2016年04月29日(金) 高宮神社と五百野皇女御陵の石碑(津市美里町五百野) (車、徒歩)
家所城跡を後にして国道163号へ向かう途中、道標を通り過ごしてから引き返した。それは通り過ぎた際に目にした文字が気になったからだった。先ほどの十字路に戻って確認すると
その道標には「高宮神社0.2K」と記されていた。
「津市 美里名所めぐり 美里ボランティアガイド会」の冊子によると
高宮神社
五百野の高宮神社は、五百野皇女を祀る神社として知られています。皇女に随行していた高宮という者が御陵を祀るためにこの地に残ったのが始まりとされています。
「津市 美里名所めぐり 美里ボランティアガイド会」より引用
斎王であった五百野皇女が都へ戻る途中、この地で病に倒れたため・・・
お参りせずにはいられない。参道へと続く道には車が停っていたので
農道に駐めさせていただいた。この付近から
参道へ向かうと
鳥居の奥には苔むした急な石段が
延々と続いていた。
石段の途中には朽果てた常夜燈の木製部(屋根、火袋)や
点くのかわからないような電灯。
また、石段の石は歪みを生じているのだろう。多数の箇所で隙間が発生していた。
何とか石段を登り切ると
こちら左側が神社への階段。そして、前方は車でも上がってこれるようにコンクリート舗装された参道となっていた。こんなに高い場所なら車道が無ければモノレールが必要だろう。
ちなみにモノレールを見かけた神社はこちら 幡須神社 と 波田須神社。
【参考】
- 幡須神社 2012年04月14日
- 徐福の宮と波田須神社(熊野市波田須町) 2015年05月10日
横道にそれたのもとに戻して、階段を進むと左手に手水舎、
右手に社務所、
その壁面には次の行事予定が掲示されていた。
そして正面が拝殿。
拝殿にたどり着くとその扉にはこのような錠前が掛けられていた。お参り。
拝殿の脇から少し奥へ進むと本殿を拝見した。
お参りを終えて先の急な石段を下る途中で、こんな光景をパチリ。
鳥居をくぐり返すと別世界から元に戻った気がした。
最初に見かけた十字路の道標から国道163へ向かうと国道との合流点にこんな場所があり、
ここには五百野皇女御陵の石碑が建てられている。
五百野皇女御陵の石碑
12代景行天皇の皇女で、斎王として伊勢に派遣されました。都に帰る途中に、この地で病で亡くなったことから、皇女の名を取り、この地を五百野と呼ぶようになった伝承上の人物です。
「津市 美里名所めぐり 美里ボランティアガイド会」より引用
高宮神社と縁の深い五百野皇女の御陵を示す石碑だった。
私の中では高宮神社と五百野が、現在三重テレビで放送されている伊勢志摩サミット開催記念 三重テレビ放送特別番組「斎王〜幻の宮の皇女(ひめみこ)〜」とリンクした。
【 20160429 の記録 】
- ナビで見つけた平泉神社(津市分部)
- 再訪、長野神社(津市美里町北長野)
- 名残りの桜(津市立長野小学校付近)
- 美里ふるさと資料館での写真展「身近な風景 〜 Familiarium landscape 〜」レイアウト変更
- サルシカ秘密基地、デビューならず!
- 日南田の磨崖石仏群(六体地蔵、七体地蔵)ほか(津市美里町)
- 家所城跡(津市美里町家所)
- 高宮神社と五百野皇女御陵の石碑(津市美里町五百野)
- 美里ふるさと資料館での写真展「身近な風景 〜 Familiarium landscape 〜」最終日、ギャラリートーク
- 古民家Hibicore、プチ・デビュー!(津市美里町三郷)