2016年06月11日(土) 御遷座を終えていた朽羅神社(皇大神宮 摂社) (車、徒歩)
先週、6月4日にお参りしてから一週間、朽羅神社を訪れた。朽羅神社は皇大神宮の摂社で度会郡玉城町原に鎮座している。第62回神宮式年遷宮に伴い4月下旬より御遷座に向けて準備が進められていた。仮殿が準備された4月下旬より毎週のように足繁く通ったが御遷座に際した訪問は今日で最後となった。
朝から【キタヰの妻】と玉城町の農園でジャガイモ掘りを終えると思い立ったかのように朽羅神社を目指した。いつもとは異なるルートで原の交差点へ突入(?)すると赤信号。前方には朽羅神社の社叢が遠望できた。
このルートの方は良いことを今になって気づいた。
いつもの場所、朽羅神社から少し離れた広い場所へ車を駐めるといつも通り歩いて朽羅神社を目指した。
なぜか緊張する。先週の状況から想像すると「御遷座はすでに終わり、もしかすると仮殿も姿を消しているのでは・・・」
この場所はいつもと変わらない。ただし、先ほど原交差点から遠望した時、社叢の隅に置かれていた簡易トイレが姿を消していることに気づいた。
御遷座はすでに終わっているだろうと心して参道へ入ると
こんなところにも変化を見ることができた。柄杓は古く以前のままのようであるが、手水石には真新しい木製の蓋が掛けられていた。蓋の新しさと柄杓の古さの強烈なコントラストにまずは先制パンチを食らった。
参道をさらに進むと
仮殿は姿を消し、朽羅神社の御遷座は終了していた。
【キタヰの妻】と新しくなった朽羅神社にお参り。
仮殿が建っていた御敷地には、その痕跡さえ残されていなかった。
そして大修繕を終えた社殿は檜の香りに包まれ、その前に佇むと心が落ち着いた。
こんなところにも心地よい香りに魅せられているお仲間が・・・。
最後に建てられた鳥居も真新しい。
鳥居は、丁寧に仕上げられていたが
ところがこちらの御用材にはかなり大きな節が多数点在していて
加工には難渋したのだろう。小工の皆さん、お疲れ様でした。今後もよろしくお願いします。
次回は修繕との噂を聞いているが、どちらの神社で御遷座となるのだろう?
【 朽羅神社(皇大神宮 摂社)の御遷座まで 】
- 修繕のために仮殿が準備された朽羅神社(皇大神宮 摂社) 2016年04月23日
- 仮殿遷座を終え修繕が開始された朽羅神社(皇大神宮 摂社) 2016年04月30日
- 朽羅神社(皇大神宮 摂社)の仮殿にお供えされていた米と塩 2016年05月01日
- 修繕作業が続けられる朽羅神社(皇大神宮 摂社) 2016年05月04日
- 覆屋が掛けられた修繕作業中の朽羅神社(皇大神宮 摂社) 2016年05月08日
- 修繕の作業が進められる朽羅神社(皇大神宮 摂社) 2016年05月14日
- まだ覆屋の中にある朽羅神社(皇大神宮 摂社) 2016年05月21日
- 覆屋が取り外された朽羅神社(皇大神宮 摂社) 2016年05月28日
- 大修繕がほぼ終了となった朽羅神社(皇大神宮 摂社) 2016年05月29日
- 鳥居も建てられ御遷座の準備を終えた朽羅神社(皇大神宮 摂社) 2016年06月04日