2017年05月07日(日) 塩を感じるお伊勢さん125社まいり 神社・大湊めぐり (徒歩)
二ヶ月ほどが過ぎれば、神宮の御塩づくりが御塩浜で始まる。御塩に関しては御塩殿神社を訪れるのが一番なのだが、実はその他にも塩を感じることができるめぐりコースがある。それは自宅から歩いてもすぐのルートで神社・大湊めぐりだ。
最初にお参りした志宝屋神社(豊受大神宮 末社)の御祭神は塩土老翁(しおつちのおじ)で海路守護の神、それが転じて塩の神ともとれる。この一帯はかつて塩業が盛んだった大塩屋御園(塩の荘園)の一部で神宮に調献していたそうだ。また、今回のめぐりコースには各所に塩田があったことを示す説明をみることができる。
額からしたたり落ちる汗に塩を感じながら、塩を感じるルートを歩いた。
自宅から田んぼ道を歩いて大湊川の堤防道路へ出た。大湊川の対岸に望めるのは先に紹介した志宝屋神社の社叢だ。第二湊橋を渡ると
社叢が近づいてくる。近道もあるのだが若草が茂りまくっていたので、住宅の中を遠回りして正面へ向かった。
鳥居をくぐろうとすると
定の立札の上に飛び出た釘を見つけた。
鳥居をくぐると右手には手水石が置かれている。振り返ってパチリ。石の形状は舟型?
参道の先で直下に右へ折れるとお参り。
お参りを終えると社窓の風景をパチリ。
志宝屋神社を後にするとしばしこの島(?)をうろうろしていた。こちらは忘れ井、私にとっても忘れられない場所である。
【参考】
その後、大湊墓地で古い墓石を探してからその入口付近に建つ祠にて
青面金剛像にお参り。
その後、湊橋を渡ると左方向へ・・・その途中で大湊川越しにパチリ。
反対側を眺めればその先には別世界が広がっている。ここは宮川浄化センターの一部だ。左手に見える巨大なクレーンは?
それは内田造船のモノだった。首が痛くなるほどに見上げることになる。
クレーンを後にしばらく進むと右側に下野橋が架かり、その近くに大きな石碑が建っている。
石碑の近くにはこの説明板がある。ここにも塩を感じることができる。「塩田開墾(耕地整理)」
神社 海の駅まで行くとその近くに鎮座する御食神社(豊受大神宮 摂社)へ向った。
御食神社は地元の氏神でもあり、地元が独自に設置したと聞く御垣があり、二重になっている。
こちら社域内には辰の井と呼ばれる井戸があり、
立派な池もある。
こちらの手水石は大きく立派で、形状はまさに舟型だ。
御食神社を後にすると
神社小学校の前を・・・。ここには
「神社港歴史散策ガイド13 播磨浜塩田」の説明板が設置されている。ここにも塩を感じることができる。「播磨浜塩田」
このように塩を感じながら自宅近くまで戻ってくると新開の庚申祠にて
青面金剛像にお参り。
そしてめぐりを締めくくるのは自宅から社叢を眺めることができる
河原神社(豊受大神宮 摂社)。
参道を進み
手水石を確認すると・・・(こちらは舟型ではない。)
毛理神社(豊受大神宮 末社)を同座する河原神社にてお参りを済ませた。
河原淵神社にはお参りできなかったが、お伊勢さん125社まいり 神社・大湊めぐりは終了。十分に塩を感じることができた。今後はこの地域の塩田についても勉強してみよう。