2014年05月11日(日) 長谷の車田へ、そして近長谷寺ほか (車、徒歩)
長谷の車田 御田植祭を拝観するために車で三重県多気郡多気町長谷へ向かった。
その途中で道路脇にこの幟を見かけた。
この幟が立つ三叉路の脇へ車を停めると、そこには和歌山別街道の道標地蔵が立っていた。
これは文字通り、道標と地蔵が一体化したものだった。「左 あふか道 右 いせ道」
右へ進めば伊勢へ。ここは和歌山別街道だ。ここも歩いてみたい。
【参考】
この後、道なりに車を進めると程なく長谷の車田に到着した。看板の前には神事のための太鼓や案が運びこまれていた。
これから準備が進められるのだろう。
開始時刻を再度確認すると御田植祭の開始まで1時間半以上の余裕があった。
十分にお参りできる時間ができたので長谷の集落から見上げる山の中腹にある近長谷寺(きんちょうこくじ)にお参りすることにした。
【参考】 以前、お参りした記録はこちら、
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近長谷寺への寄り道 2012年09月08日
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長谷観音道、城山、近長谷寺(きんちょうこくじ) 2012年05月13日
そのため、車田から坂道を下り長谷公民館前まで戻った。
『長谷の車田』看板の後ろ側に坂道あるので
歴史の散歩道マップを確認してから
その坂道を上るとすぐにこの道標がある。今歩いている道も和歌山別街道だ。この分岐を右折して
長谷観音道(観音参道)へ入った。
あとは道なりに歩く(登る)だけだ。軽トラックが走れる程の道幅の道はコンクリートで舗装されている。
傾斜が急になると
一気に高度が上がる。振り向いてパチリ。
このような切り通しを抜けると
長谷配水池の前を過ぎる。
この先、右手上方に地蔵塚がある。ここの案内板には(あと400m)と記されている。
続いて、左手に中間点の案内板、(あと350m)。ここまで来ると全長が700mであることが分かる。
落ち葉が多くなった道をさらに進むと
山の神の案内板。(あと300m)
さらに進むと
おん婆滝の案内板、滝の音は聞こえなかった。枯れているのだろうか? (あと200m)
坂道がさらに傾斜を増したその先には歴史の道の道標がある。
この階段への分岐を進めば、長谷へ向かい途中で車で通り過ぎてきた金剛座寺および天啓の里へと続いている。このルートも今度歩いてみたい。
【参考】
- 金剛座寺 2012年05月13日
- 金剛座寺と穴師神社跡およびその周辺 2012年09月08日
竹林と立派な石垣の前を過ぎると
左手にはやれやれ石がある。(あと70m) ここからなら走って行ける距離だ。
今回はゆっくりと歩いて近長谷寺に到着。真新しい鳥居が迎えてくれた。
鳥居の近くにはこの道標。
鳥居をくぐって境内へ入ると正面には石垣、その先に庫裡が建っている。
右側には説明板が並んでいるのでパチリ、・・・。
庫裡の壁面に掲げられた説明板を確認して、まずは近津長谷城址である長谷城山に登った。
こちらの階段を進むと
振り返ってパチリ。手前が庫裡の屋根。
登りの途中で右手にある小社にお参り。
ここからは登るのみ。さらに進むと
手すりが途切れた付近が頂上だ。
頂上には?が祭られている? その近くには長谷城山の山頂標が掲げられていた。
頂上は草が生え放題となっていて眺望は無い。
早速、下ると途中でパチリ。
庫裡の近くまで戻ると再びパチリ。
本堂へ向かうため庫裡の脇を通ると、これは携帯のアンテナだろうか?
見上げてパチリ。スマホが使えたのはこれのおかげだったのか?
庫裡の前を過ぎると
本堂の正面へ移動した。
早速本堂にてお参り。
賽銭箱の右手には「ご縁綱」が下げられている。
この綱はご本尊(十一面観音)の手と結ばれているので、観音様と握手することができる。また、色が変わってしまっているが、この綱は仏の五大(地水火風空)衆生の五体(眼耳鼻舌身)を撚り合わせた五色で仏縁を結び徳が得られる、『掌の内に入れて念じましょう。』とある。
本堂の内から右手方向を望むと鐘楼が見える。
近づいてパチリ。
正面に戻ると、鐘楼から本堂、さらに奥に見える庫裡までをパ〜チリ。
最後に
本堂の鬼瓦をパチリ。
帰りは本堂の正面にある坂道を下った。こちらは林道へ続くルートだ。九十九折の坂道(こちらもコンクリート舗装)を下ると
その下には鳥居。
鳥居をくぐってから振り返ってパチリ。「奉 日本修験道会」の文字が見える。
この後は林道を下った。
途中には「夕日ケ丘展望台」がある。
これは展望台からの風景。山の端に沈む夕陽はどんなだろう。日が暮れるとこの付近は真っ暗になる。目を閉じてみた。
さらに下ると前方には貯水タンクが現れる。これは南勢水道長谷調整池だ。
タンクの脇からは長谷の車田が望める。
ズームでパチリ。御田植祭の準備が進められていた。
南勢水道長谷調整池の近くにはコンクリートブロックで組まれた祠がある。
その中には、役行者像が安置されていた。
役行者へのお参りを終えると長谷の車田へ下った。
【 20140511 の記録 】
- 長谷の車田へ、そして近長谷寺ほか
- 長谷の車田 御田植祭(多気町長谷)2014 動画あり
- 西外城田神社 (多気町野中)