2014年07月13日(日) 多宝山地蔵院 青蓮寺の蓮(名張市青蓮寺) (車、徒歩)
7月10日付けの伊勢新聞に次の記事が掲載されていた。
神秘の美、ハス開花 名張の青蓮寺、160鉢次々と・・・
この記事を読んだら青蓮寺を訪れずにはいられなくなった。昨日は遺跡発掘現場での現地説明会があったためそちらを優先したが、今日は【キタヰの妻】と共に名張へ・・・。
朝から曇りがちで今にも雨が降り出しそうな表情だった。伊勢を出発した頃は降り出してはいなかったが、青山高原を越えて名張に入った辺りから本降りとなってしまった。
ぶどう狩りのためのこの辺りを訪れたことはあったが、多宝山地蔵院青蓮寺を訪れたことはなかった。百合ケ丘の住宅街を抜けると〜青蓮寺の里〜多宝山 石段上り口にたどり着いた。駐車場があったのでこの場所に駐めて歩くことにした。
こちらは多宝山、この上に多宝山地蔵院 青蓮寺が建っている。ここは青木城跡でもあるようだ。
説明板を見るとこの石段を登れば青蓮寺へ向かうことができる。
隣の案内板の赤い矢印は左を差しているが、すでに雨足も強くなってきたのでこの階段を登ることにした。
雨ですっかりと湿ってしまった足元に注意しながら一歩一歩・・・。
途中で振り向いてパチリ。
階段を登り切るとさらに雨足が強くなった。傘を差していても背中が濡れていた。
左側から登ってくる参道と合流すると朱色の手摺がある階段をさらに登った。
この階段の先には空間が開け、そこは多宝山地蔵院 青蓮寺の境内だった。
どうやら境内の裏手に出たようだった。
まずは本堂にてお参り。
お参りを済ませても雨は止む気配を見せなかった。どうやら雨が我々を歓迎してくれたのだ。雨のおかげで鉢植えの蓮たちは瑞々しさを増し輝いて見えた。雨が我々を特別なステージに迎え入れてくれた。
この後は境内に160鉢以上のあるとされる蓮の中から花を咲かせているものを中心に観て回った。場所は行ったり来たりになるが撮影した蓮の写真を時系列順に紹介する。
こちらは蕾の状態だったが、名前に惹かれてパチリ。その名は『伊勢神宮』。
こちらの鉢には「1」番の番号が振られていた。この鉢から始まったのだろうか?
表の参道付近からパチリ。
花を咲かせた鉢を一巡りすると表の参道を下った。
左手の広場には分解された常夜燈が置かれていたのでパチリ。こんな姿を見るのも珍しい。
帰りは車が通れる道を戻ることにすると、多数の紫陽花が咲き誇っていた。
坂道をかなり下ってから青蓮寺を見上げてパチリ。
さらに離れた場所からも・・・。
水平道になってからしばらく進むと
そこには常夜燈と「カンカン石」と呼ばれる道しるべ石があり、
道しるべ石の右奥に見える小径は青蓮寺の裏手に続き、赤い手摺の階段の下で多宝山 石段上り口からの小径と合流する道だろう。
常夜燈と道しるべ石の間にある説明板はこちら。
青蓮寺の郷〜多宝山
(カンカン石、弘法大師みち)●カンカン石とは
昔、むかし、ある人が、この石に小石を投げた。すると、カーンと音がして、このお山にコダマした。
その日から、この道しるべを「カンカン石」と呼ぶようになった。
青蓮寺ふるさとづくり事業委員会
素晴らしい蓮たちだった。種類が異なる蓮が160鉢も手入れされているため、花を咲かせる鉢は入れ替わるが、8月に入ってからが見頃のようだ。