2017年02月18日(土) MieMu移動展示「先っちょ志摩に生きる」@志摩市歴史民俗資料館 (車、徒歩)
今日は朝から志摩半島を訪れたので、その帰り道にて志摩市歴史民俗資料館を訪れた。それは本日から開始されたMieMu移動展示「先っちょ志摩に生きる」を見学するためだった。
志摩半島を訪れてからのこの展示とは完璧なツアーとなった。ただ、志摩半島をもう一歩先まで走っていれば今回の展示の舞台となっている越賀だったのに、それだけが悔やまれた。志摩市歴史民俗資料館は併設されている志摩市磯部支所の入口を進むと
目の前にMieMu移動展示「先っちょ志摩に生きる」の案内が立っていた。
開催期間は 2017年02月18日(土)〜03月19日(日)で
会場はこちら 志摩市歴史民俗資料館
建物に入って左方向にある志摩市歴史民俗資料館へ進むと移動展示のために展示スペースのレイアウトが一新されていた。
今回の展示のスタートはこちら。展示の目玉となっている越賀村繪圖にまつわる話など古文書を根拠として説明が展開されている。
これらは越賀に現存する郷蔵にて保管されているもののようだ。
ここには越賀村繪圖に関する記述。
こちらはかつての漁業の状況が記されている「差出帳」。
さらには寒天の材料となる天草の取引を示す文書・・・
そして、展示スペースの中央には越賀村繪圖の写しが拡げられ、所々に旗が立てられていた。また、その奥のショーケースには
本物の越賀村繪圖が展示されていた。展示期間の途中で展示品の入れ替えがあり、この越賀村繪圖はレプリカに交換されるそうだ。本物を見たい方は早めに来館を!
この繪圖はカラフル、
主にこの六色だが同色でもその濃淡で意味があるなど精緻に描かれている。
なんとも興味深い地図だ。
この地図なら一日魅入っていても飽きないだろう。この地図を手にして越賀の町を歩きたくなった。
越賀在住の方が普門寺の近くに記されている「ラント」について疑問を投げかけていた。これは卵塔、無縫塔のことだろうか?
また、先に紹介した中央に拡げられた説明図に立てられた旗には番号と名前が付けられていた。
①郷蔵 ②舞台 ③高札場 ④神井戸(かんのいど) ⑤大井戸 ⑥五反田 ⑦水田 ⑧尾根 ⑨山王宮 ⑩八幡宮 ⑪子元宮 ⑫西宮 ⑬夷宮 ⑭天神 ⑮庚申 ⑯的場 ⑰浅間 ⑱普門寺 ⑲宝珠院 ⑳大蔵寺 ㉑妙祐坊 ㉒ ㉓城山 ㉔磯場 ㉕海面 ㉖台場 ㉗宝のそわ ㉘家の修正
これらの場所を巡ってみたくなる。
その他にも多数の興味深い展示内容、ぜひ来館を!
こちらは次郎六郎海岸や深谷水道で見かけた互層などが紹介され
この「お魚アンケート」には見慣れない名前の魚ばかりが登場していた。私がシールを貼れるのは一種類だけだ。
こちらに紹介した内容は展示のほんの一部。ここでの展示を見学すれば次は越賀へのフィールドワークが待っている。ああ、越賀を訪れたくなった。それにしても越賀村繪圖は魅力的だ。レプリカが手に入らないだろうか? 手にして歩きたいものだ!