2015年09月05日(土) 泥だらけでの粟皇子神社(皇大神宮摂社)ほか巡り (車、徒歩)
松下社で執り行われる上棟祭の開始時刻が分からずに早く到着してしまった。現地で確認すると開始時刻は午前11時、まだ2時間半以上も余裕があった。30分前に戻ったとしても2時間は歩き回れる。
【参考】
『そうだ、粟皇子神社(皇大神宮摂社)へ行こう!』
松下社を後にすると民話の駅 蘇民の駐車場を通り抜けて国道42号へ出た。
粟皇子神社へは、JR参宮線 松下駅付近から林道、湿地帯を抜けて浜へ出るか、旅荘 海の蝶の敷地を通り抜けて坂を下り浜へ出るか、もしくは船を使って浜へ向かうか、そのいづれかのルートしかたどり着くことはできない。
今回は早く到着するために湿地帯を抜けるルートを選択、当初はこのルートを往復するつもりだったが、帰路は海の蝶の遠回りルートを選択することになった。
まずは、国道42号を鳥羽方向へ歩くと
右手方向を列車が走り、松下駅に停車した。停車している場所がJR参宮線 松下駅だ。
国道を進み、松下駅付近で駅を背にすると国道42号を離れて次の小道へ進んだ。
湿地帯が右手方向に広がり、
一本道が続く、とにかく先へ先へと進むと
林道へと変わる。
小さな峠を越えるとそろそろ湿地帯、
この付近では道路が苔むして湿潤さが体感できる。
さらに進むといきなり視界が開け、前方には湿地帯が広がっている。この中を通り抜けるのだ。
ところが、この時期は誰も通らないのだろう。しばらく藪漕ぎ状態が続いた。しかも足元はくるぶしまで浸かるほどに水が浮いていた。
藪漕ぎを終えると・・・。こんなはずじゃなかった。今までこの時期にこのルートを歩いたことがなかったのか?
完全防水ではないトレッキングシューズには水がしみ込み、ソックスも湿ってきた。やっと前方は開けると急ぎ足になった。
ついに、堤防が見えた。もうすぐ海だ。
この階段を駆け上がると
前方には海、海、海・・・・
ここは、「松下1号角落し」。
池の浦シーサイドパーク海水浴場方向へと堤防を歩いくと、途中にある松下2号角落し付近でパチリ。
粟皇子神社はこの浜の先に鎮座している。浜へ下りると
今日は誰も歩いていない砂浜に自らの足跡を残した。 『・・・僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る・・・』
足跡を確認しようと振り返ると足跡よりも足元が気になってしまった。なんとこんなに泥だらけになっていた。これは湿地帯との格闘の結果だった。帰りはこのルートを戻らないことを決意してしまった。
池の浦シーサイドパーク海水浴場の砂浜を楽しんでから振り向いてパチリ。
砂浜を後にすると
岩場の小道を進み。その先にも砂浜が見えている。
岩場を歩いている途中でこんな砂浜を見下ろした。ここに足跡を付けたい。思わず飛び降りた。
・・・
砂浜を先へ進むと右手方向に小道があり、その先に粟皇子神社は鎮座している。
その前に振り返ってパチリ。
ここが粟皇子神社への小道(参道?)。
小道から浜を望むとこんな風景。さっきまで独り占めの空間だったが、家族連れがやってきた。
こちらが粟皇子神社の社域。周囲は旅荘 海の蝶の敷地なんだろうか?
まずはお参り。
先日、この辺りの摂社・末社をお守りされている方に教えて頂いたことを確認した。
【参考】
- 神前神社(皇大神宮摂社)ほか、御造替は3年後 2015年08月09日
「社殿の柱を見れば、今回は御造替なのか、大修繕なのかがわかる。」 神宮の摂社、末社は40年に1回の御造替を基本とし、その間の20年で大修繕、その他適宜修繕が施される。つまり、前回が大修繕であれば、今回は御造替。粟皇子神社の柱の根本は継がれているから前回は大修繕、そして今回は御造替となる。
粟皇子神社には隣に御敷地があるので、隣に御造営されることになる。こちらも楽しみだ。
この写真では分かりにくいが左側は先ほど歩いて来た小道、右側はこれから歩いて行く小道、どちらも砂浜に出る。
誰かに見られている気配を感じて振り向いたところ、この人だった。「誰?」、見入ってしまった。
神前神社の御遷座が平成30年なのでこちらも同じ時期だろうか? 「彼が私を呼んでくれたらいいのに!」そんなことを考えながら粟皇子神社をあとにすると右手方向へと続く小道を進んだ。
今日は砂浜には立ち寄らずに、こちらの案内板の奥に見える祠にお参りした。
おまつりされている神様は分からねども、お参り。
後は松下社へ戻るのみ。旅荘 海の蝶へと続く坂道を上り始める辺りで、こんなものを発見。
さらに坂道の途中では、
こんなもの。
坂を登り切ると先ほど立ち寄らなかった砂浜を見下ろした。
旅荘 海の蝶の裏手から表へと回ると海の蝶を後にした。(いつもありがとうございます。いつかフロントに挨拶しよう。今日は駐車場が車でいっぱいだったからまだチェックアウトで忙しかっただろう・・・。)
坂道を下り、
国道42号へ合流する辺りでは生コンのプラントが設置され杭打ち機が稼働していた。
この部分が見上げるとゆっくりと右回転していた。鋼管を圧入してコンクリートを打設するのか?
国道へ出ると右折してから振り向いてパチリ。
ここからは国道42号を松下社まで歩くのみ。伊勢二見鳥羽周遊ばすCANばすが追い越して行った。
この付近は歩道が片側にしかない上に、途中で左から右へ・・・。まぁ、歩道がないよりはマシだが。
この先で右へとカーブの緩やかの上り坂。その右手には
こんなモノが飾られている(?)。古いしめ飾りが多数・・・。不思議な場所だ。
さらに進むと緩やかな下り坂となり
松下交差点を通過。
往路で国道を離れば場所まで戻って来た。
左手にはJR参宮線、長閑な雰囲気の中を・・・。
松下社まで戻ったが、まだ時間に余裕があったので神前海岸へと向かった。
【 20150905 の記録 】
- 松下社 上棟祭の朝(伊勢市二見町松下)
- 泥だらけでの粟皇子神社(皇大神宮摂社)ほか巡り
- 大注連縄張神事前、注連縄が外された夫婦岩の遠望(神前海岸より)
- 松下社、上棟祭・餅まき(伊勢市二見町松下)
- 大注連縄張神事を終えた夫婦岩と建て替え工事中の社務所ほか(二見興玉神社)
- 御造替を終え簀屋根が外された志等美神社・大河内神社(共に豊受大神宮摂社)
- 鳥居に設置された松井孫右衛門社の扁額(宮川 浅間堤)
- 第63回伊勢神宮奉納全国花火大会の準備(宮川河川敷)
どうも~。
粟皇子神社、松下側から「案内通り?」に行くとそういう光景が
待ち受けていたのですね!!
お疲れ様でした。
p_m_a さん、おはようございます。
湿地帯の藪漕ぎは初体験でした。季節を選べばもっと快適に歩くことができますヨ。
お伊勢さん125社まいり 二見めぐり