2014年12月21日(日) お伊勢さん125社、車での外城田駆けめぐり (車、徒歩)
友人の要望で朝から仙宮神社(南伊勢町河内)、蓮華寺(度会郡棚橋)、大神宮寺逢鹿瀬寺跡(多気郡相鹿瀬)を巡り、最後の目的地はお伊勢さん125社の鴨神社。ところが、鴨神社に到着したのは14時半とまだ明るい。玉城町に鎮座する125社をできる限り駆け巡ろうということになり日暮れ前まで次の順で駆け巡った。
鴨神社(皇大神宮摂社)
田乃家神社(皇大神宮摂社、田乃家御前神社(皇大神宮摂社)を同座)
津布良神社(皇大神宮末社)
朽羅神社(皇大神宮摂社)
御船神社(皇大神宮摂社、牟弥乃神社(皇大神宮末社)を同座)
蚊野神社(皇大神宮摂社、蚊野御前神社(皇大神宮摂社)を同座)
棒原神社(皇大神宮摂社)
坂手国生神社(皇大神宮摂社)
【参考】
普段は単独でしかも歩きを基本としているため車での駆け巡りは初体験。なかなか面白かった。
駆け巡りなのでブログも駆け巡り風に・・・
14時15分 【的山公園駐車場付近】
鴨神社へ、私が知るのは4ルート。なかでも車が最も接近できる的山公園駐車場へ向かった。この駐車場からは的山公園へと続くコンクリート舗装の(急)坂道を登るか、山道を登るか? 今回は山道で登り、コンクリート舗装路で下ることにした。
車を後にすると的山公園へと続く坂道の入口を左に見ながらさらに奥へと進むと舗装路が地道に変わり、一気に山道となる。
あとは道なりに地道に高度を稼いだ。
しばらく進むと別ルートからの山道と合流するので左方向へ進み、その先の分岐で右のルートを選んだ。
14時25分 【鴨神社(皇大神宮摂社)】
前方の空間が一気に開けるとそこには神宮司庁による「定」の立札が立っている。苔むした参道を進むと
頭上には・・・
右手には鴨神社が鎮座している。
お参り。御扉にはしめ縄が結ばれていた。
また、屋根には落葉・・・。
友人は満足の様子だった。
このまま下るのはもったいないので、氷室洞くつ近くにある古代祭祀を想像させる石積みまで案内することにした。
少しぬかるんだ斜面の山道を注意深く進むと沢筋に出る。この沢を遡上すると
その先には崩れかけた石積みがあり、その奥に
14時36分 【氷室洞くつ】
氷室洞くつが小さな穴を開けている。
なお、私が最初に出会った石積み(石垣)は崩れていなかった。
【参考】
氷室洞くつ、鴨神社を後にして沢に架けられた簡易的な橋を渡ると水平道を進み、的山公園へのコンクリート舗装道へと合流した。
14時44分 【鴨神社からの水平道と的山公園へのコンクリート舗装道との合流点】
山道からコンクリート舗装道へ入ると滑りそう。
転がり落ちそうな急坂道を慎重に下ると
前方には微かに町並みが望める。ズームでパチリ。
14時50分 【的山公園入口】 車両進入禁止
的山公園の入口に到着したのは駐車場を出発してから35分。
的山公園駐車場を後にすると山神の町中を抜けて田乃家神社へ向かった。友人を同行しているので、竹林が美しい鴨神社の参道(別ルート)入口付近および見学者参加型の獅子舞が舞われる山田禅寺付近を経由した。
【参考】
15時00分 【田乃家神社(皇大神宮摂社、田乃家御前神社(皇大神宮摂社)を同座)】
田乃家神社の付近へ到着すると今までは無かった駐車スペースがあった。近くには墓地しかないのでこのスペースは田乃家神社のために準備されているのだろうか? 誰もいなかったので駐車させていただいた。
駐車スペースの前面にある参道へ進むと
朝に仙宮神社で確認した「禁殺生」石を確認。玉城町にあるお伊勢さん125社には「禁殺生」石が建立されている神社が多い。
少し長い目の参道を進むとお参り。
帰りは脇の参道を進み、周辺を散策していると飛鳥の雰囲気を漂わす風景に遭遇。「こちらはお寺か?」「これは確認しない理由はない!」 友人も同意し寄り道。
こちらは、曹洞宗福応山 観音寺だった。
私が興味を持ったのは立派な屋根の祠に納まる青面金剛像だった。
寄り道を終えて先ほどの駐車スペースへと戻ると傾いた太陽の日差しが眩しかった。
続いては津布良神社へ。
15時20分 【津布良神社(皇大神宮末社)】
津布良神社の前面には柿畑が広がり、その端から津布良神社への近道となる坂道がある。近くまで車を寄せようと思って、柿畑へ向かったところたまたま作業中で多数の車が列んでいた。対向できない狭い道なのでこちらへの駐車は諦めて、溜池の近くの坂道下(次の画像の手すりの下部付近)へ移動した。その際、柿畑付近で切り返していると作業中の女性が車を移動してスペースを空けてくれた。
車を駐めてから坂道を上ると、眼下にはこんな風景が広がっている。
参道を進むと右側、少し奥まった場所に小さな祠が祭られている。どんな神様が祭られているのか知らないままに・・・いつもお参りしていた。
【参考】 初めて津布良神社を訪れた時から・・・
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外城田めぐり 2010年03月13日
ところが、今回その疑問が解決されたのだった。こちらには「愛宕さん」が祭られていることがわかったのだった。
祠を過ぎて参道をさらに進むと右方向には先ほど車で近づいた柿畑が広がっている。そこに車を移動してくれた女性の顔が見えたので思い切って「こちらの小さな祠に祭られている神様は・・・?」と質問すると、近くにいた男性が「愛宕さんだと聞いている。」と教えてくれた。
お礼を述べると津布良神社への石階を上った。
お参り。
神々しい光が眩しかった。
光が育てる。
津布良神社の石階を下ると
原交差点を通過して田んぼに囲まれた農道へ入った。
15時39分 【朽羅神社(皇大神宮摂社)】
対向することができない農道を進むと朽羅神社の社叢の脇にある車一台分のスペースに駐車した。
社叢の中央にある社域への入口には
ここにも「禁殺生」石。
弓なり曲がった参道を進むと
お参り。
朽羅神社は田んぼの中にポツンとあり、四季を通じてここからの風景はなかなかいい。
続いては、御船神社へ。
15時48分 【御船神社(皇大神宮摂社、牟弥乃神社(皇大神宮末社)を同座)】
御船神社には大きな粗造りの常夜燈、そして「禁殺生」石がある。
お参りも駆け足になっていった。
パチリ、お参り。
急いでいてもこんな余計な写真をパチリと撮ってしまう。
「禁殺生」石。
続いては、蚊野神社。
16時00分 【蚊野神社(皇大神宮摂社、蚊野御前神社(皇大神宮摂社)を同座)】
駐車スペースを探して社叢を一周したら入口の右側に十分なスペースがあった。歩いている時は車を駐める場所など気にしていないので・・・。「今後は駐車スペースにも注意して歩こう!」
足早に参道を進むと
お参り。
こちらは苔むすくらい湿潤なのだろう。
蚊野神社を後にすると前川踏切でJR参宮線を横切った。次に訪れるのは棒原神社なのだが、駐車場がない。踏切を渡って左側の道路脇に駐車させていただき、急いでお参りした。
車を降りてから踏切前で蚊野神社の社叢を望んでパチリ。
このY字路、いや音叉のような形状の分岐を左へ進むと
カーブミラーがある路地を左へ進む。
16時11分 【棒原神社(皇大神宮摂社)】
民家の間の突き当りに階段があり、その先が棒原神社だ。
階段を登ると中段には「禁殺生」石。
さらに登って
お参り。
先ほどの中段からの眺望は素晴らしい。先ほどお参りした蚊野神社の社叢が望める。
そして、最後に向かったのが田丸めぐりの坂手国生神社。
16時22分 【坂手国生神社(皇大神宮摂社)】
こちらは私が大好きな神社、坂手国生神社。道路に隣接する
石畳で緩やかな上りの参道を進むと
途中にはまたまた「禁殺生」石。
適度な距離を歩くとたどり着ける。お参り。
16時30分 【駆け巡り終了】
以上で、二時間余りの駆け巡りが終了した。
【 20141221 の記録 】
- 河村瑞賢公園のサンタクロース(南伊勢町東宮)
- 先週に続き再訪の仙宮神社、猿田彦命の体現(南伊勢町河内)
- 蓮華寺と内城田神社(度会町棚橋)
- 大神宮寺逢鹿瀬寺跡、天王さんほか(多気町相鹿瀬)
- 伊勢さん125社、車での外城田駆けめぐり