2014年10月10日(金) 伊佐奈岐宮、伊佐奈彌宮が遷御を迎える朝(月讀宮) (車、徒歩)
皇大神宮の四別宮(伊佐奈彌宮、伊佐奈岐宮、月讀宮、月讀荒御魂宮)が並立して鎮座している月讀宮。6日に月讀宮、月讀荒御魂宮にて遷御の儀が執り行われ、今夜に伊佐奈彌宮、伊佐奈岐宮にて執り行われた。
伊佐奈彌宮および伊佐奈岐宮が遷御を終えると月讀宮の四別宮はすべて新御敷地へとお遷りし現在の御敷地へは立ち入ることができなくなる。
2日前にも訪れたが御戸祭が斎行される時間帯だったためじっくりとお参りすることができなかった。
【参考】
- 御戸祭(伊佐奈岐宮、伊佐奈彌宮) 2014年10月08日
最後のチャンスとなった今朝、再び月讀宮を訪れた。
裏参道を進み鳥居をくぐると
手水を受けてから新御敷地へ進んだ。
新御敷地をパ〜チリ。
左から順に、今夜に遷御を終える伊佐奈彌宮、伊佐奈岐宮、すでに遷御を終えてこちらにお遷りになった月讀宮、月讀荒御魂宮。
伊佐奈彌宮、伊佐奈岐宮の前には「遷御の儀」の奉拝席が準備されていた。
また、月讀宮、月讀荒御魂宮の前にも。
こちらでは最初に月讀宮にお参りし、
続いて右隣りの
月讀荒御魂宮に
お参りした。
新御敷地の隅(月讀荒御魂宮の前)から参道を見下ろすと旧宿衛屋の前にも奉拝席が準備されていた。
こちらはこれから遷御を迎える伊佐奈彌宮、伊佐奈岐宮。
さらに寄ってパチリ。
新御敷地を後にすると祓所の向かい側に伸びる参道(次の画像の右側)の分岐にて。北側の御敷地へと続くこの参道は伊佐奈彌宮、伊佐奈岐宮の遷御が終わると立ち入りできなくなる。
今日を逃すとあと20年間は参入できなくなる参道を一歩一歩踏みしめながら進んだ。
旧宿衛屋の前には先ほど上方から眺めた奉拝席、
さらに旧宿衛屋の入口には
すでに手水が準備されていた。(10時からは伊佐奈岐宮での御飾)
奉拝席の脇に立つ
年季が入った案内板。これも役目を終えるのだろう。
さらに参道を進むとこんな狭い空間にも奉拝席が準備されていた。
御敷地へたどり着く直前で
新御敷地に建つ月讀荒御魂宮をパチリ。明日からはこの光景を望むことはできなくなる。胸が熱くなった。
北側の御敷地へ入るとその前にも
奉拝席が準備され、整然と並ぶパイプ椅子が遷御の厳粛さを物語っているようだった。
伊佐奈岐宮にお参り。
続いて、伊佐奈彌宮に
奉拝席には朝日が差し込み
昨日の雨の名残が輝いていた。
奉拝席の前から新御敷地に建つ月讀荒御魂宮の姿をパチリ。
見納めとなる光景をパ〜チリ。
さらに、その前に広がる奉拝席もパ〜チリ。
さらに、さらに、今後20年間は歩くことができなくなる参道をパ〜チリ。
20年間の重みを感じながら参道を戻ると
月讀宮を後にした。
『今までの20年にありがとう、これからの20年によろしく!』
鳥居をくぐると日常に戻り、会社へと向かった。