2017年04月30日(日) 立梅用水、勢和中学校付近から古江隧道入口まで(多気郡多気町) (車、徒歩)
立梅用水を完歩するために全線を次区間に分けて歩くことにした。残すは2〜4の区間だ。
- 櫛田川の井堰(取水堰)〜元丈の館付近 (済)
- 元丈の館付近〜勢和中学校・小学校付近 (済)
- 勢和中学校・小学校付近〜古江隧道入口
- 古江隧道入口〜エンゲの切り通し
- エンゲの切り通し〜岩谷池 (済)
(オプションとして、歴代の井堰跡めぐり(済))
元丈の館付近から 2. 立梅用水、元丈の館付近から勢和中学校付近まで(多気郡多気町) を歩き、続いては 3. 勢和中学校・小学校付近〜古江隧道入口 の区間を歩いた。
勢和中学校付近からさらに進むとこちらは以前に目にしたことがある場所、プールの先には五箇篠山城跡が望める。五箇篠山城跡は前回に目にした姿からは一変していた。
【参考】
- 朝柄八柱神社の裏山にて発見、いつかは歩き通したい立梅用水 2017年03月25日
こちらの案内板も2度目。
眼下には延命地蔵堂。今日は先が長いので立ち寄らずに
用水の流れに従った。
誰がこの鉄の杭をへし曲げたのだろう? かなりのパワーだ。
用水は右側、左側には田園が広がっていた。
新緑を楽しみながらの・・・
この辺りで水路は山間へと深く切れ込むように進むため、ここで振り返ってパチリ。
水路が山間へと切り込んだ先にも田んぼが展開されていた。
この先で水路が折り返す。
その場所には水路橋が架けられていた。この下には勢い良く水が流れていた。
折り返した水路を進むとこんな光景に出会った。水路の上にさらに小さな側溝が乗せられていた。ちょうど田植えの時期だったのでこのちらの田んぼで作業する方に話を聞くことができた。挨拶を終え「こちらの田んぼは用水から水をもらえないですね?」と尋ねると「そうなんです。ここはこの上にある池から水を引いています。昔から・・・」とのことだった。つまり、この田んぼは立場用水の受益者ではないということ。
また、水路にはところどころにこんな階段がある。下って眺めると
下流側、
上流側、水になった気分でパチリ、パチリ。
ここからさらに進むと
左手には先に見かけた光景が広がっていた。
水路は民家の間を進むため、水路にオーバーハングするように道路幅が拡げられていた。水路が昔からここに存在していた証だ。
このように水路の上を歩くと右手の高台にお稲荷さんを発見。こちらは以前にも見かけたことがあるもの。その時にはお参りできずにいたため、今日は寄り道することにした。
獣害対策用に鎖で施錠されたゲートを開けると階段を進んだ。その先には集落を見下ろせる場所、
「いなり略縁起」が掲げられていた。
朝柄稲荷を後にして用水へ戻ると用水は国道368号へ出た。しばらく国道と並走し、中切橋の手前で
右側の側道脇を進んだ。この先で直角に左へ折れると
この橋の脇を水路が並走していた。
この先で国道368号の下をくぐる。
ここからも水路はくねくねと等高線に沿って進む。
ここでは右側からの流れと合流していた。
左側にはこんあ光景。
水路は流れる環境を変化させながら・・・
そしてたどり着いたのは180年余前の姿を今に伝える目細谷築堤だった。斜面には川床へ下る踏み跡があったので、それに従って下方からパチリ。かなりの迫力だ。
水路脇へ戻るとこんな説明板が設置されていた。
さらに進むと左手に、
右手には祠が見えた。お参りすると神社ではなく石仏がまつられていた。お地蔵さんか?
あれに見えるは五箇篠山城跡か、グルーッと山城跡を遠くから巻いて歩いてきたことになる。
振り返りながらも・・・
ここは高齢者福祉施設ささゆり苑付近。
この近くのゲートは開かれていたので、そのまま先へ進んだ。
この後もクネクネと進む用水に従った。直線距離と比べたら何倍になるのだろう。
田んぼには男性がひとり。
さらに進むと
左手には民家の屋根が多数。この辺りは古江か。
前方の上方にガードレールが見えると水路は左へと曲がり
下りの道と分かれた。この先で
先ほど見えた道路と水路が交差した。水路は道路の下を障害もなく流れているが、歩道にはゲートがあり、鎖で施錠されていた。
ゲートを抜けると道路を横断し、さらに用水に従った。
しばらくすると用水は別の道路と交差した。
ここでは道路が下方を通り、
水路が上方を流れていた。
水路橋を越えると水路は左方向へ。
この先では国道368号と交差。ここにもゲートがあった。
ここでの水位は50cmほどだ。
水路は国道の下をくぐり抜けていた。
鎖施錠のゲートを抜けると国道を横断した。
用水がさらに続いていたが、その先は
古江隧道の入口だった。
ここで今回の区間は終了。次の区間を歩くため車を駐めている須原親水広場へ戻ると多気町丹生のふれあいの館へ向った。