2016年12月11日(日) 古文書の会-201612(河邊七種神社社務所にて) (徒歩)
河邊七種神社(伊勢市河崎)の社務所では毎月第二日曜日に古文書の会(社務所で見つかった古文書や古絵図などの整理)が開催されている。また、先月より前日の土曜日には「くずし字勉強会」が開催されることになったが、今月は講師である千枝大志(中京大学 学芸員)さんの都合がつかずに古文書の会のみの開催となった。
いつものように吉家(稲荷)神社および河邊七種神社にお参りしてから
社務所へ向った。
今日も正面玄関から・・・。
定刻になると古文書の会が開始された。本日は10名程で明治時代のものを中心とした文書の整理。バラバラになってしまった文書や文字が読めても意味が分からない文書など調査票の作成に手間取った。(私)
文書や地図の整理、調査票の作成に集中していると今回もまたたく間に作業予定時間が過ぎてしまった。
作業を終えてお開きとなる直前、講師である千枝さんが一冊の古文書を携えて・・・。千枝さんが注目していたのはその文書の作成者である「寺本善十郎」についてだった。
この文書の名前は「河邊神社御神寶目録」。つまり、「寺本善十郎」は河邊七種神社と大いに関わりがあることが明らかとなる。
それは、次の「河崎かわら版 12月号 平成28年11月25日発行 第198号」に掲載されている記事「河邊七種神社 古文書の会通信その1」に関連するものだった。
この記事は古本屋ぽらんの奥村薫さんが執筆したもので、「河邊七種神社」と「寺本善十郎」の関係について言及している。そのことのさらなる裏付けになるのがこの文書「河邊神社御神寶目録」なのだろう。
詳細については奥村さんの続報を期待することとし、私はこの目録の内容に興味を持ってしまった。
それは前夜に牟山中臣神社の御神遷を拝観したことの影響も大いに有るのだろう。
それぞれの御神宝を端的に描いた絵に見入ってしまった。
【参考】
- 奉賛記念 河邊七種神社 古文書の会(伊勢市河崎) 2016年04月10日
- 河邊七種神社 古文書の会 #1(伊勢市河崎) 2016年05月08日
- 河崎環濠跡を巡り始めたものの・・・断念 2016年05月08日
- 古文書の会-201606(河邊七種神社社務所にて) 2016年06月12日
- 河崎環濠痕跡巡りツアー(伊勢市河崎) 2016年06月18日
- 「古文書の会」のフィールドワーク、ブラッチェise ミニツアー パイロット版 宮後〜河崎1丁目(副題:伊勢山田廃寺編) 2016年07月10日
- 古文書の会-201609(河邊七種神社社務所にて) 2016年09月11日
- 古文書の会-201610(河邊七種神社社務所にて) 2016年10月09日
- 古文書の会(くずし字勉強会)-201611(河邊七種神社社務所にて) 2016年11月12日