2017年08月12日(土) 先日の昼休みウォーキングで気になった大口橋から船江までの道 (徒歩)
午前中は自宅にて事務作業をこなすと午後からは、河邊七種神社での古文書の会(午後1時半〜)に参加するため少し早めに家を出た。それは寄り道したい場所があったからだった。
8月10日には昼休みウォーキングで久しぶりに大口橋を訪れた。今まで余り意識していなかったのだが、その先には船江への道が続いていた。どうしてもこのルートを記録に残しておきたい。何気ない道なのだが古くから多くの人に踏まれたのではないか。
大口橋はシンフォニアテクノロジー伊勢の敷地に隣接する水路(川)に架かる橋だ。工場の敷地を背にすると真っ直ぐにのびる道は国道23号に分断されるもさらにその先へと続いている。その分断がこの道の古さを物語っているのだろう。
2017年08月10日
橋を渡って振り返れば目の前にはシンフォニアテクノロジー伊勢工場が広がっている。
2017年08月10日
シンフォニアテクノロジー(旧神鋼電機)の伊勢工場がこの地に開設されたのが1941年だがこの橋の親柱には「大正十三年(1924年)」の文字が刻されている。つまりこの橋は工場ができる前から存在していたことになる。地図で確認すると大口橋から工場の敷地内をまっすぐに進めば大口神社の近くにたどり着く。さらにその先で神社港へと通じていたのだろう。つまり、この道は神社港から船江へと通じる古い道なのでははいか? ただ、それだけの理由で歩きたくなったのである。
【参考】
- シンフォニアテクノロジー:沿革
- 大口神社(伊勢市竹ヶ鼻町) 2012年10月27日
また、話が寄り道にそれてしまうがシンフォニアテクノロジーは今年が創業100周年で、鳥羽の賀多神社から豊栄稲荷神社を鳥羽工場の敷地内に御遷座(もともとその地にまつられていたそうだ)したことを思い出した。
【参考】
- 豊栄稲荷神社が移転遷座された賀多神社(鳥羽市鳥羽) 2017年07月29日
大口橋を後にするとここで国道23号に分断される。しかし、前方では明らかに道が続いている。
2017年08月10日
ここは大口橋から進み国道23号を越えた場所だ。この付近には横断歩道が無いため、今となっては交差点へと遠回りしなくてはならない。そのため、本日のスタートはこの地点となった。国道23号を背にすると
昼休みウォーキングで歩き慣れたルートへと進んだ。ここからは道なりに・・・
しばらくすると右側にこの道標が現れる。この先の社叢が箕曲神社だ。
箕曲神社参道の入口を後にしてさらに進むとこの先で道幅が微妙に変化する。
その付近から左手を眺めるとすでに稲刈りが開始されていた。今年初めて目にする稲刈りだった。
さらに先へ進むと道は大きく左へとカーブする。カーブする手前右側には車一台がやっと走れる農道のような細い道がある。私は道なりに左へと進むと
次の丁字路で
こちらの道標を見ることができる。
道標を過ぎてさらに進むと緩やかな上り坂、その先には桧尻川に架かる小木橋に至る。
こちらは桧尻川の上流方向、ここは上も下の桜の時季は美しい。左岸にしか咲かないのも一興か。
【参考】
- 桧尻川の桜(伊勢市) 2013年04月05日
桧尻川の先は道が湾曲し、昔からの道であることをさらに実感する。
こちらで左へ折れれば
その先は河崎だ。ここは曲がらずに
直進すると
左側には懐かしい雰囲気の食堂、
右側には浜田公園がある。
さらにその先で船江上社の朧ケ池から天神橋の流れを越える。
天神橋方向をパチリ。
十字路を越えると
その先でこちらに突き当たる。左へ進めば伊勢河崎商人館の駐車場へ、右へ進めば八間道路の船江交差点。昔はどちらへ向かったのか?
この先のルートが読めなかったので、北新橋(勢田川)方向を選択すると
こちらを右折して河邊七種神社へ向かった。
何気ない生活道路だけど昔からの道、とても興味深い。
先日少しだけ歩いた古市街道からの横道など、メジャーでは無く取り立てて名所もない普通の道、しかし昔から踏まれているような道を選んで歩いてみたい。