2016年08月06日(土) 御塩浜から御塩汲入所へ運ばれていた鹹水の樽(御塩殿神社) (車、徒歩)
先日に御塩浜を訪れた頃にはそろそろ採鹹作業は終了しそうな気配を感じた。
【参考】
- 御塩浜にて「浜をよせる」・「潮をおそう」(伊勢市二見町西) 2016年07月31日
また、風日祈祭(8月4日)を拝観するために外宮を訪れた朝、知人から「採鹹作業は終わったよ」と教えてもらった。
それなら鹹水を溜めた樽は御塩殿神社の御塩汲入所へ移動されているだろうと予測し、まずは御塩殿神社を訪れた。
御塩殿神社に到着したところ大きな変化に気づいた。道路沿いの植栽がきれいに刈り込まれ、落ち葉等が皆無になっていた。
参道を進もうとするといつものように喜多井さんが清掃中だった。
喜多井さんに挨拶し、御塩殿神社へのお参りを済ませるとその裏手へと続く、砂地の小道を進んだ。ここは左、
その先に御塩作りの次のステージの舞台となる御塩焼所と御塩汲入所がある。
御塩焼所、御塩汲入所に到着。
一見変哲もないようだが、
鳥居の付近まで縄が張られていた。これが御塩焼きの拝観者のためのものなら、かなり遠い場所からの拝観となる。以前がもっと近かったが・・・。実際のことは当日にならないと分からない。
さらに、御塩汲入所と生け垣の間には多数の樽が並べられていた。また、樽の蓋には数値が・・・。さて、この数字は何を意味しているでしょうか? 皆さんで考えてみよう!
全体を見渡すとこんな感じで
御塩焼所の前にはこんな板が立て掛けられていた。
これは煙ぬきのための穴を蓋す壁板で、御塩焼きのために取り外されていた。
改めて樽を眺めてから
いつもの場所へ移動した。御塩殿神社を訪れたらかならず訪れる場所。海の音、鳥の鳴き声、時には風の声それだけだ。
御塩焼所の裏手へ回るとここにも御塩焼きの準備が進められていた。
御塩殿まで戻ると喜多井さんにお礼を述べてから御塩殿神社を後にした。
清々しい風景を後にすると御塩浜へと向かった。
御塩浜では採鹹作業が終わっていたので規制もなく
黒木鳥居付近で浜を眺めることができた。また、来年だ。
この水路から御塩が生み出される。なんとも感慨深いことだ。
御塩浜全景を背にすると帰途についた。
【追伸】
御塩焼所での御塩焼き(荒塩の焚き上げ作業)は 8月8日〜9日 に執り行われる。
私は8日の夜に拝観する予定。