2015年12月06日(日) 「波切 写真講座」講師:写真家 松原豊さん(志摩市歴史民俗資料館 主催) (車、徒歩)
午後からは松原豊さんが講師を担当される「波切 写真講座(志摩市歴史民俗資料館 主催)」に参加した。
【波切 写真講座を開催します】
カメラの基本的な扱い方を覚えながら「灯台のあるまち、波切」の魅力を散歩感覚で見つけてみましょう。日 時 : 平成27年12月6日(日)13:00~16:00
撮影場所 : 志摩市大王町波切
講義場所 : 波切コミュニティーセンター(志摩市大王町波切490-3)
講 師 : 松原 豊 さん(写真家 名古屋ビジュアルアーツ非常勤講師)
定 員 : 20人(申込先着順)
持 ち 物 : デジタルカメラ、飲み物
申込・問合 : 志摩市歴史民俗資料館
電話 0599-55-2881 FAX 0599-55-2935【引用】 志摩市歴史民俗資料館 のFacebookページより
私が松原さんの勇姿を初めて拝見したのは第62回神宮式年遷宮のお白石持行事、私も同行していた小木町箕曲団の奉献の時だった。松原さんは御遷宮対策委員会の専属カメラマンとしてお白石持行事を記録していた。
その後、私は特別神領民のお白石持行事をサポートするボランティアに参加しつつ、空いた時間には地元奉献団によりお白石奉献を楽しみながら撮影していた。その時々、顔を合わせるとお互いの顔が真っ黒になっていた。顔を合わせると「真っ黒になりましたね」の状態だった。
お白石持行事が終了するとお目にかかる機会がなくなったが、時の人は活躍の場を広げられ写真展やセミナーなど多数の場面でご活躍される姿を目にしてきた。いつかは松原さんの写真講座を受講したいと切望していたところやっとその機会を得ることができたのだった。
【参考】
- お白石持行事 内宮奉献(小木町箕曲団) 2013年07月28日
- 第62回神宮式年遷宮 写真展-お白石持行事「伊勢の町衆」 松原豊写真展ほか 2014年07月26日
- 図書館連携セミナー「伊勢神宮フィールドワーク」 2015年09月20日
- 松原豊写真展 伊勢・磯部 ー『伊勢神宮とは何か』よりー(志摩市歴史民俗資料館ロビー) 2015年10月11日
「波切 写真講座」への受講を申し込んでからワクワクして心待ちにしていたがやっとその時がやって来た。午前中の「御食つ国 志摩「絵かきの町・大王崎コース」めぐり」を終えると波切漁港から波切コミュニティーセンターへ向かった。
波切コミュニティーセンターへ到着するとその前には
参加者を迎え、駐車場を案内している松原さんの姿があった。軽く挨拶し受付を済ませると
座学の会場となっている波切コミュニティーセンターの二階へ落ち着いた。
定刻になると志摩市歴史民俗資料館の館長である﨑川由美子さんの挨拶の後、待望の「波切 写真講座」が開始された。まずは、プロジェクタで作品を鑑賞しながらの説明。
続いて、カメラの構え方、横位置、縦位置。私にとって縦位置は鬼門だ。(モデルはアシスタントを担当された森田博実さん)
その後、具体的なカメラの設定、今回はPモードで、撮影する高さ(視点位置)の変化や画角(広角、望遠)を利用してさまざまな変化を確認してみる。さらに設定できる方は露出を補正してみよう。また、デジカメにはモノクロ設定できるものが多いので、モノクロでの撮影も・・・ と説明が続き、
まずは部屋のなかで三脚を対象としたズームの練習。
NIKON1の他にコンデジ(FinePixF820EXR)を持ってきたのでコンデジをモノクロモードで併用すると決めて撮影したら、セピアモードに設定してしまった。こりゃダメだ。
気を撮り直してパチリ。(実は、翌日からモノクロ撮影にはまってしまい、モノクロな日々が続いている。)
座学を終えると早速実践のためにフィールドへ飛び出した。
波切コミュニティーセンターを後にすると大慈寺近くへ移動。
大慈寺付近の石段をみんなで撮影。
これはモノクロではないが、モノクロっぽくなってしまった。(波切とは全く関係なし)
そしてこちらが伝三坂(でんざざか)。
フィールドで撮影ポイントを説明する松原さんには人柄がにじみ出ている。いい雰囲気だ。
しばらくは伝三坂を登り下りの繰り返しで撮影・・・。
ここは私が気に入った場所、手すりが設置されたので、石の階段は無意味になっている。(説明してしまった!)
チビっ子カメラマンは被写体としても大活躍だった。
これもお気に入り、瓶と排水管。(意味がわからない?)
視点を下げて。
ここも伝三坂の途中。
伝三坂から離れてパチリ。
こんなのが好きだな!
ここは天満組・出口の山の神。
そしてこの場所は、本講座のパンフレットに掲載されている写真が撮影された場所。松原さんはこの場所を撮影した際にたくさんの要素を組み込んだと説明していた。
まずは(1)植物が印象的な石垣のあるこの場所、そこに(2)鳥居、(3)灯台を入れ(4)露出を調整し、さらに(5)ガードレールを敢えて入れ、(6)青空を多く見せるため視線を上に振ったら、偶然にも(7)飛行機が通過した。その瞬間に撮影したとのこと、あくまでも偶然に。
私の場合はせいぜい3つの(1)この場所と(2)鳥居、(3)灯台、ところが灯台は曇り空に同化してしまっていた。結局、要素は二つだけ、ああ残念!
また、午前中にも波切の町を巡っていたのだがその時に撮影したのがこちら。私が気になったのは鳥居でそこに石垣とガードレールを加えた。それでも3要素、まぁ、絵としては全然だめだけどとにかく鳥居を残したかったから・・・
こんなのも好きです。
これは風除けのコンクリート塀、太平洋と対峙している。厚みは約20cm、強力だ!
伝三坂を下って大慈寺付近へ戻ると、独りで大慈寺の石垣塀をパチリ。
続いては廃業してしまった銭湯跡へ移動した。残された煙突が哀愁を漂わせていた。蔦の絡まる煙突!
銭湯跡を後にすると産屋坂へ向かった。その途中、道路を斜めに横切るグレーチング。かなり劣化していてパチリ。さすがに海の町だ。
産屋坂付近から先ほどの煙突を望むと雲でおぼろになった太陽、煙突を生き返らせよう!
蔦は巻いているものの火が点いた?
産屋坂の下付近、大きな岩があったので撮影しようとしたら、いいところに女性が構えてくれた。これでサイズ感が明らかに。
こちらは産屋坂の途中、災害一次避難所である産屋坂休憩所付近。二回目の集合写真となった。
カメラマンは森田さん。
あれ、松原さんはスマホ? (この前に立派なカメラで撮影してくれました。)
以上で現場体験を終えると波切コミュニティーセンターへ戻った。その途中でもパチリ。
さて、これは何でしょう? 何かのガスボンベは置かれ、この口から延びたホースは電柱のケーブルへとつながっていた。(何のため?????)
波切コミュニティーセンターへ戻るとフィールドでの活動を振り返って終了となった。
楽しくてためになる写真講座だった。私にとってのポイントはモノクロ写真への目覚めだった。
実は、翌日からモノクロ写真にはまってしまった。
そんなことになるとは想像もせずに波切コミュニティーセンターを後にすると
カラーで波切漁港を撮影してから帰途に着いた。
次回も機会を作って松原さんの写真講座に参加しよう! 皆さんもぜひ!
【 20151206 の記録 】
- いい感じに枯れた榊巻、松下社(伊勢市二見町松下)
- 御食つ国 志摩「絵かきの町・大王崎コース」めぐり、波切の祠も
→ 大王町波切、はせどの浜と須場の浜での丸い石探し - 「波切 写真講座」講師:写真家 松原豊さん(志摩市歴史民俗資料館 主催)