2014年12月31日(水) 本年のお伊勢さん125社まいり納め、園相神社ほか (車、徒歩)
今年も今日で終わり。今年一年のお伊勢さん125社まいりを振り返っていたら不覚ににも一度もお参りしていない神社が二社あることに気付いた。
「すべてを巡らなければ一年を終えることができない!」
対象の神社は、共に皇大神宮摂社である川原神社と園相神社。じつは宮川ウォークの際に近くを通りかかったのでお参りした気になっていた。
【参考】
帳尻合わせになってしまうが、今日のところは車で急ぎ足で巡ることにした。
また、この二社をめぐる「宮川めぐり」に含まれる久具都比賣神社は初詣の神社だったので、こちらにも立ち寄った。
【参考】
まずは、川原神社へ向かった。
【川原神社(皇大神宮摂社)】
狭い農道を進み、社叢に近づくと
参道入口付近に車を駐めた。すでに軽トラックが駐められていてお守りされている方が竹箒で清掃中だった。
挨拶を交わしてから参道へと進んだ。
久しぶり、懐かしく落ち着く雰囲気に包まれた。
車道から数十mしか離れていないが、まったく別空間にいるようだ。
お参り。
社殿を改めて確認すると
かなり新しい。
御門も朽ちている様子はない。
参拝を終えてから清掃されていた男性に伺うと「こちらは10年前に隣の御敷地から移転した。」つまり、40年に一度の御造替は前回の遷宮(第61回神宮式年遷宮)にて執り行われたことにある。
すると、今回は修繕のみにとどまる可能性が高い。
また、この男性はちょうど10年前からこの役目を引き受け、川原神社と園相神社を担当しているとのこと。私がこれから園相神社へ向かうと告げると「あちらは落ち葉がいっぱい・・・」と申し訳なさそうに話してくれた。「こちらが終わったら、あとで行く・・・」とのこと、私は先にこの場を後にした。
その男性は、再び参道を奥へと歩いて行った。
車だととても近い。数分で園相神社に到着。
【園相神社(皇大神宮摂社)】
駐車スペースがないので、歩道の広い場所に停車させていただいた。
少し回りこんで、参道の入口に到着。
高木の鳥居をくぐるように・・
参道へ進むと
その両側には「禁殺生」石と手水石がある。振り返ってパチリ。
こちらは紀州藩が建立したとされる「禁殺生」石。
こちらは手水石。蓋が掛けられているためだろう。手水は澄んでいた。
こちらの参道は摂社としてはかなり長く、
その先は瀧原宮を思わせるような雰囲気のある参道だ。
独特の雰囲気を楽しみながら進むと木の影が私の行く手を遮った。影ではあるのだが思わず静止してしまった。光と影、この対比にはパワーがある。(なんか変な方向へ行きそう・・・)
お参り。
御門の扉が一枚板なので、同じ摂社でも格が高いのだろうか!
こちらに生えている苔は絨毯のようにふかふかな感触。
先ほど訪れた川原神社では社殿の新しさを感じたので、こちらでも確認した。すると、
かなり、朽ちている。するとこちらでは修繕ではなく、御造営が期待できるのだろうか?
しばし佇んでから
参道を戻ると
ちょうどこの先で
先ほどの男性とすれ違った。「お疲れさまです。」
そして、本日、本年、最後に訪問したお伊勢さん125社は『久具都比賣神社』。
今年は何度も訪れた神社でかなりのお気に入りだ。初詣に始まり大晦日にもお参りするとは・・・
【久具都比賣神社(皇大神宮摂社)】
近くに空きスペースに車を駐めると社叢へと向かった。
参道の入口には軽トラックが駐められていて、こちらも別の男性が清掃中だった。
社域へ入ると左手には「禁殺生」石。
右手には手水石がある。こちらは先ほど清掃され新しい手水が注がれていた。
お参り。
初詣、宮川ウォーク、御萱場めぐり、などが思い出された。
【参考】
この後、先日の「伊勢神宮御萱場とふるさと歴史館めぐり旅」で教えていただいた久具都比賣神社の北にある湧水池「姫の鬢水入れ」を見学した。
【参考】
「姫の鬢水入れ」の見学を終えると
宮川へと向かい、
上久具の渡しに思いを馳せた。
さらに、神宮御萱場方向を遠望すると
神宮御萱場を歩いたことを思い起こした。
そして最後にこの付近が森添遺跡であることを再確認し、帰路へと着いた。
以上で今年のお伊勢さん125社まいりは終了。