2015年01月12日(月) 偶然に見つけた玄忠寺(伊勢市二俣) (徒歩、車)
御頭神事(上社) 2015 (七起の舞、全段の動画あり) にて御頭の巡行を追いかけられなかったので、第二の目的であった法住院での初かさもり大祭(火渡り神事を含む)を見学するために
天神丘トンネルと進もうとしたところ通行止めとなっていた。(朝は通れたのに・・・)
上社へ向かう際は、このように
工事看板は掲げられていたのだが通行することができたので、看板を読むこともなくパチリとしただけで「今日は休工なのだろう」と思っていた。
トンネルを通ることができなかったので、トンネルを越える道を探して山を越えることにした。トンネルの入口に向かって左へ進み最初の路地を右折すると、トンネルの上へと通じる道を見つけた。
その道を進むと右方向にこの道を見つけた。石柱に引き寄せられた。
石柱に近づくとそこには「浄土宗 大巖山 玄忠寺」と刻されていた。初めての訪問だった。
参道を進むと説明板がある。
玄忠寺 号 大巖山
所在 伊勢市二俣一丁目
宗派 浄土宗知恩院末
本尊 阿弥陀如来立像本寺の草創は、慶長十八年(一六0八)と伝えられています。かつては大寺であったといわれます。
ご本尊のほか不動明王立像・弘法大師坐像や、紀州徳川家の初代頼宣(南龍院殿)ほか九基の、歴代藩主の位牌をまつっています。
境内に、大正期弘法大師八十八ヶ所の霊場碑を設けました。
また明応十年(一五0一)在銘の六字名号板碑があり、三重県下最古の六字名号板碑とされています。なお古碑も多くあります。
さらに旧門前右側に古井があり、その傍らの平石に<題玄忠寺>とする漢詩と和歌と数名の施主の名が刻まれています。元禄八年(一六九三)のものであります。
コンクリート製の本堂にてお参り。
その後、境内の奥へと進むと竹林の前にある池の中央には祠が祀られていた。
こちらには多数の石仏が並んでいるが、先の説明にある「大正期弘法大師八十八ヶ所の霊場碑」なのだろうか?
本堂近くへ戻ると
こちらが三重県最古の六字名号板碑。頑丈そうな覆屋で守られている。
さらに、その右には「経塚」と刻された碑が建っている。
参道を戻るとその途中には
お稲荷さんがある。
扁額を確認するとそこには「稲荷大明神」とだけ記されている。
祠の柱には今年の寒中御見舞の札が貼られていた。
お稲荷さんからさらに戻ると右手にはこの祠があり、
その奥には「月池碑」と刻された石碑があった。「月池」とは何だろう?
さらにその奥には玄忠寺弘法大師と刻された石柱、補修の跡が痛々しい。
玄忠寺を後にする時、スマホが鳴ると伯母の訃報を聞いた。この後、急いで帰宅の途に着いた。(合掌)
【 20150112 の記録 】
- 御頭神事(上社) 2015 (七起の舞、全段の動画あり)
- 上社々域の一画に鎮座するお伊勢さん125社 志等美神社ほか
- 偶然に見つけた玄忠寺(伊勢市二俣)