2015年03月01日(日) 遷宮諸祭儀、奉幣(月夜見宮) (徒歩、車)
遷御の儀を昨夜に終え早朝7時より大御饌の儀が斎行された月夜見宮(豊受大神宮 別宮)、御遷宮の締め括りとなる最後の遷宮諸祭儀、奉幣の儀が執り行われた。
月夜見宮
大御饌の儀 3月1日 7:00
奉幣の儀 3月1日 9:00
【奉幣(ほうへい)】
川原大祓・遷御と同じ装束を着け、大宮司以下、前夜奉仕の諸員により執り行われます。
まず祓所で修祓の後、新殿御前につき、禰宜が開扉。幣帛を奉奠の上、祝詞を奏上します。次いで幣帛を殿内に奉納し、閉扉ののち、大宮司以下玉串を奉って諸員八度拝を行い、遷宮祭はめでたく執り納められます。
大御饌の儀を拝観後に、外宮を往復すると神路通りを歩いて
月夜見宮へ戻った。
8時20分頃だったが、雨儀廊の下には
すでにプレスが集合し、撮影の準備が進められていた。
30分くらい前になると、奉仕員が道路側から参道を進み
宿衛屋の前へと集まった。
雨脚は強まるばかり。
開始の時刻が近づいてくると宿衛屋の前では動きがあった。奉仕員が傘を広げると
報鼓が準備され、
権禰宜以下の神職が列立した。
その後、数名の禰宜が宿衛屋から現れると順に手水を受け
対向する形で列立した。
続いて少宮司、
最後に大宮司が手水を受けて列に加わると奉幣の儀の開始準備が整った。
報鼓が鳴らされると奉幣が開始され、まずは修祓所へと参進した。
【動画】 1分25秒( 6.7 MB )
修祓の様子を確認することはできなかったが、
周囲の動きで進行を想像した。
修祓を終えると
幣帛を納めた辛櫃を先頭に参進が再開され、昨夜に遷御を終えた新宮へと向かった。
幣帛に続き、大宮司、少宮司、
禰宜、ほか・・・
奉仕員が新宮の幄舎ほかへと着座するとプレスの大移動となった。
参拝者が拝観を許された場所からはこんな感じなので祭儀の詳細はわからない。
・・・・
社殿の御扉を開くための
御鑰が取り出された。
開扉・・・
雨脚はさらにひどくなり
手水舎の前から続く溝には
かなりの量の雨水が溜まっていた。
濡れたカメラを拭きながら、雨に気を取られていると御鑰が戻されてきた。御扉は閉じられた。この前に祝詞奏上、幣帛奉奠。
続いて、玉串奉奠。
八度拝。
八度拝が後半になるとプレスが移動した。
【動画】 48秒( 3.9 MB )
八度拝を終えると退下となり
宿衛屋の前へ戻った。
【動画】 39秒( 3.1 MB )
以上で、奉幣の儀は終了となり、
月夜見宮の御遷宮も無事終了となった。
参拝準備が整うと参拝が再開され、待ち構えていた参拝者が新宮へ・・・。
私は本日三度目のお参りなので、月夜見宮は遥拝で済ませると、
同じ宮域に祀られている高河原神社(豊受大神宮摂社)にお参りした後、お稲荷さんにもお参りした。
【参考】
- 月夜見宮のお稲荷さんの御由緒 2015年01月31日
激しい雨が降るなか
古殿をパチリ、
パチリ。しばらくすると覆屋のみとなるのだろう。
また、珍しい光景をパチリ。この扉が空いている場面は珍しい。この建物は御倉? 神宮要綱には共に記述がないので?だ。
しばらく余韻を楽しんでいたら、宿衛屋から大宮司が出てこられ、崇敬者と挨拶を交わした後、鳥居の前で待機している車へと向かわれた。
雨脚はさらに強くなった。
私は傘を差さずに透明なレインコートで拝観していたため、カメラ、袖口がかなり濡れてしまった。
名残惜しいが、風邪をひかないように急いで帰途に着いた。
【 20150301 の記録 】
- 遷宮諸祭儀、大御饌(月夜見宮)
- 御遷宮を終えた御酒殿(豊受大神宮所管社)
- 遷宮諸祭儀、奉幣(月夜見宮)