2016年03月13日(日) 宮川流域案内人とともに斎宮ほっつき歩き・斎宮調整池玉城町側編 (車、徒歩)
昨日、お伊勢さん125社まいり 田丸・外城田めぐり にて棒原神社(皇大神宮 摂社)を訪れている際、スマホをチェックしたところ渡邉幸宏さんからメッセージが届いていた。渡邉幸宏さんは多数の肩書を有し、宮川流域案内人である。
そして、その内容は棒原神社をも巡る「斎宮ほっつき歩き・斎宮調整池玉城町側編」への参加のお誘いだった。しかも、飛び入りでもいいからと・・・。本企画のことは知っていたのだが、同日の午後から「平成27年度 宮川プロジェクト活動報告会」に参加予定だったため「ほっつき歩き」への参加を見送っていた。しかし、棒原神社で、棒原神社を巡る企画に誘っていただいたとは・・・、何とか参加できないかと思い詳細を確認したところ「ほっつき歩き」は午前中に終了する。冷静になって考えれば分かるのだったが、渡邉幸宏さんも宮川プロジェクト活動報告会に参加されるはずだからダブルブッキングはしないはずだった。
明和町にある竹茗舎を訪れると渡邉さんに先導されて多くの参加者が集合している宮川用水斎宮調整池管理事務所へ向かった。
管理事務所に9時集合だったので、
事務所前の駐車場にはすでに多数の参加者が集まっていた。
参加者の受付を終えると「斎宮ほっつき歩き・斎宮調整池玉城町側編」が開始された。
本日のスタートは事務所前ではなく、斎宮調整池の西南側にある墓地の駐車場となっていたため、銘々が車で移動した。
ここから歩き始めてこの場所へ戻ってくる。伊勢本街道を歩きつつ寄り道のほっつき歩きで、前方に見えているのは最後にお参りする棒原神社(皇大神宮 摂社)の社叢。
参加者が移動を終えると「ほっつき歩き」の開始!
宮川用水 有田分水工の先で右方向へ進むと
この先で
右折して伊勢本街道へ入った。
この付近には、「マダケ」「ハチク」「モウソウダケ」「メダケ」の四種類が生えているそうだ。
一ヶ月ほど前にここを歩いているのだが、案内していただかないと知ることができないことだ。
【参考】
- 伊勢本街道、相可から城下町田丸へ 2016年02月06日
ここは、伏拝坂の石灯籠の説明板があるずっと手前で、こんなところに伏拝坂の石灯籠へと続く道への分岐があった。これもひとりで歩いていては知ることができない。
ここから先は希望者のみが山道を歩くことになり、落ち葉の感触を楽しみながら彼に続いた。
踏まれた雰囲気のあるルートで迷うこと無くこの場に到着した。下の切り通しには先ほどの分岐で分かれた参加者の姿。
そして、目の前には伏拝坂の石灯籠。
今回は天気が良かったので
石灯籠に刻された文字がクッキリ。
石灯籠の確認を終えるとこの案内板の脇へと下った。
山道を歩きを楽しんだ面々が他の参加者と合流するとこの地点で伊勢本街道を離れた。
この道の先には瀬古食品直営の松阪牛専用牧場「松阪牛の里オーシャンファーム」があるとのこと。耕作放棄された田んぼの脇を抜けると
その先で、今も耕作されていると思われる田んぼを右手に見ながら
・・・
前方に大きな建物が見えてきた。あれが「松阪牛の里オーシャンファーム」だった。畦道を注意しながら歩くと
小川の周囲でしばし花々の観察会となった。
しばしの観察会を終えるとこちらの畦道を進み
松阪牛の里オーシャンファームの前を通り過ぎた。
ここでは、
松阪牛の見送りを受けた。
さすがに「ほっつき歩き」だ。
これは、カラスザンショウだとのこと。(私は植物も不案内・・・)
さらに、目と鼻の先でも再度説明会に、ここでは「ウラジロ」と「コシダ」の違いが解説されていた。が、私は一歩遅れてしまった。こちらを後にしてほどなくたどり着いたのは
こちら、ビーフロードと伊勢本街道が交差する場所で、ここから
松阪牛の里オーシャンファームへの道も分岐していた。
こちらで、伊勢本街道へ戻ると棒原神社方向へ進んだ。
竹林では、タケノコが頭を出していた。(これは出過ぎ?)
伊勢本街道をさらに進むと
前回も見かけた
「伊勢参宮本街道 七度狐の森」の案内板。大人数で歩いていると何とも感じないが、独りで歩いていると「何か気配を感じる?」・・・
舗装路から土道へ切り替わると
先ほど歩いた松阪牛の里オーシャンファームへの分岐に到着。ここは真っ直ぐ進むと
この先で
伏拝坂の手前にある分岐を右へ進んだ。
分岐からすぐ近くでも説明会。ここにシキミについて・・・、
シキミはお寺での焼香に使用される抹香の原料となる。また、狼が嫌うとのこと。
さらに、狼つながりで「のろし」はなぜ狼煙と書かれるのか・・・(これはクイズとしてします!)
シキミを後にするとこの分岐は左側へ進んだ。こちらの道の所々にシキミの葉が撒かれていた。(なぜ?)
さらに進むとこんなモノが現れた。
これは宮川用水の施設で、
近くの地面には「仕切弁 宮川用水」の文字。
この先で林を抜けると
目の前にはJR参宮線の線路が確認された。これは見慣れた風景、外城田駅付近だった。この先で折り返すように進むと
こちらの左側を宮川用水が走り、以前は明渠だったがいまは暗渠となっているとのこと。
右手には、線路の向こうに
望めるのがJR参宮線 外城田駅。何度かお世話になった。
ここでみんなが集まっているのは
オオバヤシャブシの実、かつてはお歯黒に使用されたそうな。
オオバヤシャブシを後に歩き始めたところ、快速みえが外城田駅を通り過ぎていった。
私達は宮川用水の暗渠から外れて民家が建ち並ぶ方へ進んだ。
こんなところに山神と庚申堂(青面金剛像)、
さらに路地をくねくね・・
「朝久田」地名板脇の常夜燈のところへ出た。棒原神社は奥にあるこんもりとした丘の上に鎮座している。
カーブミラーのある路地を入ると
その先には急な階段が下部と上部の二段構造となっている。階段の下で左方向を眺めている人がひとり、ふたり、・・・。何を眺めているのか?
ボタンツバキだった。花弁の先端の巻具合が美しい!
最後から階段を登ると
皆さんに続いた。
階段の中間地点から見渡してパチリ。
時の流れが凝縮されている。
「禁殺生」石を確認してから上部の階段を登ると
昨日も出会ったパオーンと再会できた。
棒原神社でこんなに多くの参拝者を見るなんて、近鉄ハイキング以来だろうか。
棒原神社の周囲には多数の古墳が残されていることは今回の「ほっつき歩き」で知ることができた。
人が少なくなったのでお参り。
最後のひとりとなったので後ろ髪を引かれつつもこの場を後にした。
上部の階段を下るとそこからは水平に延びるこのルートを進んだ。
ここは私が昨日に歩いたルートと同じだった。最後の階段を下ると
出発点であった駐車場へ戻った。
名残惜しみつつ、棒原神社のパチリをパチリ。
私は寄り道が大好き。ほっつき歩き(目的も持たずにぶらぶらと歩く)もなかなかいい。
【 20160313 の記録 】
- 宮川流域案内人とともに斎宮ほっつき歩き・斎宮調整池玉城町側編
- お伊勢さん125社まいり ちょっとだけ外宮めぐり(モノクローム)
- 平成27年度 宮川プロジェクト活動報告会