第11回斎宮復元建物工事見学会(最終回)(明和町斎宮)

2015年06月20日(土) 第11回斎宮復元建物工事見学会(最終回)(明和町斎宮) (車、徒歩)

先日、文化庁が創設した「日本遺産(Japan Heritage)」にて認定された「祈る皇女斎王のみやこ 斎宮」。
国史跡斎宮跡内で建設されている平安時代復元建物3棟(正殿・西脇殿・東脇殿)が完成に近づき第11回工事見学会(最終回)が開催された。日本遺産とは我が国の文化・伝統を語るストーリーを重視し、地域に点在する遺産を「面」として地域活性化を図るためのもの、これらの復元建物が完成すれば日本遺産の目的を果たす一助となることだろう。これら3棟は7月に完成し、9月26日の観月会にて復元建物竣工式が実施される予定とのこと。

【参考】

 

今まで説明会には2回参加したが参加者の多さに驚いていた。待つことが嫌いな私(しかし祭典の開始を待つのは苦にならない)だが『最終回』の文字に釣られて斎宮へ向かうことになった。

【参考】

 

受付は9時半〜11時だったので、受付終了間近なら待つ人も少ないだろうと予想して寄り道しながら斎宮へ向かった。多少の余裕を持って到着したのが10時40分。

ところが、何と今まで以上の長蛇の列となっていた。(今までなら11時前には待たなくても見学できたそうだが・・・)

第11回斎宮復元建物工事見学会(明和町斎宮)

第11回斎宮復元建物工事見学会(明和町斎宮)

 

前回参加した時とは異なり、東脇殿の前でヘルメットを手渡されると順路に従って自由に見学できる方式となっていた。東脇殿の前には何度も折れ曲がる列が続き、その後ろに受付があった。さらに受付から見学会入口までは真っ直ぐの列が続いていた。入口から何人待ちだろう?数えきれない程だった。

第11回斎宮復元建物工事見学会(明和町斎宮)

第11回斎宮復元建物工事見学会(明和町斎宮)

 

長い列がゆっくりと進むのを待つ途中、覆屋が取り外された西脇殿の姿が望めた。待つことが嫌いな私もこの姿に救われた。「もう少し待てる!」と。

第11回斎宮復元建物工事見学会(明和町斎宮)

第11回斎宮復元建物工事見学会(明和町斎宮)

 

やっと受付にたどり着くと次の説明付きの整理番号札が渡された。「514」人目。(最終的には600人を超えたそうだ。)

史跡斎宮跡東部整備事業 第11回復元建物工事見学会(斎宮歴史博物館)

史跡斎宮跡東部整備事業 第11回復元建物工事見学会(斎宮歴史博物館)

 

その後もつづら折れの列が進むのを待ちながらついに私がヘルメットを手にした頃、受付は終了していた。

第11回斎宮復元建物工事見学会(明和町斎宮)

第11回斎宮復元建物工事見学会(明和町斎宮)

 

見学順路は、東脇殿→西脇殿→正殿→ビデオ上映会場。

 

【東脇殿】

まずは東脇殿へ入った。

東脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

東脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

東脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

東脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

東脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

東脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

順路に従って足場を二階へと上ると檜皮葺の屋根が美しく仕上がっていた。右端に見えるワイヤーは避雷針となるそうで屋根の上部からつながっていた。

東脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

東脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

屋根の上側が鬼板(おにいた)で下側が懸魚(けぎょ)。

東脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

東脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

また、鬼板に挟まれて屋根の上に横方向に置かれているのが樋棟(といむね)。なお、鬼板と樋棟の上部にも避雷針が設置されている。

東脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

東脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

東脇殿を後にすると続いては列んでいる時に望んだ西脇殿へ移動した。

【西脇殿】

まずは正面から、

西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

左方向にも見学スペースが設定されていたので側面、背面からもパチリ。

西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

この位置からだと3棟(西脇殿、正殿、東脇殿)の位置関係が一目瞭然だった。

西脇殿、正殿、東脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

西脇殿、正殿、東脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

西脇殿は見る位置を自由に変えて見学できたのでなかなか興味深かった。曲線と直線の組み合わせ、美しい。

西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

説明書きもパチリ・・。

西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

東脇殿でも紹介した鬼板、懸魚、樋棟の説明があった。

西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

西脇殿を後にすると正殿を見学するための足場(二階)へ上ると上方から西脇殿を見ることができた。

近鉄山田線を走る特急と西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

近鉄山田線を走る特急と西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

【正殿】

正殿には二階部を周回できる足場が組まれていた。説明板を後にすると

正殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

正殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

檜皮葺の屋根は見事に湾曲していた。

正殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

正殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

これは檜皮を葺く作業よりもその土台となる木工作業が難しいとのことだった。

正殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

正殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

このように屋根工事は3棟とも完了していたが、建物の内部では大工工事や設備工事が進められていた。

正殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

正殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

正殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

正殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

正殿は裏側にも出入口があり、その近くには

正殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

正殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

階段となる材が準備されていた。

正殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

正殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

二階部を一周すると

正殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

正殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

大工作業をパチリ。

正殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

正殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

さらに二階から足場を下り

正殿の足場から望む西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

正殿の足場から望む西脇殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

正殿の前に立つと床の高さが際立っていた。東脇殿、西脇殿とは比べものにならないくらいに床が高かった。格の違いを示しているとのことだった。

正殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

正殿(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

以上で復元建物の見学を終えると隣の会場では檜皮葺のモデルなどが置かれ各種作業のビデオが上映されていた。

説明およびビデオ上映会場(第11回斎宮復元建物工事見学会)

説明およびビデオ上映会場(第11回斎宮復元建物工事見学会)

 

一時間ほど列んだが、それ以上に充実した見学会となった。

第11回斎宮復元建物工事見学会(明和町斎宮)

第11回斎宮復元建物工事見学会(明和町斎宮)

 

完成後の竣工が楽しみ!

 

【 20150620 の記録 】

 

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