡神社(津市美杉町川上) (車、徒歩)
津市美杉町の神社仏閣めぐり にて以前から訪れたいと思っていた川上山若宮八幡神社(津市美杉町川上)へ向かった。
あれは、津市歴史健康ウォーク(美杉コース)に参加した2013年10月06日(日)だった。スタート地点であるJR伊勢奥津駅から伊勢本街道へ合流したその時、目の前に現れた道標に釘付けになってしまった。しかしながらウォークコースとは全く別方向だったので寄り道などできずに「いつかは訪れてみたい!」との思いをずっと抱えていた。
【参考】 伊勢本街道 JR伊勢奥津駅〜正念寺(津市歴史健康ウォーク 美杉コース) 2013年10月06日
今回、友人の高橋さんと津市美杉町の神社仏閣等を巡ることになり、彼の要望に「川上山若宮八幡神社」の名が挙げられていた。それには必然を感じてしまった。ところが、実はこれにはもっと深い伏線があったのだった。それは以前に高橋さんと実行した「白鷺伝説七白山めぐり」、この時にお参りした蘭宇氣白神社にあった。(詳細は省略、知りたい方は個別にご連絡を・・・)
先ほどの道標から川上山若宮八幡神社の方向へと車を走らせた。助手席に乗っていた高橋さんに撮影を依頼し、車窓の風景をパチリ・・・・
こちらは途中、右側に道標が立っていたので、車を駐めると私がパチリ。
さらに車を走らせると前方に鳥居が見えた。その手前には祓社がまつられていたが駐車スペースがなかったので、今回は通り過ぎた。
その先で常夜燈が立ち列ぶ参道を通り抜けると
その先には広い駐車場とトイレが準備されていた。
近くに車を駐めると大きな社号標よ鳥居。
鳥居の手前にあった略記を確認してから
川上山若宮八幡神社
略記御祭神
大宮主神仁徳天皇(第十六代)、磐之媛皇后(大宮の外境内社[小宮社、御霊社、神明水社]境外社[奥宮社、不断社、不動社、雨乞社])がある。由緒
太古より神体山たる修験業山と霊水池たる雲出川の水源の世に比類ない山紫水明の霊地に鎮座する日本最古の若宮八幡宮である。
上古修験霊場として広くその名を知られ、その後伊勢国司代々の祈願所となり北畠氏は守護神と仰ぎ尊崇、その後藤堂藩主もその古事にならった。「川上山(さん)」「若宮様」「川上八幡様」「若宮八幡様」と愛称され全国の数多の人々の守護の大社として信仰されて来た。
如何なる衰微の嵐の中も岡野勘太夫累代神主家の手で堅守され、明治末期里人の懇願を入れ氏神として尊崇することを認め現今に至る。御神徳
世に古来より諸願成就の霊神、長寿繁栄の大神として「願かけするなら川上山(若宮様)へ心こもれる願いなら少々無理でも聞かしやんす」と古くより俗謠に親しまれる様民衆の中に偉大なる御神徳を光被されている。御祭日
毎月九、十九、二十九の三ケ日が祭日で毎月十九日が月並祭である。特に春祭四月十八、十九、二十日、秋祭十月十八、十九、二十日が大祭中最も盛大な御祭である。
【参考】
鳥居をくぐった。こちらも緑色の環境光で満たされていた。
左手に川の流れを感じながら参道を進むと
突き当りには社務所。その手前左側には橋が架かり、その脇には御手洗場への階段がある。
橋の鳥居をくぐると
橋の上から上流側をパチリ。こちらが自然の御手洗場である。(橋を渡る前にこちらで心身を清めた。)
橋を渡りきると右方向に石階が続いている。
石階の途中にはこの立札が立ち、その右側には眼力社。
石階の上には
手水舎がある。手水舎の上部には祓詞が記されていた。
手水舎を後にして先の石階を進み、さらに鳥居をくぐると
こちらが拝殿だ。
お参り。北畠神社と同様にこちらでも天狗の面が掲げられていた。
お参りを終えてからまず気になったのが、常夜燈の傘石に着いているコケ類、シダ類だった。
この近くには、ねじれ棒のようなこんな石造物が立っていた。(これは何だろう?)
拝殿の手前左側には多数の灯籠が続き、こちらへどうぞとエスコートしてくれているように思えたので
この先へ進むとこちらにも石階があり、小さな祠が建っていた。(名は不明?)
狛犬は緑色の衣装を着けていた。
灯籠の先の道はさらに奥へと続いていた。ここで先へいかない理由はなかったので、この鳥居もくぐった。高張提灯の向きから考えるとこの鳥居は入口を示し、
鳥居の足元には「不断社 みそぎ滝 奥一丁」と刻されていた。
さらに進むと木製の橋の先には蔦が参道を塞ごうとしていた。
「みそぎ滝 奥五十米」案内板を過ぎて道なりに進むとその先は
みそぎ滝だった。
この滝に打たれたら身も心も清められることだろう!
しばし滝を眺めた後、来た道を戻ろうとすると右手に鳥居があり、その奥に祠があった。こちらが不断社だった。
不断社にお参りしてから対岸を望むとあれは天狗?
拝殿周辺を再度散策した後
参道を戻る途中でパラパラと雨が・・・。「今日はもうこれぐらいでいいでしょう。お帰りなさい!」と言われているように感じた。
駐車場付近へ戻ると行きに気付いていた
高宮遙拝所へ向かった。
苔むした石階を進むと、その先にはこの石階と鳥居。
鳥居の先には小さな祠が多数。遙拝。
修験業山 高宮の位置が絵で示されていた。
木々の間から望める高宮を遠望。
高宮の遙拝を終えて川上山若宮八幡神社を後にすると國津神社が鎮座する美杉町太郎生へ向かった。
【 20150516 の記録 】
- 津市美杉町の神社仏閣めぐり
→ 名勝史蹟 北畠氏館阯庭園(津市美杉町上多気)
→ 川上山若宮八幡神社(津市美杉町川上)