2015年06月14日(日) 皇大神宮第一鳥居が御下賜された城南神社(桑名市安永) (電車、徒歩)
こちらは桑名市安永に鎮座する城南神社。参道の入口は東海道に面し、目の前の鳥居は新しい。
社号標の前の幟を確認するとそこには「皇大神宮第一鳥居御下賜」の文字が染めぬかれていた。
こちらの鳥居は文字通り、第62回神宮式年遷宮により内宮(皇大神宮)の参道に建っていた第一鳥居が御下賜され、その鳥居を御用材として建て替えられたものだ。
この後で巡った桑名市中央図書館の特設コーナーで見かけた新聞記事によると昨年(2014年)11月にお木曳を執り行い、建てかえらえたとのことだった。
以前に東海道を歩いた時には建て替え前の鳥居に出会っていた。
【参考】 東海道 七里の渡しから富田(一目連神社~近鉄伊勢朝日駅) 2013年05月05日
鳥居の前にある説明板には今も次の通り記されている。
城南神社
御祭神 天照大御神
配祀 豊受比賣命外五柱
御由緒
当神社は垂仁天皇の御代皇女倭姫命天照大御神の御杖代として御神慮のまにまに大和の国より日出づる伊勢の国に御巡幸ありし時御停座の旧地と伝承されております。
桑名の神戸でもあり伊勢の神宮との御縁故殊の外深い御社であります
古来神宮式年遷宮ごとに皇大神宮一ノ鳥居及び古殿舎の一部を拝戴改築の古例になっております。
例祭 十月十七日
第62回神宮式年遷宮に際して建て替えられた鳥居は、私にとってのくぐり初め。
鳥居をくぐると内宮で活躍していた頃を思い出してしまった。こちらの写真はこの鳥居がかつて内宮で活躍していた頃のもの。
大晦日の大祓では第一鳥居に見守られながら第一鳥居内祓所にて多数の神職の大祓が執り行われた。内宮でのさまざまな祭典に斎館から参進を始める神職を見守っていたのもこの鳥居だった。何人の参拝者がくぐったことだろう・・・。
私は「くぐり初め」を終えると参道を進み
城南神社にお参りした。
拝殿の右側には「天照大御神御神幸旧蹟」の石碑。
今回鳥居の造替とともに瑞垣が修理されそうだが・・・?
参拝を終えると参道を戻った。
先の鳥居の手前左手には朱色の鳥居、
その奥には乙石稲荷大明神が鎮座していた。こちらにもお参り。
神宮御下賜の鳥居まで戻るとしばし眺めていた。
するとこんな痕を見つけた。
このように榊を立てる金具の痕が残されているのだろう。
【 20150614 の記録 】
- 赤須賀神明社御木曳き祭の拝観前に、桑名の神社ほか巡り
→ 皇大神宮第一鳥居が御下賜された城南神社(桑名市安永)
→ 桑名七里の渡し場跡 伊勢国一の鳥居、くぐり初め(桑名市船馬町) - 瀧原宮第一鳥居が御下賜された赤須賀神明社の御木曳き祭(桑名市赤須賀)
- 赤須賀神明社御木曳き祭後の石取祭車渡祭(桑名市赤須賀)
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