2014年12月13日(土) 式年遷宮を終え雨儀廊が撤去された倭姫宮 (車、徒歩)
11月30日にお白石持ち行事を終え、12月10日には遷御の儀が斎行された倭姫宮。
【参考】
遷御の前後で多数の遷宮諸祭儀が執り行われたが、一度も拝観することができなかったので遷御後の初めてのお参りとなった。御幸道路の倭姫前交差点にて赤信号で停車していると倭姫宮の表参道入口が大変なことになっていた。
思わずカメラを手にするとパチリ、パチリ。高所作業車が鳥居をくぐろうとしていた。
信号が青に変わると交差点を右折した。表参道付近に駐車場はないので今は耐震工事により休館中の神宮徴古館方向へ進むと裏参道入口脇の駐車場に車を駐めた。
裏参道の鳥居をくぐろうとすると
先日工事前の姿を見かけた宮号標は新しく建て替えられていた。
【参考】 遷御の儀に向けて雨儀廊が準備された倭姫宮
鳥居をくぐると朝日が眩しく、
参道を進み、宿衛屋の手前で天を仰ぐと月が望めた。
手水を受けて心身を清めると・・・
遷御を終えて三日後だったが、すでに雨儀廊は撤去されていた。
【参考】 遷御の儀に向けて雨儀廊が準備された倭姫宮
しかし、撤去された雨儀廊の部材は旧殿舎の前に残されていた。
この姿をいつまで拝見できるのだろうか? 貴重な光景を目に焼き付けると共に、パチリ。
遷御を終えた新宮に初めてお参りした。
旧殿舎も感慨を持って
パチリ。
その前には撤去された雨儀廊の部材が整然と積まれていた。
柱に土が付いていることを除けば解体された部材とは思えないほどだ!
式年遷宮を終えた倭姫宮へのお参りを終えると
どのルートでもどるか? 少し遠回りにはなるが先ほど見かけた高所作業車の様子が気になったため、表参道を進むことに決めた。新宮を背にすると真っ直ぐ進み階段を下った。
少し下ると振り返ってパチリ。
その後は階段を足早に下ると表参道を急いだ。鳥居付近までたどり着くとその前には高所作業車が枝打ちの作業をしていた。
この高さは梯子では危険だろう。
表参道を後にすると
耐震工事中の神宮徴古館付近を過ぎ、車に戻るとトイレを借りるために
神宮徴古館ほかの駐車場へ向かった。まだ、早い時刻だったためだろう、トイレの入口は施錠されていた。
残念に思いつつも視線を前方に向けると「←バス専用」の矢印の先に何かが・・・。
近づくとそこには
撤去された雨儀廊の柱および
新宮の御敷地に置かれていたと思われる覆屋、さらには旧賽銭箱が残されていた。
何度も見納めしている紅葉を眺めながら駐車場を後にした。
この後は、南伊勢町河内に鎮座する仙宮神社へと車を走らせた。
【 20141213 の記録 】
- 式年遷宮を終え雨儀廊が撤去された倭姫宮
- 「禁殺生」石に導かれて仙宮神社へ(南伊勢町河内)
- 河村瑞賢公園と大仙寺(南伊勢町東宮)
- 御遷座を終えた穂原神社(南伊勢町伊勢路)
- 雨儀廊撤去後に初めてのお参り(伊雜宮)
- 旧殿舎が解体された佐美長神社
- かつて神楽殿があった佐美長神社