2017年11月11日(土) 浅沓師 四代目 久田遼三の浅沓展示(平成29年度後期特別企画展 伊勢の伝統工芸)@伊勢古市参宮街道資料館 (車、徒歩)
午後からは金曜日より開催されている「平成29年度後期特別企画展 伊勢の伝統工芸」を体感するために伊勢古市参宮街道資料館を訪れた。
今回の企画展では
「伊勢の伝統工芸」がテーマであり浅沓・根付・玩具・一刀彫・伊勢和紙・提灯・和釘・神殿が展示されている。
平成29年度後期特別企画展 テーマ: 伊勢の伝統工芸 場所 : 伊勢古市参宮街道資料館 期間および開館時間: 平成29年11月10日(金)〜12月10日(日) 9:00〜16:30 休館日: 毎週月曜日(その日が祝日の場合は翌日) 休日の翌日(ただしその日が日曜日は除く)
【参考】 伊勢古市参宮街道資料館 公式サイト
浅沓・根付・玩具・一刀彫・伊勢和紙・提灯・和釘・神殿などの伝統工芸はお伊勢さんのお膝元という歴史・風土のなかで育まれてきたが、時代の変遷とともにすでに消えてしまった、または衰微しているなどその大半が存続の危機に直面している。
そのため、本企画展の目的は『時代を超えて受け継がれてきた匠の技を紹介することで、伊勢の伝統工芸品の良さを、職人の手仕事の素晴らしさを実感していただくと共に、これらの伝統工芸品を身近で親しみのあるものとして受け入れていただくため」とある。
ぜひとも、伊勢古市参宮街道資料館へ足を運び、ご覧いただきたい。
なかでも、私が注目したのは「浅沓師 四代目 久田遼三の浅沓展示」である。
浅沓に関する展示だけでなく「髹漆工 ぬしや久田」の看板が展示されていた。「髹(きゅう)」は見慣れない字だが「漆を塗る」という意味があるそうだ。
さらに螺鈿細工の重箱までも展示されていた。こちらは3代目である清吉さんの手によるもの。
また遼三さんが作成した器や愛用していた煙草入れまでも。
子どもたちのために作成された・・・
最後に、こちらは「浅沓師 四代目 久田遼三の浅沓展示」のため特別に作成されたパンフレットで、遼三さんの長男である修さんが企画編集された。実は私も縁あって拙文を寄稿させていただいている。次に示す記録をまとめたような内容になっているので、ぜひ現地にて・・・。
【久田遼三さんおよび浅沓に関する記録】
- 第十四回 伊勢の匠展(大黒ホール) 2011年08月07日
- 伊勢市伝統工芸振興シンポジウム、展示 2012年02月05日
- 回想! 浅沓師 久田遼三さん (2014年1月5日)
- [ 残念!] 途絶えてしまっていた伊勢の浅沓作り 2016年04月21日
- 古市参宮街道のバス停めぐり、浅沓司 故久田遼三さん宅の売物件に気づく 2017年05月20日
- 浅沓司 故久田遼三さん宅の再訪 2017年08月06日
- 実家で見つけたお宝、久田遼三作の浅沓 2017年09月09日
- 回想、浅沓司 久田遼三さん #2 2017年09月24日