2017年03月04日(土) 大修繕も大詰め、蚊野神社(皇大神宮 摂社) (車、徒歩)
小俣神社が3月2日に御遷座を迎えたので、つづいてはこちらだ。
それは現在も大修繕が進められている蚊野神社(皇大神宮 摂社)。
社叢への階段を進むと
見慣れた風景。定の立札に変化は見られなかった。
こちらでは恒例となっているオミアゲ写真をパチリ。
参道の先には今も覆屋が輝いていた。ハート型の空の下で。
仮殿にお参りしようとするとひとりの女性(おばあちゃん)がお参りを終えていた。挨拶を交わすとしばしの雑談。私が到着したのは正午を過ぎていたが、午前中は宮大工さんが作業していたとのこと。その女性の口からは「お宮さんやから・・・」のフレーズが何度も、なんとも心がこもり優しげで感慨深かった。
その女性は私に「ゆっくりしていってください」との言葉を残すと階段がある参道ではなく、修繕のために臨時に作られた作業道を下っていった。(杖を利用していたからだろう。普段はあまりお参りに来ないと言われていたのはこれ(階段)が理由だったのかもしれない。)
私はお参りを仮殿にて終えてから、修繕中の殿舎を覆屋越しに眺めていた。玉垣はすでに仕上がり
御門の扉の取り付けを待つ状態だった。
さらに社殿の屋根には鰹木、千木が取り付けられていた。
また、覆屋の前には地面を突き固めるための道具であるタコが置かれていた。これで玉垣の柱の根本を突き固めたのだろうか?
そして、帰り際に感動したのはこのネコたち。整然とした居住まいに見惚れてしまった。
この仕上がりからすると御遷座(御還座)は来週、いや再来週になるのだろうか?
そんなことを考えながら蚊野神社を後にすると
パチリ。
さらには先ほど女性が行き来していた作業道の入口を確認した。
大修繕が終わり、この道が元に戻されるとあの女性はこちらにお参りする機会が少くなるのだと思うと少し心が痛んだ。まあ、たとえそうなったとしても、「近くにあっても遠くのもの」にはならないだろう。
【 蚊野神社(皇大神宮 摂社)の御遷座まで 】
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