2014年05月04日(日) 改修工事が開始された宮川堤、どうなる? (徒歩)
昨日は宮川堤の上流側が立入禁止になっていることを確認しただけだった。本日はじっくりと調査するために徒歩で宮川堤を訪れた。
改修工事が開始されたようだが、どのような状況なのだろうか?
宮川堤に関しては心配すべきことが多い。
- 宮川堤を跨ぐように参道があり堤の脇に祭られている楠大明神
- 堤よりも川寄りに祭られている大日権現社
- 江戸時代に築堤された駿河守様御代堤三十二間(駿河堤)、周防守様御代堤二十六間(周防堤)、棒堤
本日は桜の渡し跡から宮川堤の下流側に到着。「50m先 (工事中)」の工事看板。私を追い越していった自転車の男性は引き返してきた。
私は敢えて直進・・・。
ここで前進できない。
「工事関係者以外 立入禁止」だ。
右手には「堤防(桜堤)強化工事のお知らせ」の説明板が立っている。工期は今年の12月初旬までの長い期間だ。
フェンスの向こうには土砂が積まれて斜面になっている様子が見え、
その手前にはさまざまな重機が置かれていた。さすがに今日は休工だった。
工区は工事用フェンスの囲われているが、その外側には踏み跡があった。
踏み跡をたどると棒堤を横断。この先の棒堤は工事の対象外だろう。
ここから囲いは工事用フェンスではなく、トラロープとなった。工区の周囲を歩けそうだったのでぐるりと周ることにした。
トラロープの外側を・・・
しばらく歩くと工事用車両の出入口があった。
こちらへと続いている。
その出入口の脇には周防堤がある。
周防堤はトラロープの向こう側になっている。工区内だ。
この石張りはどうなるのだろう? 心配!
散策路を分断するように張られたトラロープに沿ってさらに進むと
重機の近くには
破砕されたコンクリートの山、山・・・。堤の幅をこちらへと広げるのだ。
そしてこの先には
堤との間には楠大明神が祭られているがここからも参入できない。あとで反対側にある参道へまわてみよう。
さらにトラロープをたどると目の前には立派な駿河堤の姿。
この堤の石張りは見事に残されている。この場所は工区からは外れていた。
駿河堤を宮川堤の方へ歩いて進むとかなりの部分がこの状態で残される? ようすだった。
河川敷側からもパチリ。多分大丈夫だろう!
続いては大日権現社。こちらはギリギリ工区内に含まれていた。トラロープの向こう側だ。大日権現社はどうなるのだろう? 不安。
この場所でトラロープが工事用フェンスに変わり、階段を上ると
昨日訪れた場所だった。
『さくら名所100選の地』であることを紹介する宮川堤の案内板とともにパチリ。
工事中の堤を一周しようと思ったが右側は歩けそうもない。後は楠大明神の参道を確認するしかない。
名勝 宮川堤の石柱の前で一息入れてから
SANCO 度会橋バスのりばがある坂道を下ると
河崎屋うどん店がある交差点を左へ曲がった。
しばらく直進すると左手に「工事関係者以外 立入禁止」の看板を発見!
近づくと、その先は楠大明神の参道だった。
この通路を入って近くで確認したかったが、「立入禁止」の文字を厳守すべきだと判断しここではズームで我慢した。石階の下には工事用のフェンスが張られ立入禁止となっていた。今までお参りしていた地元の方々はどうしているのだろう?
私は心の中で遥拝した。
心配になり、帰宅後にネット検索したところ、国交省の三重河川道路事務所のページを発見。最新の資料によると楠大明神および大日権現社、さらには各堤(駿河堤、周防堤、棒堤)も現状維持の方向のようだ。
【参考】
【 20140504 の記録 】
改修工事が開始された宮川堤、どうなる?
こんばんは(^^)
宮川桜堤の改修工事がこのほど無事終わりました
私は工事を担当していました監督です
去年のこの記事をみて、宮川の桜堤を皆さんの心の癒しである場にまた出来るよう頑張らないとと痛感したものです
また、時間があれば新しくなった境楠や大日権現社を見に来てください
桜もソメイヨシノと横輪桜が植樹されました
堤防の補強はもちろんのこと、景観を考慮した仕上がりとなっています
一年二ヶ月と長い期間でしたが無事終わり、ほっとしています
また、記事にしていただければ光栄です
通りすがりの監督さん、おはようございます。
わざわざご報告ありがとうございます。また、長い工期を重責のなか大変お疲れさまでした。
桜の開花にピッタリの完成、このようなお仕事は後世に残ると共に市民の役に立ち素晴らしい!
ご自慢の仕上がりの宮川堤、ぜひ拝見したい、いや体感したいと思います。
通りすがりの監督さん、お疲れさまでした。今後もよろしくお願いします。
では、また、