2015年06月22日(月) 赤崎祭(ゆかた祭り)(豊受大神宮末社 赤崎神社) (車、徒歩)
毎年6月22日、この日は鳥羽市鳥羽に鎮座する赤崎神社(外宮(豊受大神宮)の末社)の例祭日で、ゆかた祭りとも称される赤崎祭が実施される。なお、神宮では6月15日〜25日が月次祭の期間で、22日にも摂社以下では巡回祭典が斎行されている。つまり赤崎神社でも月次祭が斎行される。ただ、お伊勢さん125社の摂社・末社ではこんなに盛大で参拝者が多い祭りは珍しい。
また、赤崎神社ではこの日にだけ授与される「御神杉」なるものがあり、私も四年前から授けていただいている。
【参考】
- ゆかた祭り(赤崎神社) 2011年06月22日
赤崎祭の日に赤崎神社を訪れる第一の目的はこの「御神杉」を授与していただくことだ。なんと言ってもこの日にしか手にできないから・・・、こちらが今年に授与していただいた「御神杉」。
しかし、一度だけ二日遅れで手にすることができた。あれは偶然だったのだろう。
【参考】
- 赤崎神社と御神杉 2012年06月24日
なお、こちらは「御神杉」に添えられている説明書き。
赤崎祭り
“赤崎さん”として人々に親しまれている赤崎神社は、豊受大神宮(外宮)の末社として鳥羽湾内の海岸から豊受大神宮へ奉る御贄採取(みにえさいしゅ)の守神(荒前姫神:あらさきひめのみこと)としてこの地にご鎮座になった御社(おやしろ)です。
鎮座地赤崎藤之郷の人々は産土神(うぶすなかみ)として仰ぎ6月22日を例祭日とし、その昔この地方に流行病(はやりやまい)が発生した際、この宮域内の杉の小枝を門戸に吊るした家々が難を除れたという言い伝えから、毎年例祭日にこの宮域内の杉の小枝を授かり、流行病除厄祈願としてこの杉の小枝を家々の門戸に吊り下げる習わしが今日まで続いています。
また、夏を呼ぶ鳥羽の代表的な祭として参拝者が多く、たくさんの露天が並び、夜には殊に雑踏を極め老若男女の多くが浴衣を着て参拝することから「ゆかた祭り」の愛称で親しまれています。
赤崎神社崇敬会
それでは、赤崎祭を訪れた際の様子を・・・
加茂川に架かる安楽島大橋から赤崎神社方向を遠望してパチリ。
社頭の国道167号沿いには多数の高張提灯が・・・
また、参道の入口では
「御神杉」が授与されていた。(遠望)
加茂川を渡り、神社へと近づくと所狭しと立ち並ぶ明るい露台が・・・
こちらは先ほど安楽島大橋から望んだ高張提灯だった。
ゆかた姿もちらほら、昔に比べれば少なくなったのだろう。(私も洋装だし・・・)
いつもになく参拝者が多い参道を進むと
石階下にある手水石の手前まで参拝者の列が延びていた。しばし、待機。
ゆっくりとしてペースで列は前進し、私も手水を受けると石階を上った。
石階を上り切った場所にはこの提灯、「赤崎町内会」
その先では御幌が風に吹かれていた。
拝殿の前には幄舎のように配置されたテントが置かれていた。
また、テントの後方では崇敬会の方が待機していた。電灯とロウソクと蚊取り線香。
私もお参り。
ずー〜っと、風が吹いていた。
お参りを終えると参道の入口へ戻り、「御神杉」を授与していただいた。
これだけでは参拝者の多さがわからないので、先ほどの露店へとくり出した。近鉄の線路を渡って・・・
今までの神社の風景では人の多さや賑やかさを伝えることができなかったので、この後は子どもの目線で露店の間を歩いて見た風景を動画で・・・(ただし、時間が長いのと多くの人が写っているので解像度を粗くしてファイルサイズを小さくした。)
【動画】 10分50秒( 20.2 MB )
赤崎祭を後にすると再び安楽島大橋から赤崎神社方向をパチリ。
「御神杉」の授与は賑わっていた。
また、社叢にポッカリと空いた空間から・・・参道の石階付近にある提灯が望めた。
安楽島大橋には家路を急ぐ人々が・・・
来年も訪れることを約してこの場を後にした。