2016年03月13日(日) 平成27年度 宮川プロジェクト活動報告会 (車、徒歩)
私は二年前に宮川流域案内人養成講座を受講し、案内人登録しているので報告会への参加は必須だ。
【参考】
- 宮川流域案内人(インタープリター)養成講座 2014年06月01日
「ほっつき歩き」の後に三重県伊勢庁舎へ急いたが、一時間ほど余裕があったため近辺の点在するお伊勢さん125社を巡っていた。そろそろ開始時刻(13時30分)が迫っていたので伊勢庁舎へ戻った。
伊勢庁舎へ足を踏み入れるのは初体験だったため「ドキドキ!」?
ロータリーのあるエントランスへ向かうとそこには「平成27年度 宮川プロジェクト活動報告会」の看板が立てられていた。自動ドアを入ると数名の職員が迎え入れてくれた。
近くにはエレベーターがあったが、階段好きな私は奥まった場所にある階段へと進んだ。「おぉっ、手すりが波打っている!」あまり利用される機会は無いだろうが使ってみると握りやすかった。非常時には役立つかも!
こんな階段を上りながら踊り場から外の風景をパチリ。楽しみながら上っていたら四階なんてあっという間。
資料を受け取って会場へ入ると満席状態。定刻になると宮川流域ルネッサンス協議会 世古口事務局長の挨拶で開会となった。
引き続き執り行われたのは、5年ぶりに実施されたフォトコンテストの表彰式。
【参考】 作品はこちらで
表彰式が終わると金賞を受賞された中井 繁夫さんからお礼のことばが、
最後に受賞者代表の3名の記念撮影。私は撮影するカメラマンの撮影。
これからが報告会としての本番、平成27年度宮川プロジェクト活動報告会では5団体の事例発表があった。
【 (1) 「きれいな一之瀬川を守ろう!」 】
南なかむら未来(あした)築き隊 御村 一真さん
宮川の支流である一之瀬川流域で活動している「南なかむら未来(あした)築き隊」の発足は三年前。ある方が訪れて「ゴミがいっぱい!」と発した言葉に反応し、「なんとかせねば、自分たちで何とかしよう!」と思ったのが原点だった。一之瀬川の中や川底まで清掃しているが3年経ってもいっこうにゴミは減らない。そのため、川清掃だけでなく、ゴミを捨てやすい場所には産廃ネットを張るなど予防活動も進めている。
また、歴史文化班は一之瀬川上流部とその周辺の自然、歴史、文化をまとめたチラシをつくり地元の魅力発信に努めている。特に川にまつわる地名を集めてマップ作成にも取り組んでいる。さらに、活動を通じて知った言葉「里川(岐阜県が提唱)」に注目している。
【 (2) 「横浜ゴム(株) 三重工場環境貢献活動」 】
横浜ゴム株式会社 三重工場 大見 勝春さん
環境貢献活動に取り組んでいて地域で実施される清掃活動や環境イベント、植樹活動、水質調査など多数の活動に参加している。
【 (3)「大台町ふるさと案内人の会 活動報告」 】
大台町ふるさと案内人の会 筒井 敏さん
地方分権化が進められるなか地域をいかに活性化させようか。旧宮川村との合併により源流から河口まで全長91kmの宮川の大半を有するようになった。そこで、宮川流域の自然環境と先人達が連綿と築いてきた歴史と文化に注目し、ネットでは売買できないふたつの財産を活用するため案内人の会を結成した。本会では地域外からも多数のお客様を迎え、他の団体や地元住民との協働により熊野古道三瀬渡しの復活や馬鹿曲がりと橋の復元にも注力している。さらには来訪者との交流により地域を活性化する大きな役割を担っている。(主役は地域住民で案内人の会は黒衣)
【 (4)「宮川流域エコミュージアム」「宮川親子ディキャンプ」 】
宮川流域案内人の会 巽 幸則さん
宮川流域案内人の会が取り組んでいる活動は宮川親子ディキャンプと三年計画で実施した宮川ウォーク。宮川親子ディキャンプは小学校1〜3年生と親を対象とした活動で五年目、最近は「川は危ない」「川では遊ばない」風潮や傾向があるため「親子で川遊び」川での遊び方を体験する。事務局が実施し小学校4〜6年生を対象とした子どもサミットの予備軍を育成する意味もある。多くの親子に参加してほしいが、スタッフも高齢化し対応が大変だ。
さらに3年計画で実施された宮川ウォークは、宮川の源流から河口までと支流を歩いた。平成25年と26年にはそれぞれ宮川の左岸と右岸を歩き、平成27年には5つの支流(栗谷川、大内山川、濁川、一ノ瀬川、横輪川)を歩いた。
【 (5)「宮川流域フォークアンサンブルの活動報告」 】
宮川流域フォークアンサンブル 浜口素則さん・小倉憲子さん
宮川の素晴らしさを歌で伝えるため各地域で多数のコンサートを実施している。
大紀町四季の歌、ありがとう宮川、365日の紙飛行機(NHKあさが来た)の三曲を演奏した。
【 清流宮川フォトコンテスト2015 受賞写真展示 】
休憩中に受賞作品を見学・・・
【 講演「長良川における環境活動の取組から学ぶ〜成功例と課題について〜」 】
NPO法人長良川環境レンジャー協会 副理事長 名和 あけみさん
詳細については
【参考】
講演のキーワードは、続けること、育てること、手をつなぐこと。
心に残った言葉は「清掃でも楽しく! しなければならないは×、自主的にやろう!そのためには対象の素晴らしさを知ることが一番」
【 20160313 の記録 】
- 宮川流域案内人とともに斎宮ほっつき歩き・斎宮調整池玉城町側編
- お伊勢さん125社まいり ちょっとだけ外宮めぐり(モノクローム)
- 平成27年度 宮川プロジェクト活動報告会