2016年11月05日(土) 写真好学研究所 11月講座(2016.11.5)@古民家Hibicore (車、徒歩)
今月も写真好学研究所の写真講座に参加するため津市美里町三郷にある古民家Hibicoreを訪れた。
当研究所の目的や方向性は過去の記録を御覧いただくとして、ここでは今回の講座の概要を記録しておこう!
【参考】
- 写真好学研究所 10月講座(2016.10.1)@古民家Hibicore 2016年10月01日
- 写真好学研究所 9月講座(2016.9.3)@古民家Hibicore 2016年09月03日
- 美里写真講座(古民家Hibicore) 2016年06月04日
- 古民家Hibicore、プチ・デビュー!(津市美里町三郷) 2016年04月29日
- 美里ふるさと資料館での写真展「身近な風景 〜 Familiarium landscape 〜」最終日、ギャラリートーク 2016年04月29日
- 美里ふるさと資料館でのグループ写真展「身近な風景 〜 Familiarium landscape 〜」準備完了 2016年03月27日
本日の講座開始時刻は午後7時半。7時前には三郷に到着したが
そのまま古民家Hibicore(当研究所の主宰者である写真家 松原豊さんのご自宅でもある)へ向った。
いつもこの黒板が出迎えてくれる。「こんばんは!」
しばらくすると研究員(受講者)が続々と集まってきた。講座が開始する前に研究員がやるべきことは持参したプリントを並べること。当講座は印刷された写真を見ながら和気藹々と時には侃侃諤諤と進められる。そのため、プリントが必須だ。
みんな黙々とプリントを並べ始めた。
しばらくは集中して、
無心で・・・
そして、並べ終わることにはそれぞれが他の研究員の写真を見ながら
いろいろな話題で盛り上がり始める。
全てのプリントが並べ終わった頃、松原さんが声をかけて講座が開始された。
これからはグループ写真展に向けた活動となっていく。しかし、それだけでなくそれぞれの研究員が今後どんな写真を撮っていくのか、そんなヒントをバラマキながらも講座が進められる。
これは、写真展での作品レイアウトをイメージするためにハサミで切り取って台紙に貼り付けるためのパーツ。次回の講座までに仕上げなくては・・・。
これからは、研究員がそれぞれのプリントを見ながら作品について説明すると様々な助言や意見や批評が飛び交う。
今回の講座で記録しておいた語録はこちら。
【今回の語録】
「展示作品の表面にスジ(キズ)がついていたり、縁が折れているのは好きではない。」
「とにかく続ける。磨けば光る。」
「主張する言葉を写し込むと意味を汲み取られるので排除した方が良い。」
「自分の色、タイトルの色を見つけることが重要だ。」
「作品を作りこむためには素材(写真)の組み合わせでミスマッチを見つけて入れ替えることを繰り返す。その際、組み合わせは写メ等で記録して置かないと忘れてしまう。これは重要!」
「人に被写体になることを頼んだが怒られた。それでも取りたいが小心者なので遠巻きに撮影してしまう。」
「気持ちを語ることで面白くなる。うまく(撮影技術)なるとつまらなくなる?」
「人のON、OFFで印象が変化する。」
「フィルムでの撮影はどうしたら光が届くのか、理解と実験が必要だ。メーターが振り切るほどで撮るか?!」
「道があると絵的にはまとめ易いが、道から外れた所に森の原風景を求めれば。」
「昼休みに迷いながらたどり着いた撮影場所、その偶然は必然だ。」
「何を撮りたいかわからなかったので研究会に入った。今のところ光と闇を撮りたい。」
「スマホでも素晴らしい作品ができる。NikonやCanonが売れなくなるのも当然だ。」
「スマホで撮影した写真をA0に引き伸ばしてザラザラした感覚も面白そう!」
「子どものように『大きくしたかったのー!』と言う。」
「本人の印象と他人の印象は別物、これは宇宙っぽい。」
「町は町として表現し、都市文化は抑制した方がいい?!」
「日本の農村の風景を表す色は茶色、それは土の色だ。」
「町並みを撮影する際は建物だけではなく、路地も入れる。」
「さらに、同じ道を往復する。さらに左右にも。もし往復できない場合は途中で何度も振り返る。」
今日の終了予定時刻は午後9時だったが、この後もオプションなどが続き
講座は終了したのは午後11時を過ぎていた。いつも予定は未定、楽しい講座、だからやめられない!
「皆さんお疲れ様でした。次回は12月3日(土)、三重県立美術館前に13時50分集合!」