新ブログサイト『神宮巡々3』開設のお知らせ

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平成27年度はにわ館特別展 水のまつり〜導水・湧水への祈り〜(松阪市文化財センター はにわ館)

2015年11月03日(火) 平成27年度はにわ館特別展 水のまつり〜導水・湧水への祈り〜(松阪市文化財センター はにわ館) (車、徒歩)

文化の日にちなみ寄り道を繰り返しながら博物館、資料館をめぐり、本日最後に訪れたのは松阪市文化財センター はにわ館。11月29日まで「平成27年度はにわ館特別展 水のまつり〜導水・湧水への祈り〜」が開催されている。なお、本日は講演会「水に祈る」が開講された。

 

特別展 水のまつりのチラシ(松阪市文化財センター はにわ館)

特別展 水のまつりのチラシ(松阪市文化財センター はにわ館)

 

特別展 水のまつりのチラシ(松阪市文化財センター はにわ館)

特別展 水のまつりのチラシ(松阪市文化財センター はにわ館)

 

松阪市街をうろうろと寄り道を繰り返していたら講演が始まる時刻が迫っていた。御城番屋敷付近であと15分余り、駆け足に近い早足で鈴の森公園まで戻ると

鈴の森公園(松阪市松阪市外五曲町)

鈴の森公園(松阪市松阪市外五曲町)

 

本日のお題である「」を感じながら

鈴の森公園(松阪市松阪市外五曲町)

鈴の森公園(松阪市松阪市外五曲町)

 

松阪市文化財センター はにわ館に到着した。

松阪市文化財センター はにわ館

松阪市文化財センター はにわ館

 

何とか講演開始の5分前に到着することができた。

講演会 水に祈る のポスター(松阪市文化財センター はにわ館)

講演会 水に祈る のポスター(松阪市文化財センター はにわ館)

 

講演会場は

ギャラリー(松阪市文化財センター はにわ館)

ギャラリー(松阪市文化財センター はにわ館)

 

登録有形文化財となっているギャラリーの一室だった。

登録有形文化財 第24-0044号 文化庁

登録有形文化財 第24-0044号 文化庁

 

講演会のテーマは「水に祈る」、講師は斎宮歴史博物館 調査研究課 主幹 穂積裕昌さんだった。

講演会「水に祈る」講師 斎宮歴史博物館調査研究課主幹 穂積裕昌さん

講演会「水に祈る」講師 斎宮歴史博物館調査研究課主幹 穂積裕昌さん

 

考古学(遺構や出土品など)からだけのアプローチでは「いのり」などの観念的な営みを証明することは難しいため、今回は古代文献資料に記された水に関する記述と相互補完させるような説明となった。

講演会「水に祈る」講師 斎宮歴史博物館調査研究課主幹 穂積裕昌さん

講演会「水に祈る」講師 斎宮歴史博物館調査研究課主幹 穂積裕昌さん

 

社殿が建てられる前の神社(祈りの場?)では、山や川、水、岩などの自然物をまつっていた。

日本書紀の記述から儀礼の場としての井泉空間である天真名井(素戔嗚尊が高天原を追放される際に自分の潔白を証明するために天照大神と誓約した場、天真名井のほとり。天照大神が素戔嗚尊から貰い受けた十握劒[とつかのつるぎ]を三つに分断して天真名井の水で濯いでから噛んで吹き出すとその息の霧から宗像三女神が生まれた。)、さらに各文献を紹介して古代人の聖水意識が説明された。山の神との戦いで傷ついて失神状態にあった日本武尊を目覚めさせた泉の水、元正天皇が美濃国に行幸した際に手をつけて洗った多度山の美泉・・・。

続いて、水を祀る祭祀遺跡とされる伊賀・城之越遺跡を概観し、水の流れなど荒祭宮(皇大神宮 第一別宮)との地形的な相似性が紹介された。また、伊勢神宮における水の要素として、1,500年間続けられている日別朝夕大御饌祭にて供される御水が宮域内にある上御井神社より汲まれていることも。

最後に、宝塚遺跡(松阪市松阪市宝塚町、光町)で発見された囲形埴輪にあるような導水施設、湧水施設が、「はたして祈りの場であったのか?」について・・・。これについてはさまざまな見解があり確定することはできない。講師である穂積さんは古代の祭祀は現在の神宮と同様に庭上祭祀の形態をとっていて屋根がある施設で祭祀が執り行われたとは考えにくいため、「導水施設は水の祀り施設ではない。」と説明されていた。

まとめとして現在も実施されている水のまつり、祈りを紹介し講演が終了となった。

 

こちらは伊賀市島ヶ原・川南地区の滝祭り。

講演会「水に祈る」(松阪市文化財センター はにわ館)

講演会「水に祈る」(松阪市文化財センター はにわ館)

 

そしてこちらは水を治める仏像である十一面観音像の特別御開帳。

講演会「水に祈る」(松阪市文化財センター はにわ館)

講演会「水に祈る」(松阪市文化財センター はにわ館)

 

【参考】  御開帳期間は 〜平成27年11月8日まで、 次回は33年後

 

講演が終了するとはにわ館を見学した。

特別展 水のまつりのポスター(松阪市文化財センター はにわ館)

特別展 水のまつりのポスター(松阪市文化財センター はにわ館)

 

常設展は以前に見学したことがあるが、何度でも魅入ってします。

常設展~伊勢の王墓 宝塚古墳の謎~(松阪市文化財センター はにわ館)

常設展~伊勢の王墓 宝塚古墳の謎~(松阪市文化財センター はにわ館)

 

【参考】

 

こちらが『宝塚1号墳から出土した日本最大(全長140cm)の船形埴輪』。

常設展~伊勢の王墓 宝塚古墳の謎~(松阪市文化財センター はにわ館)

常設展~伊勢の王墓 宝塚古墳の謎~(松阪市文化財センター はにわ館)

 

宝塚古墳で発掘された囲形埴輪も展示されているが、

常設展~伊勢の王墓 宝塚古墳の謎~(松阪市文化財センター はにわ館)

常設展~伊勢の王墓 宝塚古墳の謎~(松阪市文化財センター はにわ館)

 

その多くは特別展の会場に展示されているため、こちらは空の状態になっていた。

常設展~伊勢の王墓 宝塚古墳の謎~(松阪市文化財センター はにわ館)

常設展~伊勢の王墓 宝塚古墳の謎~(松阪市文化財センター はにわ館)

 

特別展は撮影禁止だったので写真無し。11月29日まで開催されているのでぜひご覧あれ!

 

特別展示室を後にしてロビーへ戻ると日が傾きかけた鈴の森公園が広がっていた。

松阪市文化財センター はにわ館からの風景

松阪市文化財センター はにわ館からの風景

 

受付にて特別展の図録を買い求めるとはにわ館を後にして帰路についた。

松阪市文化財センター はにわ館から鈴の森公園

松阪市文化財センター はにわ館から鈴の森公園

 

 

【 20151103 の記録 】

 

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