2014年05月06日(火) お伊勢さん125社まいり 大湊・神社めぐり (徒歩)
以前に紹介した「平成6年(20年前)にザ・伊勢講受入協議会と近鉄が主催で実施されたお伊勢さん125社のマップと資料」を元に大湊・神社めぐりを実施した。
今回も【キタヰの妻】が参加したので二人歩き。
【参考】
マップでコースを確認すると近鉄宇治山田駅がスタート地点兼ゴール地点に設定されているが、自宅近くの河原神社をめぐるコースなので今回は河原神社付近をスタート地点兼ゴール地点とした。
さらに、一部のルートを変更し、伊勢三座と呼ばれる能のうち一色能と通り能が継承されている伊勢市一色町と通町にある一色神社および栄通神社にもお参りした。
【参考】
【今回のルート】
二木神社→ 史蹟 山田奉行所跡 → 志宝屋神社 → 御食神社 → 一色神社 → 栄通神社 → 二軒茶屋餅 → 河邊七種神社 → 近鉄 宇治山田駅 → 河原淵神社 → 船江上社 → 河原神社(毛理神社を同座)
(お伊勢さん125社)
自宅を出発するとまずは河原神社を遠望できる場所からスタート。
次の止まれの標識の先には二木神社の社叢が小さく見える。車に注意しながら横断し、田んぼの間を進むと
二木神社は目の前に。
社の前にバスのロータリーがある二木神社にお参り。
「二木神社」の社標を確認して鳥居をくぐると
左手に手水舎があり、その向かいに拝殿が配置されている。
拝殿に掲げられたこの額を見ると平成二十三年の十一月に御造営されたことがわかる。
二木神社の境内の奥(本殿の背面)には赤い鳥居が建っている。こちらは正一位稲荷大明神だ。
両社のお参りを済ませるとお稲荷さん側の参道から社域を出た。振り向いてパチリ。
そして、すぐ近くには史蹟 山田奉行所跡と刻された標石がある。
その向かいに建つ、次の道標「右 みなと道」に従い、大湊方向へ進む。
お盆には手筒花火、かんこ踊りほかの大念仏行事が実施される宝林寺の前を通過し、
【参考】
そのまま道なりに進むと次の場所にたどり着く。
この広場には「外組同心屋敷跡」の標石があり、その隣には庚申塔等が祭られている。
さらに先へ進むと
右手に、小林ポンプ場。
大湊川が見えるとその対岸には志宝屋神社の社叢が見える。
最近架けられれた第二湊橋を渡ると左へ進む。
ここから階段を下り、草の生えた地道を歩くと近道だが、今回は住宅街の中を歩いた。
右方向へぐるーりと回りこむと
志宝屋神社の鳥居の前へ出る。
鳥居をくぐり参道を進むと右方向へ回り込む。本殿に向かってパノラマでパ〜チリ。右手には先ほど歩いた参道が伸びている。
お参りを終えると、
鳴き声が聞こえる鳥の存在を確認するために頭上から見上げると小枝で作られた巣らしきものが二箇所に確認できた。この木の下を見ると
鳥の糞で真っ白になっていた。
志宝屋神社を後にすると
右手方向へ進み、湊橋を目指した。その途中でパチリ。
志宝屋神社の前の道は次の場所に突き当たる。ここは右折。
右折するとそこ先では湊橋で大湊川を渡る。
橋を渡ると右手にはSANCO徳田バスのりばがある。
この近くから先ほどお参りした志宝屋神社方向を望んで、社叢をパチリ。
さらに進むと別のSANCO徳田バスのりばが見えてくる。コースマップに示されているバスのりばはこちらだ。Y字路となっているので、
このバスのりばを右手に見ながら左へ進む。
道なりに進むと次の十字路を通過する。
十字路の左手には三重県宮川流域下水道 宮川浄化センター 入口が見える。二十年までには無かった場所だ。
十字路を過ぎるとすぐ近く、右手には徳田新田と禿松新田の石碑と説明板および大湊中須新田経塚がある。
徳田新田と禿松新田の石碑ほかを後にすると
この場所でガードレール。
この先を右折すると下野工業団地へ入り、この案内板の前を通る。この案内版を左手に見ながら更に道なりに進むと
その突き当りには打ちっ放しのゴルフ場(伊勢シーサイドゴルフ倶楽部)のフェンスが見える。この突き当りにカーブミラーがあり、コースマップではここを左折となっている。しかし、その先の橋が見当たらない。20年前には打ちっ放しが無かったのだろう。
仕方なく、この丁字路を右折してその先を左折するとハッピー公園があった。
フェンス越しに確認すると右手方向に橋を発見!
早速その橋を渡ると直進の先には神社小学校が見えた。これでコースマップのルートに戻れる。
神社小学校に突き当たったら左折、
この付近を通過した。
神社の古い町並みを進むと
左手に割烹旅館 柏屋。
その先で右折すると御食神社の社叢が見える。
木造船みずきを確認するために、一旦この場所を離れ海の駅 神社へ向かった。堤防から勢田川側へ出ると
海の駅 神社には木造船みずきが停泊していた。
【参考】
一色町へ向かうコース変更で渡ることになった一色大橋を確認してから
先ほどの場所へ戻り、御食神社へ向かった。
本殿の後方の鳥居をくぐると本殿脇を通る参道を進んだ。
こちらはお伊勢さん125社でも他に無い特徴が多い。
まず、御垣が二重になっている。
また、境内に「辰の井」と呼ばれる井戸があり、さまざまに活用されている。
【参考】
さらに、境内に池がある。など・・・
お参り。
お参りを終えて御食神社を後にすると
一色大橋の下へ移動した。こちらの堤防には多数の壁画が描かれている。
【参考】
堤防壁画を背にして進むと一色大橋に登る階段がある。それを登ると途中にあるのがこの説明板。
一色大橋を渡る途中、上流の一色側を望むとこれから訪れる一色神社の社叢が望める。
一色大橋を渡り、一色町の町並み進むと左手に一色町公民館、さらに進むと
右手に一色神社が現れる。
右方向へ回り込むと鳥居の前にたどり着く。
以前、一度だけこの鳥居の前で演じられた一色能を拝観したことがある。
【参考】
まずは拝殿へ向かい、
お参り。
一色神社の境内には「長寿の樹」と呼ばれる立派なクスの木がある。
不慮の火災で消失し、うろとなっている部分を凝視していると炭化した部分が誰かまたは動物に見えてしまう。一度ある形に見えてしまうとそのイメージから離れられなくなる。
一色神社を後にするとSANCO 一色町バスのりばを通過。このバスは私達が近づいて来たので待っていてくれたのだろうか?乗車しないことが分かったはすぐに出発した。(考え過ぎだろうか?)
バスがいなくなったバスのりばを後にすると
勢田川橋まで勢田川の右岸を歩いた。
勢田川橋の手前で堤防道路へ上がると
左へ巻くように進み、通橋の先にある栄通神社へ向かった。
栄通神社付近には月待供養塔がある。こちらはその説明板だ。
あた、栄通神社には次の社標も建てられている。
その理由はこちら。
【参考】
栄通神社にお参り。
拝殿にはこの扁額が掛けられている。
栄通神社を後にすると再び、勢田川の右岸へ戻った。こちらは勢田川橋の下を上流側に進んだ場所。
さらに上流側へ進むと前方右手には社叢が見える。あちらは牟山中臣神社だ。
この後でハマボウの群生地を通り過ぎたが、その際の話題は別の記録で紹介する。
【参考】
ハマボウの群生地である浜郷小学校記念公園の前を過ぎると
勢田大橋にたどり着く。
ここからさらに上流へ進むと左手には橘神社の社叢が見える。余りにも寄り道が多いので控えようとする思いと二軒茶屋餅へ早く着きたいとの思い、両者のために橘神社はパスした。
その先では、新たに建設されている構造物をパチリ。ここには水管橋が造られる計画だ。
ここから
対岸まで・・・。
通り過ぎてから振り向いて、またもやパ〜チリ。
水管橋が完成したらこの辺りの風景は一変することだろう。
川の駅 二軒茶屋の船乗り場を背にして
して二軒茶屋餅方向へ進んだ。
右手の「二軒茶屋まちあるき案内図」をチラリ。
出発時には「10時のおやつに立ち寄ろう。」と言っていたのだがすでに12時前だった。お昼どきとはいえ生まれて初めてこちらのお店で「二軒茶屋餅」をいただくので、ココロウキウキ!
引き戸をガラガラと開けて、お店の中に入った。ショーケースの見本は二軒茶屋餅三個入りだったが、「二個入りもありますよ。」と教えてくれたので、昼食を考慮し「二個入り」を注文した。
先日、TV番組でこちらのご主人が「手掴みが美味しい!」と仰っていたのを思い出し、私は手掴みでいただいた。この雰囲気の中でいただくとさらに美味しい!
店内から外の風景をパチリ。暖簾と丸いポスト。なんとも情緒があるヨ。
十分な休憩を終えると二軒茶屋餅を後にして、
川の駅 二軒茶屋を一画に有する
まちかど博物館 かどや民具館の前を通り、河崎を目指した。
その途中で、二見街道沿いにあるこちらにお参り。
その後勢田川まで出ると対岸に見える伊勢河崎商人館 商人蔵をパチリ。
北新橋で勢田川を渡ると左岸へ。先ほど確認した商人蔵を振り返ってからそれらを背にして歩き始めた。
続いてお参りするのは河邊七種神社。
雰囲気のあるが短い参道を進むと
鳥居の先には橿原神宮遥拝所でもあるこの場所。
さらに右手の奥へ進むと
河邊七種神社にお参り。
拝殿下は、綺麗に掃き目が付けられていた。
さらには隣に祭られている吉家稲荷明神にもお参り。
その後、吉家稲荷明神と河邊七種神社の間にある「夜あ可し楠」をパチリ。
河邊七種神社を後にすると河崎本通りを勢田川の上流方向へ進んだ。次の道標を右へ曲がるとやっと昼食を取ることができた。普段の一人歩きでは「歩きながらのおにぎり」パターンが多いが、今日は【キタヰの妻】との二人歩きなのでおやつもあればゆったりとした昼食もある。
そして今回昼食のために訪れたのは「町家とうふ」。
とにかく、とうふが美味しい。大豆の味が濃い。癖になるうまさだ。
十分な休憩を終えると近鉄 宇治山田駅へ向かった。(このコースマップの本来のスタート兼ゴール地点)
河崎の外れからこの路地へ入ると
JR参宮線 伊勢市・五十鈴川間吹上新道架道橋をくぐり、
近鉄 宇治山田駅に到着。これで今回はコースマップのルートをほぼクリアできることになる。
宇治山田駅を後にすると八間道路へ出て、旅館 星出館、
河崎交差点を通過。
船江交差点から見える社叢を目指すと、先日朧ケ池渕まつりで訪問した
船江上社がある。
鳥居をくぐり、参道を進むと
朧ケ池に鯉のぼりが泳いでいた。
こんあ感じだ。
鯉のぼりを背にすると河原淵神社への参道がある。お伊勢さん125社の河原淵神社は船江上社と隣あって祭られている。石階を上り、数メートルを歩くと
こちらが河原淵神社。お参り。
先行したツイートでお伊勢さん125社における賽銭箱の有無の理由について質問を受けたが、私も分からないため、各社をお守りされている方々に出会った時にお伺いすることにした。(気の長い話しだが・・・)
河原淵神社でのお参りを終えると左手に広がる境内へ移動し、地元の神社である船江上社にもお参りした。(さらに、お稲荷さんやその他小社が多数祭られているが、今日は船江上社にて一括お参り。)
船江上社の鳥居をくぐると朧ケ池の渕に沿って
参道を戻った。再び鯉のぼりをパチリ。
本日お伊勢さん125社で残るは自宅近くの河原神社のみ。八間道路へ戻ると地元ならではの行動に出た。帰宅途中にもなるのでスーパーでの買い物だ!
食材等を詰めたエコバックを手にして125社をめぐるなんてなかなかできる経験ではない! ありたいことだ。
コースマップに従い国道23号を越えるとさらに道なりに進む。道路幅は細くなり再び広くなるとそろそろ右折のタイミングとなる。こちらを右折。
御薗橋まで進むと行き過ぎなので、少しだけ戻ろう。
右折して住宅街を進むと「中日新聞」店を右に見て
DOCOMOのアンテナの先に・・・。さらに進むと
右手方向、住宅の右手に社叢が見える。こちらが河原神社(毛理神社を同座)の社叢である。
次の交差点で右折。パノラマでパ〜チリ。
やっと最終目的地に到着した。
お参り。
まだ、解決していないこの石の正体? あなたは誰?
御門の屋根は劣化が激しい。
帰り際に「奉仕会」と書かれた新しいバケツを発見。お疲れ様です。(感謝)
これにて本日のお伊勢さん125社まいり 大湊・神社めぐりは終了となった。
近所の自宅へかえる途中で振り向いてパチリ。名残惜しい。
【 20140506 の記録 】
- お伊勢さん125社まいり 大湊・神社めぐり
- ハマボウの群生(浜郷小学校記念公園)が伐採された理由
どうも、お世話になっています。
あの不思議な一対の構造物は、勢田川の水管橋の一部でしたか。
立派なものなので、何かバイパス道路でも作るのではないかと思いました。
p_m_aさん、
ご訪問ありがとうございます。
そうなんですよ、あの物体は水管橋の一部です。図面を確認しましたから確実です。
でも、この場所に水管橋が完成したら二軒茶屋の雰囲気も一変してしまうことでしょう。どうなることやら?