2016年03月06日(日) 第12回 おひなさまめぐりin二見(賓日館ほか)2016 (車、徒歩)
義姉と御塩殿に続いて訪れたのは賓日館。「おひなさまめぐりin二見」の最終日に何とか滑りこむことができた。義姉には賑やかな賓日館を楽しんでいただけたことだろう。
【参考】
【賓日館】
受付で入館料(300円/人)を収めると順路に従って
二階へ向かった。
【①扇の間】 江戸時代から昭和初期の古雛の空間
気になったのは
こちらの雛人形が飾られていた
辛櫃だった。(そこかい!)
さらには以前、(女雛が)パンフレットの表紙を飾ったこちら。
部屋を移動する際に廊下の照明をパチリ。
【②千鳥の間】 子どもの集まるなつかしい空間
千鳥の間は、子どもたちがお雛様に変身でき、他には伊勢方言かるたや貝合わせなどお楽しみの空間となっていた。
変身部屋の壁には・・・
また、さり気なく。
素朴な素材感にカラフルな衣装、彼らの両側には官女もいたのだが、二人だけにしてあげた。
続いては
【③御殿の間】 おごそかに
御殿の間に飾られた雛人形は第62回神宮式年遷宮に使われた御用材を利用して吉浜人形が制作したもので衣装に檜の木目が見られ伊勢神宮と賓日館、吉浜人形のみが所有しているとのことだった。
御殿の間を後にして大広間へ移動すると
大広間の直前でパチリ。
【大広間】 晴れやかにサミットを応援する
大広間では伊勢志摩サミットを祝した展示となっていた。
題して「おひなサミット」
参加者は読み応えのある本を手にしていた。一冊ずつ覗きこんで読んでみるとかなりのめり込む。
「今日も昨日も同じ事のくりかえし これが幸せ・・・」
おっと、彼女は居眠り中か?
この子はすでに諦めて投げ出していた。
その本の内容は「・・・力いっぱいふんばって よいしょよいしょとな」 この前がわからなかったが、疲れて踏ん張れなくなってしまったのだろうか? (お疲れ様!)
大広間を後にすると二階から一階へと下った。
【阿部夫美子 創作和紙雛展】
こちらは有名な和紙人形作家 阿部夫美子さんの創作和紙雛展となっていた。二部屋ほどのスペースに所狭しとたくさんの作品が展示されていた。「えっ、これも阿部さんの作品?」と思わせるものまで幅広い作風が展開されていた。新しい発見だった。
夫婦岩、「驚き!」
洋風なものも。
その他多数。こちらは何度も目にしている「月読尊」。
阿部夫美子さんの作品はどれをとっても素晴らしい。以前、伊勢市郷土資料館に展示されていた「おかげ参りとお木曳き(和紙人形ジオラマ)」は賓日館の一階展示室へ移設されている。これは圧巻だ。
【参考】
- 伊勢市立郷土資料館 2010年07月04日
- おかげ参りとお木曳き(和紙人形ジオラマ)のその後 2012年03月03日
縁側でしばし目を休めると再び・・・
一見、不似合いな展示。
こんな所からも「月読尊」が・・・
こちらは「源氏枠の御殿飾り」、源氏物語絵巻を立体化したもので上下左右から見れるように屋根が省かれていた。
これも雛人形?
最後に玄関に飾られた雛壇を眺めてから賓日館を後にした。
最終日、さようなら。
賓日館を出ると
その周辺には多数の幟旗が立ち、
横断幕が張られていた。
過去のおひなさまめぐりin二見の記録はこちら、
【参考】
- おひなさまめぐりin二見(2014) 2014年03月08日
- 遷宮記念 おひなさまめぐりin二見(2013) 2013年03月09日
- おひなさまめぐりin二見(2012) 2012年03月03日
- おひなさまめぐりin二見 (2011) 2011年02月19日
【二見興玉神社】
二見興玉神社へ移動すると
夫婦岩を眺めながら拝殿へ向かった。
その途中で社務所の建替え現場をパチリ。
日の神 皇居遙拝所付近から夫婦岩を望むと
裏参道を進んだ。
朱色の鳥居をくぐるとその先で国道へ折り返した。
久しぶりに旧二見隧道を歩くと足元が新たに舗装されていた。
隧道から表参道へ戻ると、旅館街を抜け伊勢市二見生涯学習センターにたどり着いた。
こちらはいつものように多数の雛人形が所狭しと並んでいた。
「ワシは孔雀か!」 (?ではなく、!)
「ちょっと、後ろのお姉さん、押さんといて!」
こちらは「おひなサミット」、発言内容は愚痴のオンパレード。
私がとても気に入ったのは、二見小学校4年生の児童の作品のなかで個性的なこちらの作品、カメのお雛さん。「いいね!」