鳴海康平さんをナビゲーターにお迎えしてのギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

2017年03月12日(日) 鳴海康平さんをナビゲーターにお迎えしてのギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

写真好学研究所写真展の最終日には、写真展の締めとしてギャラリートークが実施され今回の展示に参加した研究生10名の写真展への取り組みやその思いなどが明らかにされていった。司会は当研究所の所長である松原豊がつとめ、研究生から情報を引き出すナビゲーター役は津市美里町在住の芸術監督鳴海康平さん。
研究生ひとりひとり順にどんどん質問が深められた。

こちらは鳴海康平さんが会場を下見する様子をそっと見付めている研究生。緊張でお腹が痛くなったそうだ。かなりのプレッシャー!

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)に向けて

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)に向けて

 

定刻の午後二時になると予定通りギャラリートークが開始された。所長の松原が開始を宣言。

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

第一期研究生10名による「写真好学研究所写真展」@三重県立美術館 県民ギャラリー

第一期研究生10名による「写真好学研究所写真展」@三重県立美術館 県民ギャラリー

 

会場入口から順番に・・・名前の紹介ののち鳴海さんが各研究生の作品に対する考え方などを堀り起した。ただ、時間が短かったからだろう、丸裸になることはなかった。

会場ではビデオ撮影されていたので、いつかその映像を見ることができる? ここでは、私のメモから思い出せることだけを記しておこう。

 

【寺本美穂】

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

鳴海: 撮ったきっかけ、選んだ理由は?
寺本: 1枚ずつ見ていたものを2枚くっつけたら面白かった
鳴海: くっつけた理由は?
寺本: くっついた後はしっくりし、二枚で世界が変った
鳴海: とてもキレイ、お金がかかる写真だな
並べた時に面白い、水っぽい、同じ色、枯れ具合が共通している
お金になりそうだがキレイ過ぎる
もっと自分の嫌いなものと向き合うといい

 

【武田美穂】

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

武田: 好きな水・・・、変化が大きかったもの(メモが不足)
鳴海: 同じようなものを選んで並べた理由は?
武田: 自分の中では別物に見えた
似てるけど並べた方が広がる感じ
鳴海: 全くお金にはならない、でも好きなんだろうなと感じる
本来奥行きがあるものの変化、境界線が消える
ミスプリ?と思わせる写真は近くへ行って見たくなる
松原: 不安要素は人を見たくさせる

謎めいている感

武田: モニターで見た時に・・・
鳴海: 右側の3枚は古いガラス(ゆがみガラス)越しに闇の森などを見た感じだ

 

【桝屋善則】

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

(自分自身、記憶を呼び覚まそうとしても思い出せず。)

 

 

【猪野真理子】

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

猪野: 自宅に鉢(?)スタジオがあり、その場所でiphoneによる撮影
セザンヌの静物画が好き、これほどは描けないので写真でこれくらいできればいいかと
鳴海: いろいろなカットからこれらを選んだ理由は?
猪野: 最初は風景などもあったのだけど、所長(松原)にはねのけられた
鳴海: 舞台のチラシに使いたいほどだ
なぜ、油絵ではなく写真でやるの?
猪野: 絵的と言われると複雑な(気分)
鳴海: なぜ、写真で
作家お作為をどこに置く?
質感に魅力を、それとも物に対しての魅力を?
猪野: 物に対して魅力を感じるがだんだんつまらなくなる
果物や花が好きで撮りたいと思った
クリアに撮ったらその思いが伝わらない
鳴海: ドイツの思想家であるヴァルター・ベンヤミンは本物にはアウラ(オーラ)があるから現実が良いと言っているが、猪野さんには写真にアウラが見えた

 

【坂口文香】

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

坂口: ドライフラワー、色の魅力にとりつかれた
iphoneで撮ったものを大きくして
乾いているものが変化するのが好き
鳴海: (背面から光が当てられているように見える2枚の写真を見ながら)この光は?
坂口: 西日、二枚とも

(?)  色調もウェット

鳴海: 死んでゆくものが好き? フランスで静物画、死んでゆくもの
坂口: どの時もキレイ、華やかではなく枯れているものもキレイ
鳴海: 素材を作為的に作る?
坂口: 素材を拾いキレイと思い、素材を乾かしているときにもキレイと思う
鳴海: まだ、続く?
坂口: 飽き性
鳴海: 白い壁にグレイのボードと作品、色調が好き!

 

【大賀悦子】

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

大賀: 気になったものを集め、とくに気になったものを並べた
高宮小の写真、蛇口には「さいごにかならずしめる」の文字
鳴海: 一枚一枚にタイトルがあるのはなぜ?
大賀: 一枚一枚、こだわり気になる
例えば、写真のプランタン、ウイスキーの名前かと思ったが調べたら廃業した店の名前だった

(しばらく、大賀が独りで話つづける (笑))

昼休み道に迷って、さらにふわふわ

鳴海: すべてに小咄がついている
写真を観て話を聞くと価値がある
(ここでレディメイド、表現主義などのキーワードが出てきたが私には理解できず・・・)

 

【中澤信夫】

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

鳴海: 撮った理由は?
中澤: ムーンライトではなくムーンナイトセレナーデ
主役は月ではなく、月が出ている夜
テーマを探していた時、スーパームーンに出会った
鳴海: 何時頃から?
中澤: 昨年の11月頃から
月が見えない写真もあるが、月は出ている(月光あり)
鳴海: 自分が思っているほどに怪しさがでていない
昼との対比は?
中澤: 昼と夜の対比も考えたがつまらなかった、昼は何でも無い風景

月の魔力

鳴海: どの形の月が好き?
中澤: 満月 力があり存在感がある
鳴海: 光量が弱いからボケる、これが怪しい
ボケる方が気持ち悪くなり自分自身との関係がクリアできる
クッキリ撮ることが写真ではない 決して
    これからも月を撮る?
中澤: しばらくは

 

【岩永史朗】

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

岩永: お城公園でたまたま撮れた
先生に見えた中で一枚だけが残った
先生の指示、自分の意志ではない
一週間同じ、そして少しずつ変化
鳴海: どういうところが気に入っている?
岩永: 看板が好きだったが、回りがキレイだから映えている
雨の日も雪の日も撮ったが汚い
鳴海: (ここにある3枚から)没写真の存在を感じる
もう飽きた?
岩永: 飽きて構図を変えるとダメ
鳴海: なぜ?
岩永: 爽快なのに安全第一

爽快 → 喪失
赤色が欲しかった
無いまま撮った
立っていた事実 → 無い事実
所長に怒られる
色がドライ

鳴海: 光の関係だろうか、水がウェットな感じを受けない

 

【森田博実】

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

森田: 仕事で住み始めた中村町
何千枚も撮っている
写真は地図の配置
鳴海: 写真には風景・人、どんな時に撮る?
森田: 撮ろうと思った時
唯一ボクだけがカメラマニア
技術をもっているが(他の研究生は)誰もわからない
鳴海: その寂しさがこれに現れている
モノクロームと違ってカラー、写真のひとつの面白み
(撮影する)森田さんに自分がなる追体験
数が多く、森田さんの魂、感情が出ている
ただし、これは譲れないという部分がない
松原先生(所長)に似ている
松原: タイトルはなぜ横文字
森田: グローバルに通じれば・・・

 

【吉田菜穂子】

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

ギャラリートーク(写真好学研究所写真展)

 

吉田: 東京から美杉に着て6年、大洞山のノルディックウォーキングルートを
鳴海: タイトルのLOOPはなぜ?
吉田: 英国留学の話をしたら・・・
L判 2枚を合わせるとLOOP 季節も続く
鳴海: いつの写真?
吉田: 10月〜12月 ひとつであって全体、常に続いていく
鳴海: 他にも撮っている?
吉田: いいえ、最初は自宅近くを撮っていたが
(所長に)写真展やるぞ、美杉を250枚撮ってこいと言われ
病気をして美杉に来たので元気にしてくれたものを撮りたい
ごちゃごちゃ考えずに撮ろう
5月頃に気づいた   苔
写真を撮ると考えることもあり写真をネタに山に入ることが楽しかった
鳴海: 歩いていることを追体験でき、微妙にずれているからリアル
松原: 道の入った写真はバシバシ除いた
鳴海: 追体験できるのは 窓のサイズ、もう少し高くてもよい
松原: レンズの穴を通じた光が
私に何を
今後はさまざまなお意見を

 

そして、ギャラリートークの後、本写真展のエンディングでは大谷清文さんによるピアノの即興演奏がプレゼンtのされた。このブースに展示されている写真から得るイメージを元に三者三様の世界が広がった。(感謝)

大谷清文さんによるエンディング演奏(写真好学研究所写真展)

大谷清文さんによるエンディング演奏(写真好学研究所写真展)

 

今回、ご協力いたたいた鳴海康平さんと大谷清文さんについてはこちら。

【参考】

ご協力ありがとうございました。

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