2016年07月16日(土) 御遷座に向けてまだまだ変化を続ける上社(伊勢市辻久留) (車、徒歩)
御遷座に向けてどんどん変化を続ける上社。毎週の変化には驚かされ、ワクワクする。
本日もそんなワクワク感を求めて上社を訪れた。
先日建て替えられた鳥居をくぐり参道を進むと
こちらの鳥居をくぐると右手に仮殿が設置されているが、左手に変化があった。
小社が移動されていた山ノ神の石畳にこのようは小社が設置されていた。
しかし、新しいものではない。床部には何かが置かれていた跡が残されているし・・・。これは修繕でもなく、御造営でもないようだ。一体どこから調達されたのだろうか?
もともとこちらに設置されていた山ノ神の小社は牛頭夫婦楠の脇に移設されているのだから・・・。
お参り。(お参りしてもその解は得られないが)
拝殿に注目するとその下には資材等がなくなり、幄舎、さらに本殿へと誘われた。
拝殿へ入ると幄舎の手前で停止して、その場所からパチリ。
眩しい光が差し込んでいた。
幄舎の右手には本殿への階段が立て掛けられていた。
拝殿を後にすると続いては拝殿の屋根に注目。
拝殿は洗われて御用材は一皮むかれたように美しさを蘇らせていた。ところが、屋根のこの部分に使用されている御用材は何てことだろう! ところどころに穴が空き、
表面は古い状態、まるで敢えて古材ですと主張しているようだった。この材を使用するには何か理由があるのだろう。
材の端を注視するとそこには文字が書かれていた。何かの手がかりになるだろうか。「挊」とも読めるが?
さらに拝殿の屋根では先週も注目した部分、幄舎から拝殿へと伸びる屋根と拝殿の屋根の交差部の仕上げが進められていた。
こんな感じで後は銅板が張られるのだろう。この改築により
拝殿の屋根(幄舎側)に樋が不要となった。
また、本殿の様子は変わりなく足場はまだ残されていた。
最後に上社稲荷大明神に注目し
社務所の裏手をぐる〜りと回ると上社稲荷大明神も確認した。
脚立が準備されていたので作業は進められているのだろう。
【上社、御遷座までの経過】
- 仮遷座を終えていた上社(伊勢市辻久留) 2016年02月27日
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- 御遷座に向けて工事が開始された上社(伊勢市辻久留) 2016年04月17日
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- 上社では社務所の基礎工事・続(伊勢市辻久留) 2016年04月30日
- 上社では社務所の基礎工事3ほか(伊勢市辻久留) 2016年05月08日
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