2017年01月15日(日) 楠部町萬歳楽(櫲樟尾神社)2017 (車、徒歩)
伊勢市楠部町に鎮座する櫲樟尾神社では、今年も例大祭にて萬歳楽が奉納された。その詳細については過去の記録に(2015年が特に)詳しく解説してあるのでそちらに譲ることとし、ここでは今年に撮影した写真の一部を紹介するのみにとどめた。
【参考】
- 楠部町萬歳楽(櫲樟尾神社) 2015 動画あり 2015年01月18日
私が櫲樟尾神社へ向かうため五十鈴川に架かる五十鈴橋を渡ると、子供みこしが楠部町内を巡っていた。
隣接する大土御祖神社・国津御祖神社(皇大神宮 摂社)にてお参りを終えてから櫲樟尾神社へ向うと
例大祭が開始されるところだった。
例大祭、萬歳楽の次第はこちら。
まずは例大祭。
祭典が斎行される拝殿の脇では萬歳楽 鬼打ち神事の的となる鬼が準備されていた。
さらに、鬼打ち神事の後で執り行われる萬歳楽の特設舞台には祭壇や由利、わらじ等が準備されていた。
例大祭に続き斎行された厄年祓いが終了すると萬歳楽の代表、舞方、長老が鳥居をくぐり、
順に手水を受けた。
全員が手水を終えて参道に並ぶと修祓を受けた。
拝殿前へ移動すると櫲樟尾神社にお参り。
腹ごしらえの儀式を終えてから太鼓の合図で舞方に弓と三本の矢が渡される。(その内容は先に紹介した2015年の記録を参照)
そして、鬼の的付近には多数の子どもたちが集まっている。
最後の矢が放たれ、鬼打ち神事を終えた6名の舞方がこの場を後にすると
間を置いて太鼓が打ち鳴らされた。それを合図に子どもたちは鬼の的へまっしぐら。我先にと鬼が描かれた紙を奪い合った。この紙片が一年のお守りになるのだろう。ゲーム感覚で楽しそうだ。
続いて、拝殿前から特設舞台へと場所を移すと先ほどの舞方が再び登場し、
豊年舞が奉納された。
豊年舞を終えると萬歳楽は終了となったが、この後には見学者が待ち望んでいた餅まきとなった。
すべてが終了すると直会として拝観者にも味飯と豚汁がふるまわれた。
私も列ぶと
熱々の豚汁と味飯(炊き込みご飯)をいただいた。
冷えきった身体、特に指先にはこの豚汁の熱さがありがたかった。心身ともに温まった。
「ごちそうさまでした。」