2015年01月29日（木） 遷宮諸祭儀、大御饌（土宮） （車、徒歩）
豊受大神宮（外宮）の別宮である土宮が御遷御を終えた翌日、午前７時から大御饌の儀、午前９時から奉幣の儀が斎行された。
【大御饌（おおみけ）】
遷御翌朝、禰宜以下により奉仕されます。
遷御の儀が滞りなく完了し、新宮で初めて神饌がお供えされます。【奉幣（ほうへい）】
川原大祓・遷御と同じ装束を着け、大宮司以下、前夜奉仕の諸員により執り行われます。
まず祓所で修祓の後、新殿御前につき、禰宜が開扉。幣帛を奉奠の上、祝詞を奏上します。次いで幣帛を殿内に奉納し、閉扉ののち、大宮司以下玉串を奉って諸員八度拝を行い、遷宮祭はめでたく執り納められます。
本日も平日だったので出勤ではあるが、午前７時の大御饌の儀なら出勤前に拝観できたので30分前には到着できるように外宮へ向かった。
北御門付近の駐車場から北御門参道口を通り過ぎると表参道を目指した。
土宮が遷御を終えた翌朝（外宮表参道口）
表参道の火除橋を渡る前に祭典の案内掲示を確認するとそこには大御饌（の儀）の案内はなく、建国記念祭の掲示があった。
土宮が遷御を終えた翌朝（外宮表参道火除橋付近）
火除橋を渡ると手水舎にて心身を清め表参道、第一鳥居をくぐった。
土宮が遷御を終えた翌朝（外宮表参道）
斎館の前を通ったが、御門付近には神宮衛士の姿もなく静けさが保たれていた。「日を間違えたか？」と一瞬、不安を覚えるほどだった。
土宮が遷御を終えた翌朝（外宮表参道第二鳥居付近）
御正宮にお参りしてから土宮へ向かうと、雨儀廊の右側に報道陣が待機していたのでホッとしながら昨夜に遷御を終えた土宮（新宮）にお参りした。新しい場所でのお参りに慣れないためか、所作がぎこちなくなっていた。
遷御を終えた翌朝（土宮）
その頃、なぜだろう。槌音が響いていた。それは古殿から聞こえていたのだろうか。
【動画】 8秒（564 KB ） トントン、トントントン・・・
そんななか、新宮では大御饌の儀の準備が進められていた。
遷宮諸祭儀、大御饌の準備（土宮）
しばらくすると報鼓が聞こえた。修祓は忌火屋殿 前庭にて執り行われれいることが神宮衛士の会話で確認できた。
予想以上に時間が経過しただろうか、参道の規制が強化されると参進が近づいてきた。
遷宮諸祭儀、大御饌（土宮）
奉仕員が私の眼前を通り過ぎると
遷宮諸祭儀、大御饌（土宮）
またたく間に新宮に到着した。
【動画】 11秒（832 KB ）
神饌が収められた辛櫃は幄舎の左方向へと運ばれ、
遷宮諸祭儀、大御饌（土宮）
禰宜が神前に・・・。
遷宮諸祭儀、大御饌（土宮）
すると報道陣は速やかに前面に張り付いた。
遷宮諸祭儀、大御饌（土宮）
この背面で気配を伺いながら進行を想像していたら、ひとりの神宮衛士が左方向を指して「あちらの方がよく観えますよ！」と小声で教えてくれた。（感謝）
遷宮諸祭儀、大御饌（土宮）
お礼を述べて、静かに場所を移動すると確かに祭儀の様子を目にすることができた。
遷宮諸祭儀、大御饌（土宮）
さらに左へ、下御井神社の参道へ移動するとパチリ。昨夜に斎行された御遷御の奉拝席が広がっていた。
遷宮諸祭儀、大御饌（土宮）
献饌を終えると
遷宮諸祭儀、大御饌（土宮）
八度拝・・・
【動画】 21秒（1.5 MB ）
終盤となってきたので私は元の位置へ戻った。
遷宮諸祭儀、大御饌（土宮）
遷宮諸祭儀、大御饌（土宮）
しばらくすると報道陣は雨儀廊を離れ、元の位置へと戻った。
遷宮諸祭儀、大御饌（土宮）
ほんの短い時間だけ撤饌の様子を拝観することができた。
遷宮諸祭儀、大御饌（土宮）
参拝者の拝観場所が風宮付近まで下げられると
遷宮諸祭儀、大御饌（土宮）
祭儀は終了となり、
遷宮諸祭儀、大御饌（土宮）
退下となった。
【動画】 45秒（3.3 MB ）
斎館へと戻る奉仕員の背中を見送ると
遷宮諸祭儀、大御饌（土宮）
突然、風宮の右側（新御敷地の工事用カーテン）から神宮司廳のトラックが現れた。
土宮にて遷宮諸祭儀、大御饌が終了した後に登場した神宮司廳のトラック
風宮を通り過ぎ、切り返すと
土宮にて遷宮諸祭儀、大御饌が終了した後に登場した神宮司廳のトラック
土宮の雨儀廊前へ。どうも古殿の前まで寄せたかったようだが、パイプ椅子を片付けるのが大変なためこの位置に停車していた。古殿から運びだされた物が載せられていたのか？ あの槌音も関係していたのだろうか？
土宮にて遷宮諸祭儀、大御饌が終了した後に登場した神宮司廳のトラック
私は改めて土宮にお参りし、この場を後にした。
遷宮諸祭儀、大御饌を終えた土宮
