2015年10月03日(土) 屋根に銅板が葺かれた松下社(伊勢市二見町松下) (車、徒歩)
松下社(伊勢市二見町松下)では今月の24日に斎行される遷座祭に向け、社殿の御造営や鳥居の建て替え等が進められている。先週訪れた時には鳥居が建て替えられ、社殿の屋根には銅板が葺き始められていた。
夕方に松下社を訪れると案内板をパチリ。
この雰囲気は先週と変わっていなかった。
参道入口の鳥居の筋交いはまだ外されていなかった。
手水を受けてから鳥居をくぐると銅板葺きの屋根が目に入った。
お参りを終えてから新しい社殿を眺めていた。
銅板は屋根だけでなく、千木、鰹木にまで巻かれていた。
そろそろ完成に近づいている社殿をながめながら、大工さんとお話できました。
日曜日も休み無しだそうです。
この方は、第62回神宮式年遷宮にて宇治橋や内宮の御正殿などの御造営、そして遷宮を終えると斎宮復元建物工事、その後に松下社の御造営に携わているとのこと。
松下社の御造営の中で、屋根には銅板を葺かなくてもいい。
また、御垣の釘には和釘を採用したい。(今回の松下社の御造営では板垣に和釘ではなく真鍮釘を使用する指示が出ているとのこと)と・・・。「私も和釘がいいです。」と言ったところ。もう一度和釘の採用を打診してみるとのことだった。
和釘の雨だれには趣がある。
こちらは先月9月15日に遷御を終えた志等美神社・大河内神社(豊受大神宮摂社)の玉垣。御造営後1ヶ月足らずですでにこの雰囲気。和釘の雨だれには趣があると思えるのだが・・・
【参考】 恒例となった志等美神社・大河内神社(豊受大神宮摂社)、打懸神社(同末社)まいり 2015年09月23日
そんなことを考えながら松下社を後にした。
来週はこの筋交いも外されているのだろうか?
【参考】 松下社の御遷座までの経緯
- 新遷の準備が始まった松下社(伊勢市二見町松下) 2015年04月26日
- 仮遷座のために移設される社殿(松下社) 2015年06月28日
- 本殿仮移動後の松下社(伊勢市二見町松下) 2015年07月11日
- 地鎮祭を終えた(?)松下社(伊勢市二見町松下) 2015年07月25日
- 御新遷に向けた本殿の御造営(松下社) 2015年08月09日
- 御新遷に向けた本殿の御造営 #2(松下社) 2015年08月13日
- 御新遷に向けた本殿の御造営 #3(松下社) 2015年08月23日
- 御新遷に向け上棟祭、餅まきの準備(松下社) 2015年08月29日
- 松下社 上棟祭の朝(伊勢市二見町松下) 2015年09月05日
- 上棟祭の翌日、強雨の松下社(伊勢市二見町松下) 2015年09月06日
- 上棟祭の一週間後の松下社(伊勢市二見町松下) 2015年09月13日
- 御垣の工事が始められた松下社(伊勢市二見町松下) 2015年09月20日
- 鳥居が造替され、本殿の屋根には銅板が張られる松下社(伊勢市二見町松下) 2015年09月23日
- 鳥居は建て替えられ、本殿の屋根には銅板が張られる松下社、続き(伊勢市二見町松下) 2015年09月26日
【 20151003 の記録 】
- 宮川の河原で見つけた丸に近い石
- 宮川流域案内人とともに一之瀬川・上流域 能見坂峠巡りツアー
- 久具都比賣神社(皇大神宮摂社)と宮川の上久具渡し場跡
- 鳥居が建てられて御造替終了、打懸神社(豊受大神宮末社)
- 撤饌された?、上社(伊勢市辻久留)
- 屋根に銅板が葺かれた松下社(伊勢市二見町松下)